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Apr 9, 2005
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"こんなのでいいの?"という、公園に浮かんでるボートみたいな舟に乗り込み、
"こんなところに本当にクジラがいるの?"という、静まり返った入り江に漕ぎだした・・・。
(とはいえエンジンがついていて結構スピードがでる!)

メンバーは9名。リーダーは、とっても顔の濃い、
(おそらくこれ以上こくすることはできない)リカルドくん。

彼は電話口の声だけで、廃墟の町を虹色に変える、
そんなさわやかさと頼もしさをもっている。英語だってお手のもの!

そして英語の苦手な船長さん。


残りの乗組員は、(みんなかなり頼りナイが)・・・(>v<)
国境の町ティファナの家族づれ、そして昨夜、町の人たちから、
やはり「クジラのシーズンはもう終わった」と告げられ、
意気消沈してバスに乗り込もうとしていたところを、
偶然いあわせた謎の東洋人に呼び止められた イスラエルのバック・パッカーズ。
そして最後は、その謎の東洋人である・・・。(・v<)

とにかく一行は、「クジラの中には、われわれのように、
多少スケジュールにおくれる個体もいるのでは?」という
そんな期待いっぱいに、世界各地から集っていたのである。(@v@)

用意された防寒スーツを着込み・・・おしくらまんじゅうみたいに
小さなボートに一丸となった。



               ☆

メンバーの中に、「はたして、この苛酷な(?)旅にたえうるのか・・・」
と心配になる小さな女の子がいたので、(セレナ4さい)
私は密かにクジラとの遭遇を確信していた。理由はカンタン。
私の専門のイルカたちは、子供たちの声が好き・・・☆


ボートの上で死にかけているセレナに、リーダーの口からその情報を
リークする・・・。もちろん「イルカ」というところは、
巧妙に「クジラ」にすりかえて・・・。(・v<)

うなだれていた彼女は、目をまぁるく見開いて私の方を見た。
このぐらいの年のコがよくやる『本当に、本当!?』のあの目である。
私はゴマカシがバレないように、かなり大げさにうなずいた。
すると彼女はほんの一瞬、本当に可愛いほほえみを見せて、
くるっ、と海にむかって、クジラを呼びはじめた。

「バジェーナ、ベーン!」 (クジラ、おいでよ~)

その声は、あっという間に風にかき消されるけれど、
彼女の横顔は真剣だ。 

(こんなコドモの素直さは100%世界共通で、
 そんなのを目撃すると、やたらウレシクなっちゃうよね☆)

「イジワルしないよ~、」トカ、「オチビちゃん、おいで~」
などと言ってる(らしい) 
(どう見ても、キミのほうがオチビだと思うんだけど)

私も覚えたてのスパニッシュでクジラを呼んだ。


「バジェーナ、ベーン!!!!!」

                       いよいよ明日が最終回!

Travel Journal at Guerrero Negro on 2001.





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Last updated  Apr 10, 2005 01:02:07 AM
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