しろうと自然科学者の自然観察日記

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2018.12.21
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カテゴリ: 山野草
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年10カ月、連載は連続2,400回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[17]】はサトイモ科の植物です。第1回はサトイモ科の植物の特徴です。なお、セキショウはサトイモ科からショウブ科に分類されましたが、【第10回・最終回】で紹介しています。写真は、ミズバショウの花です。
  • ミズバショウ04.jpg


◎肉穂花序の周りに仏炎苞がある。

☆サトイモ科の植物は、小花が花軸に密集した肉穂花序と、それを囲むように発達した仏炎苞が特徴です。写真は、ザゼンソウの花です。
  • 01-1ザゼンソウ.JPG

☆サトイモ科のテンナンショウ属などでは、仏炎苞の筒状になっている部分を筒部といい、筒部の先端の幅広い部分で舌状に伸びる部分を舷部といいます。写真は、ミミガタテンナンショウの花です。
  • 01-2ミミガタテンナンショウ.JPG


◎両性花で4枚の花被片がある―肉穂花序の種類その1。

☆サトイモ科のミズバショウ属・ザゼンソウ属は、小花は両性花で4枚の花被片があります。写真は、ミズバショウの花です。
  • 02-1ミズバショウ.JPG

☆写真は、ザゼンソウの花です。
  • 02-2ザゼンソウ.jpg


◎雌雄同株・雌雄異花か雌雄異株で雄株・雄花から雌株・雌花に性転換する―肉穂花序の種類その2。

☆サトイモ科ハンゲ属のカラスビシャクは、仏炎苞の中にある肉穂花序の上に白い雄花序があり、下に黄緑色の雌花序があります。写真は、苞の前面を取り除いたカラスビシャクの花です。
  • 03-1カラスビシャク.JPG

☆サトイモ科テンナンショウ属は、雌雄異株で雄株・雄花から雌株・雌花に性転換します。なお、雄花と雌花を持つ中間型もあるそうです。写真は、マムシグサの花です。
  • 03-2マムシグサ.jpg

☆サトイモ科テンナンショウ属・ハンゲ属は、肉穂花序に様々な形の付属体があります。写真は、ウラシマソウの花です。
  • 03-3ウラシマソウ.JPG


◎単子葉植物なのに葉は線形でなく複雑な形のものが多い。

☆サトイモ科の植物は、他の多くの単子葉植物と異なり、多くの小葉がある鳥足状複葉、3枚の小葉がある複葉、ハート形で先端が尖った葉、葉脈が網状になった葉を持つものなどがあります。写真は、鳥足状複葉のミミガタテンナンショウです。
  • 04-1ミミガタテンナンショウ.jpg


  • 04-2ザゼンソウ.JPG





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Last updated  2018.12.21 05:40:38
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