入院5日目(退院日)

お産入院のすべて―2人目編


10月25日(土)入院5日目(退院日)

■長くて短かった入院生活

 頭痛とともに迎えた朝。今日は退院日である。
 授乳を終えた6時前、シャワーを浴びた。一晩中飲ませていたにも関わらず、おっぱいが張って痛かったので、すっきりするまで搾乳。ようやくおっぱいがフニャフニャになった。身体が温まったことでヘモも楽になり、人心地ついた。ふー。

 7時半、美容師さんが部屋に来た。パルタがいるのを見て、「後にしましょうか。もう一人の人を先にしますね」。この病院、退院日の朝に美容師さんによる洗髪&ヘアセットのサービスがあるのである。だからさっきシャワーを浴びた時にも、髪の毛は洗わずにいたのだった。

 8時、朝食が来た。昨日あんなに食べたにも関わらず、おなかが空いていたのでぱくぱく平らげた。

 8時半になってようやくパルタが目を覚ましたので授乳。その最中に、再び美容師さんが登場。「終わったら行きまーす」と答え授乳し続けていたら、赤ちゃんの診察がありますので~とやってきた看護師さんにパルタを連れて行かれてしまったので、ビューティー室に向かった。

 洗髪のためイスに座るとヘモが痛んだが、背もたれが倒されるとラクに。シャンプーとリンスをしてもらっている間、極楽、極楽。普通に座れない私の様子を見て、美容師さんはバスタオルでパパッと円座を作ってくれた。ありがたい。帰りの車で使おう。

 洗髪が終わるとパルタの退院用の服を届けにナースステーションへ。折り返し、着替えたパルタがすぐに部屋にやってきた。50~70cmの服はデカイパルタでもさすがにぶかぶか。ああ、新生児なんだなあ~と改めて思う。

 帰りの身支度を済ませ、授乳をしていた10時半ごろ、父とルンバが迎えにきてくれた。父の第一声は「ルンバが言うことをきかなくて! 車も止められやしない」。すぐに車を止めに部屋を出て行った。

 ふと見ると、ルンバときたらズボンは後ろ前逆だわ、腰まで上がっていないわでヒドイ格好だ。しかし「ルンバくん、ちゃんとじぶんできたんだよ!」とうれしそうにしている彼。出がけに着替えでぐずり、さすがに母に「早くしなさい!」と怒られたのだとか。母が一度着せた服は全部脱いでしまい、自分でまた着直して、やっとおさまったらしい。

 戻ってきた父にまず荷物を運んでもらい、ルンバを連れて受付で会計を済ませた。金額はルンバの時とほぼ同額の、約34万円。

 会計を終えるとナースステーションで記念撮影。ルンバ、パルタ、私が座っていたら、看護師さんが父にも声をかけた。普通はパパが一緒に写るようだが、夫は今日夕方まで来れないため、いないのだ。いざ撮影という時になってパルタは泣いてしまい、2枚撮った写真はいずれも泣き顔となってしまった。

 その足で先生に挨拶をしに診察室へ。挨拶が終わると、看護師さんの見送りのもと車に乗り込み、病院を後にしたのだった。長いようで短かったお産入院生活はこれで終わりだ。ここからは、実家での戦いの日々が始まる。

■ついに退院、その時私の体調は

 退院時の体調はこんな感じ。

■ヘモ痛がひどく、円座を使っても痛くて座れない。そのためにベッドなどで横向きに座り城藩士を起こすという変な姿勢をとっていたので、腹が筋肉痛で歩くと痛み、ヨロヨロしてしまう。

■お産パッドは昨日からS1枚に。悪露の量がだいぶ減ってきた。

■足は少しむくんでいるが、史上最大の象足となったルンバ出産の退院時ほどではない。あの時は尿たんぱくが+++で、かなり疲労がたまっていたのだ。今回、尿検査が異常なしだったことからもわかるように、前回よりはいくぶんマシな体調のようである、これでも。


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