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などなどを星新一が改作すると何だか妙な展開に・・・




言わずと知れた星新一。
冒頭の『いそっぷ村の繁栄』は、お馴染みの話を下敷きにしているので、通常の星作品よりもさらに、すぅーと話に入っていける。(最も、入り込んだときにはもう終わってた、ということも数多い。)

思わずニヤッとしてしまうもの、うーんと唸るもの。
ユーモラスだけれども、皮肉がきいている。
中身はもちろん、後味もバラエティーに富んでいて、とっても豊か。

内容をまとめようとすると、そのまま写したほうがはやくなってしまうのでやめておこう(笑)。今更だけど、星新一ってやはり凄い。一つ一つの話をそれぞれ膨らませていけば、短編、中編、場合によっては長編にもなってしまいそう。無駄を省いてとってもシャープに仕上げる。星新一のショート・ショートから着想を得ている、他の作家の作品って結構あるのではないだろうか。

読みながら、奥にある意味をなんとなく考えているうちに、もう次の話。
テンポがいい。つい止まらなくなる。


本を読む習慣をつけたいけど何を読んでいいのかわからない、とかいう場合。
星新一はとっても好都合な存在なのではないだろうか?
手軽に読めて、その上面白い。
難しいことを書いているわけではないけど、なかなか深いものもある。
何より名前がいい。新しい、一歩には最適。(ちょっとくるしい)

簡単に読める。自分でも書けそうな気すらしてしまう。だが、これはとてつもなく難しいだろう。と、新井素子さんの解説にもあった。やはり皆思うのか。また「星さんの作品は、近々千編になろうとする数なんです。」とも(昭和57年7月の段階)。とんでもないですね。「一時、星さんは、作品数を王貞治のホームランの数と競っていたことがあったのだそうです」というのも面白い。
ほんとに星の数のごとく作品を残してますね。(肉眼で見える4等星までの星の数がだいたい千くらいらしい)

『未来いそっぷ』 星新一 新潮文庫 (昭和57年8月発行)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここからは、実際の内容とは関係ない話。
『未来いそっぷ』は、再読でした。以前読んだのは、小学生の頃。


幼稚園の頃から、町内会の集まりで剣道を習っていた。
“道場”というような本格的なものではなく、中学の体育館で。
2つ上に、憧れのTちゃんがいた。
Tちゃんは、剣道が強かったのだが、巧い!といったほうがしっくりくる。
試合で逆胴を決めていた中学生のTちゃんは、めちゃくちゃ格好良かった。

(私が通っていた剣士会は、基本練習が主でそんなに厳しくなかった。そんななか【逆胴】は、先生から教わていなかった。私にとっては、憧れのかっちょえぇ、大人の技だった)

そのTちゃんが、「これ面白いよ」と貸してくれたのが、この『未来いそっぷ』だった。
当時は、圧倒的に漫画ばかり読んでいたけれど、Tちゃんのお薦めを逃すてはない。読んでみたら、普通に読めるし面白かった、という記憶がある。(或いは、最初の『いそっぷ村の繁栄』しか読んでいなかったかもしれない)

そんな思い出があります。いや、ただそれだけなんだけど。
ちょっと、17、8年前を思い出しました。Tちゃん、元気かな~。

ちなみに
自分が中学生の時の試合で逆胴を決めた時は、最高にうれしかった。
「もう、これで剣道人生に悔いなし!」と思ったものだ。
不思議なもので、それ以来急に試合で勝てなくなったけど。
(不思議でもなんでもないか。満足してしまったんだな)

以上。






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最終更新日  2004年03月14日 23時35分21秒
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