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次々と語られる奇妙な話。

・自殺しようとする度に信じられない体験をして死にきれない画家
・あなたは交通事故で死んでいるのだと妻から諭される葬儀屋
・知らぬ間に妻が別人と入れ替わっていることに恐怖する外科医

(有栖川有栖さんの解説がわかりやすかったので、ほぼそのまま使いました。)
一見、なんの関わりもないように思われる4つの幻想的な出来事。
これが、ある病院につながり、やがて少しずつ重なっていき・・・


クラクラクラクラクラクラクラ。もうとにかくクラクラである。

これでもか、これでもかと足元がふらつく話が続いていく。

このまま、ただの不思議な話で終わってしまうのではないか?という不安がかなりの間続く。残りページは少なくなっているのに、収拾がつきそうにない。まだまだまだまだ、と容赦ない。

だが、着地しているのだ!これは凄い!
偶然に頼りすぎでは、と感じるけど、決着はつけてます。転々もしてます。クラクラで麻痺してきた分、あまり爽快感はないような・・・。これで最後がスッキリとしたら本当に凄い作品だと思いますし、ミステリーとして充分楽しめるのかもしれませんが、私には体力が足りませんでした(笑)
これが処女長編とのこと。多少の強引さも仕方ないというか、納得はできます。(85年に新潮文庫で出ているようです、読んだのは今年6月に出た文春文庫)

タイトル自体は面白いと思います。けど、この内容に対してどうかとなるとピンとこない。コメディとついてはいても、幻想的、もしくはホラー的要素のほうが強い。あくまで【暗色】コメディなので、大笑いできる明るい話ではありませんのでご注意を。もっとも、基本はミステリーです。ただ、ちょっと覚悟して読んだほうがよいかも。

連城さんは初めて読みました。流石の描写力。一つ一つの話は怖くもあり魅惑的でもある。それでも、やはり定評のある短編から読めば良かったかなー。ちょっと疲れました。今回、ほとんど【クラクラ】としか言えず。クラクラしたい人にはお薦めです(笑)





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最終更新日  2003年07月30日 00時39分15秒
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