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2003年09月24日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
元マル暴刑事、今はしがないビル警備員・桃山。

男物のコート、汚れたスニーカー、顔には青黒い痣があり血が滲んでいる。
そして地階の部屋にはもう一人、更に傷付いた少年の姿が・・・
外では、ヤクザが人を探している!

刑事を辞め、無気力な世捨て人となっていた桃山。
そんなときに何処からともなくやってきた、少年と少女(保と葵)
この二人の正体は?自分の採るべき道は?

新興宗教団体・神泉教による地下鉄爆破事件。


舟木会“三日殺しの”金谷。謎の女・城崎涼子。
組織、工作員。テロ。警察、公調、内調 そして・・・

現実逃避から現状打破へ。 しかしその思いはエスカレートしてしまう。
価値観の喪失と希薄な個。 いったい、どこへ行けばいいのだろうか?

与えられた任務を拒絶しての逃亡。
新たに生まれた、完遂しなければならない任務。
一枚のフロッピー。【アポクリファ】→【アポトーシス】
かつては「命なんて安いもんだ・・・」と言っていた保の生きる意味とは?

 “あなたの目の前に川が流れています。深さはどれくらいあるでしょう?”
   1、足首まで 2、膝まで 3、腰まで 4、肩まで


いつものように、出てくる単語を羅列してみました。『?』ばかりだし(苦笑)


緊張感のある三人の出逢いから話に引き込まれていきました。
解説によると福井さんの実質上のデビュー作といわれるもので、
その後の作品(刊行は先だが)の基、ともいうべきもののようだ。

ヘリコプター、護衛艦、ミサイル、爆発。
こういったものは、これまであまり面識がなく(笑)

人物にそれぞれ存在感があって、全体的には読みやすかった。
桃山の内に潜む熱さ。自分の道を進みきるしかない保。
生き方にこそ違いはあるが、願うことは同じ。心をうちます。
最後の終わり方も、“らしさ”が出ていてとてもいい。
してやったり、というところ。読後感も悪くないです。

大作『亡国のイージス』も気になるところ。評判もいいですしね。
父も読んだようで、「これは良かったな」と言ってました。
歴史物以外でかぶるのは珍しい。(二人とも買ってしまったようです)
普段貸し借りなどはしないので、他にもダブリがあるかも(笑)






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最終更新日  2003年10月19日 23時30分31秒
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