しろうと自然科学者の自然観察日記

しろうと自然科学者の自然観察日記

PR

Calendar

Profile

しろうと自然科学者

しろうと自然科学者

Favorite Blog

我家で咲く花たち! … だいちゃん0204さん

陣馬山で出会った花… New! himekyonさん

用水路~K川散策日記… New! ★黒鯛ちゃんさん

金柑の実と花 hiromomoさん

Keyword Search

▼キーワード検索

2018.11.23
XML
カテゴリ: 山野草
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年8カ月、連載は連続2,400回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[11]】はメランチウム科(シュロソウ科)の植物です。メランチウム科は、従来の分類(新エングラー体系、クロンキスト体系等)ではユリ科に含められていました。第1回は、メランチウム科のエンレイソウの花です。(2018年3月29日撮影)。
  • エンレイソウ01.jpg

  • ☆エンレイソウは、北海道から九州の山地の林内のやや湿った場所に生えるメランチウム科(シュロソウ科)エンレイソウ属の多年草です。(2012年5月6日撮影)。
  • エンレイソウ02.jpg

  • ☆エンレイソウは、茎の高さは20~40センチで、茎の先端に3枚の葉が輪生し、小さな花を咲かせます。エンレイソウの花は、花被片の付け根より上に子房がある子房上位です。葉は葉柄がなく、菱形状広卵形で先端は短く尖り基部は広いくさび型です。(2014年4月27日撮影)。
  • エンレイソウ03.JPG

  • ☆エンレイソウは、葉の形や大きさ、外花被片の大きさや色など、種内の変化が多いのが特徴です。(2018年3月24日撮影)。
  • エンレイソウ04.jpg

  • ☆エンレイソウの花期は、3~6月です。花柄は長さ2~4センチ、花びらのように見えるのは3枚の緑色または褐紫色の外花被片(萼片)です。内花被片は普通ありませんが、まれにあるものがあるそうです。雄蕊は6本で葯は長楕円形、雌蕊柱頭は3つに分かれています。これは、東京都の高尾山で観察したエンレイソウですが、3枚の花被片は緑色で、薄い褐色の縁取りがあります。(2018年3月29日撮影)。
  • エンレイソウ05.jpg

  • ☆これは、東京都の高尾山の別の場所で観察したエンレイソウですが、3枚の花被片は緑色ですが、明瞭な褐色の縁取りがあります。(2018年3月24日撮影)。
  • エンレイソウ06.jpg

  • ☆これは、青森県弘前市で観察したエンレイソウですが、3枚の花被片は緑色と褐色の中間の色です。(2014年4月27日撮影)。
  • エンレイソウ07.jpg

  • ☆これは、北海道旭川市で観察したエンレイソウですが、3枚の花被片は褐紫色です。(2012年5月6日撮影)。
  • エンレイソウ08.jpg

  • ☆エンレイソウ(延齢草)の名は、中国では薬草として用いられていて、漢名を延齢草根(えんれいそうこん)という胃腸薬として用いられていたことから。(2018年3月29日撮影)。
  • エンレイソウ09.jpg


  • エンレイソウ10.jpg

  • ☆エンレイソウの仲間は、種子が芽生えてから開花するまでに10~15年かかるそうです。その後、10年以上は毎年花を咲かせるそうです。





    お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

    Last updated  2018.11.23 06:32:26
    コメント(2) | コメントを書く


    【毎日開催】
    15記事にいいね!で1ポイント
    10秒滞在
    いいね! -- / --
    おめでとうございます!
    ミッションを達成しました。
    ※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
    x

    © Rakuten Group, Inc.
    X
    Design a Mobile Website
    スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
    Share by: