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一人前の鳶だった安蔵は、ある日高い足場から落ちて足首を折ってしまう。

女房ももらえず、食うものにも困り、みすぼらしい格好で向かう先は、兄思いの妹・みゆきのところだった・・・ 表題作他7編収録の短編集。

さて、藤沢周平ですが、読むのは初めてです。
さすがに大御所、広く親しまれているだけあって、とても読みやすく絶妙な優しさがある。
読後感も心地よいです。


一番良かったのは、↑でも書いている表題作の『時雨のあと』。

安蔵は、妹のところへ金の無心をしに行く。
みゆきは仲町で女郎をしており、兄は錺(かざり)職人をしていると信じている。

両親が失踪した時、まだ子供だった二人。そのときの兄の姿。
そして現在の窮状。周りの暖かいい人々。

誰にでも、時雨が降ることはあるだろう。
大事なのは、『時雨のあと』だ。

他には、ミステリー的要素のある『闇の顔』『秘密』など。私としては『鱗雲』も良かったです。
舞台は全部、江戸時代。あとがきにもあるように、この時代の庶民が精一杯人間的に生きようとしたことに焦点をあてています。職人、下級武士、隠居、町娘などなど市井の人々。博打にはしってしまうものや、身分違いの恋、復讐、夫婦間、親子間の問題、勢力争いに巻き込まれたり。
使い古された感はありますが、それでもやはり【人情】というものが一番ピッタリとくる。

『時雨のあと』 藤沢周平 新潮文庫(昭和57年6月発行)

・・・・・・・・・・・・・

最終更新日 2003年05月10日 23時28分40秒

テーマ変更の為更新(内容そのまま)





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最終更新日  2005年04月16日 00時49分50秒
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