しろうと自然科学者の自然観察日記

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2018.11.15
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カテゴリ: 山野草
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年8カ月、連載は連続2,400回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[10]】はユリ科の植物です。第8回は、ユリ科のアマナの花です。(2014年3月29日撮影)。
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☆アマナは、福島県以西の本州・四国・九州に分布し、日当たりの良い草原に生えるユリ科アマナ属の多年草です。アマナの葉は線形で、長さ10~25センチ、幅は5~10ミリです。(2014年3月29日撮影)。
  • アマナ02.JPG

☆アマナの花期は、3~5月です。アマナは、中央がくぼんでUの字になった2枚の葉の間から花茎を伸ばし、その先端に花を1つだけつけます。花被片の外側には、紫のスジがくっきりと見えます。(2013年3月20日撮影)。
  • アマナ03.JPG

☆花の形は同じユリ科のチューリップに似ており、かつてはチューリップ属に含められていたこともあるそうですが、花茎の途中に2枚(~3枚)の苞があるので別属のアマナ属に分類されたそうです。(2013年3月20日撮影)。
  • アマナ04.JPG

☆アマナの苞は2枚か3枚で、左の花は苞が3枚、右の花は苞が2枚です。(2016年3月23日撮影)。
  • アマナ05.JPG

☆「アマナは2枚の葉の間から花茎を伸ばし、その先端に花を1つだけつけます」と書きましたが、このアマナは花茎の先端とともに、花茎の途中にも花をつけています。調べてみると、1茎1花ですが、2~3個の花をつけることがあるそうです。(2017年3月29日撮影)。
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☆アマナの花のつくりは、6枚の花被片(外花被片3枚と内花被片3枚)、6本の雄蕊、1本の雌蕊です。(2016年3月23日撮影)。
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☆雄蕊6本のうち内側の3本の雄蕊の葯からは花粉が出ていますが、外側の3本の雄蕊の葯からは花粉が出ていません。時期がずれているのでしょうか。雌蕊花柱の先端は3つに分かれています。(2017年3月29日撮影)。
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☆アマナ(甘菜)の名は、球根(鱗茎)や葉に甘味があり食べられることに由来するそうで、食べられる山野草には、菜(な)の文字が付くとのこと。学名は「Amana edulis」で、属名は「Amana」(アマナ)で、種小名の「edulis」は「食用の」という意味だそうです。日本以外では朝鮮と中国東北部に分布しているそうで、学名の属名には和名のアマナが採用されたようです。(2014年3月29日撮影)。
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Last updated  2018.11.15 05:18:26
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