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Nov 27, 2005
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テーマ: 戦争反対(1190)
○ちょっと長いので、おいしいコーヒーをいれて、お読み頂けると嬉しいです。

守りたいもの

Almost giving Up! (>w<)

自分で言い出した課題に凹みまくっている。
『戦争はなぜ起こるのか』わかりやすく説明する・・・という課題。

知れば知るほど、あらゆる戦争の無意味さと、
それをコンとロールする人たちの傲慢さに吐き気がするから。
誰もこんなの真剣に考えたいわけないよね・・・と、
実感してる。

"やりたい放題" を見逃していたら?

そんなメイカーのひとつアメリカ(国防省)は今、
新しい地雷(スパイダー)を作るために、
2100億円の予算を要求しているらしい。
被害者の19%が子供で、あまりにも残酷すぎるから、
世界中が反対してアメリカでもやっと製造が禁止されてたのに。

インドネシアの独裁者、スハルト大統領の時代、
アメリカ軍が教育したインドネシア軍は、東チモールで人口の3分の1の市民を殺した。
(スハルトはインドネシア全土で100万人を殺したと言われている。)
もちろん、レイプや拷問は言うまでもなく・・・。

ブッシュ・グループはそのインドネシア政府に、

今また、禁止されていた武器の輸出も開始するという。
『テロとの戦い』キャンペーン強化のために。

CIAのヒコウキは、ドイツの空港を勝手に使ってるって、
ドイツ人が怒ったら、
「他のヨーロッパでもやってるんだら、ほっといてよ。」と、


こんなこと私は絶対に信じられない。
どんなSF映画を見てるの?って感じ。全然リアルじゃない。

けど、これが リアル なんだ。(>~<) Can you believe it?

ジョージ・オ-ゥエルさんという(古い?)イギリス人の作家が
こんな小説を書いてたんだって。

主人公の仕事は、「真実省」ってとこに勤務して、
毎日毎日、政府の今の言動にあわせるように過去の歴史を書き換えて、
古い書類を「記憶のシュレッダー」に投げ入れるの。

で、そのオーゥエルさんが、こんな風に自問自答していたんだって。

「自由なイギリスで、メディアからでるニュースが、
全体主義(=今の北朝鮮みたいな国のこと)の怪物を
風刺した私の小説と同じなのはどうしてなんだろう?」

そしてその理由を2つあげてるの。(特に2つめにご注目!)

1.なぜならそれは、報道機関がみんな 裕福な人 によって
  所有されていること。
  そして彼らは明らかに 「ある特定の考え」 を隠したがる。

2.良い教育。もしエリート学校で適切に教育をうけると、
  人は、この世界には 「言ってはいけないことがアル」 という理解を、
  潜在的に心に植えつける。
  それが 『適切な教育』 の効果。
  もちろんこれは学校だけでなく、全システムにおいて。
  高度な教育を受ければ受けるほど、
  それは潜在化(内在化)する(んだって。)

私は思い出した。インドネシアの人たちが、
意見の違うアメリカ人に絶対、反論しなかったこと。
それは日本でも(日本人同士でも)よくあることだけど・・・。

あのオープンなインドネシア人の性格からするとちょっと不思議だったけど、
それは単にアジアのシャイな性格だけではなかったのかもしれない。
本人たちも気づいてない、伝統的な抑圧の影響が残っているのかも。
(なにしろ政府に逆らったら、それだけで殺されたんだから!)

そういえばハーフのナオミちゃんは、
「インドネシア人より、日本人のほうがココロが綺麗だと思うよ。」
と、言ってた・・・。

そんな私たち日本人だって、自分たちでは気づいていない抑圧
(というか、手法を変えた誘惑?)によって、
「疑問を抱く」 ・・・ということを忘れてしまってるみたい。
新聞に載ってることは、みんな決まったことで正しいのかな?って感じてる人は、
多いと思う。(私はよくそうなってる・・・)

でも実際は、この快適な生活を維持するために、
世界で毎日誰かが殺されてて、
なのに何ごともないように生きることができるのは、
気がつかないうちにココロの一部を麻痺させてるんだろうな。

でも、それじゃあきっと心のどこかにしわ寄せがくる。(と思う)
さすがにテロリストになる人はいなかったとしても・・・
そんな兆候がアチコチにある気がする。

だから私はそんなしわ寄せが悪化しないうちに、
今、はっきり見えてるものを、見えてると言いたいんだと思う。

大声で海に向かって叫ぶ。

「ヘッジ・ファンドなんてテロじゃないか~~~!」トカ、
「イラク戦争の過ちをちゃんとあやまれよ~~~!!!」
「核兵器なんか持ってるだけで犯罪じゃないか~~~!!!」

(もちろん今はココロの中だけでね・・・)

そう、私が守りたいのはきっと、
戦争や抑圧で引き裂かれる人たちと、
じわじわと引き裂かれてる、自分と先進国の人たちの ココロ。

いつまでも大切なものを、大切だ・・・って、
ちゃんとココロの奥から感じられるように。
その幸せを忘れないように。





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Last updated  Nov 28, 2005 03:05:15 PM
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