福内鬼外(月日が往く)

福内鬼外(月日が往く)

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

http://buycialisky.com/@ Re:コメント読めんと(07/07) which works best viagra cialis or levit…
http://cialisvu.com/@ Re:コメント読めんと(07/07) alternare cialis e viagracialis clonete…

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2004年05月08日
XML
カテゴリ: → 読んだんよ ←
1億2千万年前、ラウレンティスは未知の球体を発見した。
青白く発光し、明滅を繰り返す。歯で噛んで砕けたとき、それは“意志”を発した…



まだ『黄泉がえり』を読んでおらず、梶尾真治の本は
『チョコレート・パフェ浄土』 に続いて2冊目です。

表題作は、恐竜が【知性珠】を与えられ、進化していく未来をみる話。
彼らが見た未来とは?そしてラウレンティスがとった行動は?
ラストを含めてきれいにまとまっているけど、そんなに心は動かず。

それよりも、『時尼に関する覚え書』のほうが好み。

満3歳の時にあった謎の女性。
彼女は私を待っていた。
自分の指からリングを外し、私の手をとり指輪をはめた。
そして、「また会うことになるのよ」という言葉を残し、いってしまった。


ジニィと名乗った彼女は、【そときびと】・・・

内容的には、『ハイペリオン』の学者の話を想い起しますが、


あとは『芦屋家の崩壊』。
これが、以前、津原泰水 『蘆屋家の崩壊』 の感想を書いた時に、猫のゆりかごさんがおっしゃっていた話か!

タイトルだけ頂戴した、といった感じで、本家とは雰囲気の違う“ちょっといい話”になっています。

この他の収録作品は、
『地球屋十七代目天翔けノア』、『発電の日』、『あぶきっちん』、『無実の報酬』、『紙風船』

全体を通して、横山えいじさんの挿絵がどうも雰囲気をそぐように感じます。
ファンの方には申し訳ありませんが、ほのぼのしすぎていて緊張感がなくなってしまう。
ブラックにするには落ちきらない微妙な絵。(“芦屋家”の絵は嵌ってると思うけど)
前に読んだ『チョコレート・パフェ浄土』もそうでした。
コミカルな話ならあうかもしれないし、もしかしたら何か狙いがあるのかもしれませんが、

(勝手を言えば、自分が抱いた【話】のイメージと全くかみ合わず、なんだかスッキリしない。
反対に、影響されやすいということもあるのだが。)

『恐竜ラウレンティスの幻視』 梶尾真治 ハヤカワ文庫JA (1991年8月発行)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年09月19日 22時59分58秒
コメント(2) | コメントを書く
[→ 読んだんよ ←] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: