お座敷猫くらぶ

日本語を意識して・・・

思ったのは働き出してからなんです。
遅いんですけど・・・
別にそれまでは何とも思ってなかった・・。
歌謡曲は聴いてたけど
中学生の頃から洋楽の方が好きで
友達が人気アイドルにお熱あげてても
無関心に近かったなぁ・・。
洋楽の方は当然英語の意味わからなくても、
曲のリズムやメロディーが大好きで
それを中心として好みで聴いていたなぁ・・・。
本当に好きな人は歌詞の意味まで
ちゃんと調べてしっかり
聴いておられるみたいだけど・・。

今でもハッキリ覚えているのは
私の横で妹が稲垣潤一のテープを
聴いてた時にふと”ことば”に気づいた。
それまではあまり歌詞を意識してなかった。
言葉をのせてる声さえ只の音のひとつだった。
歌詞に集中すると考え事出来ないんですもの。

五月雨ってキレイな言葉だなぁ・・・って思った。
五月の雨って書いて「さみだれ」・・
とても風流な・・誰が考えたんだろ？？
言い出したらキリがないくらい素敵な
美しい言葉っていっぱいあるのよねー。
日本語ってイメージ沸くよね。
その情景や形・色や香りまで・・
それからは歌詞を意識して聞くようになったー。
それまでは音楽って私の中では
意識の後ろで流れる
心地よい環境を意味してたんだけど・・。

よく例えられるけど、英語でYouも
日本語には沢山の言葉が・・あなた・君・お前・貴様・・
色んな使い方あって難しいけれど、美しく使いたいなぁ
と思う・・。
だから、貧しい日本語で話をされてるのを聞くと
残念に思うことあるなぁ・・。
そういう私もこの歳で使いこなせてないけれど・・。
でも意識することは忘れないでいたいなぁ・・。

さっきTVで谷村新司が「いい日旅立ち・西へ」を
唄ってたのを聴いて、どっぷり言葉の世界に
旅した気分。とても素敵な歌詞でした・・。

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