☆ｏｒａｎｇｅ　ｐｅｅｌ☆気分

いぶし銀のような クリント・イーストウッド と
モーガン・フリーマン の押さえた演技が本当にすばらしい。

慎重派で倹約家 のフランキー（イーストウッド）が、
高い漂白剤を使ったり、有料TVを観ている エディ（モーガン）
を注意するのが、2人の生活(性格)を表していて面白かったです。

ウエイトレスのバイトをしながら、ボクシングジムに通う
マギー ヒラリー・スワンク ）。
最初はトレーナーを断られるんだけど、
仕方なく面倒を見るフランキー。
初めはボクシングの構えもなってなかったように見えますが
後半、おなかの肉は割れて、かっこよかった。



気持ちよく、ボクシングの勝利シーンが続くと思いきや
後半に、 暗い話 になります。

テーマは（ネタバレ、反転してね→）「 尊厳死 」だったんですね。

彼の選択は正しかったのかどうか、私には正直わかりません。
切望する彼女の気持ちは痛いほど分かるけど・・。
（ネタバレ→）「 違法行為を肯定的に描く 」作品が
アカデミー賞に輝くことに 、ちょっとびっくりしました。
それとも、このテーマだからこそ、賞を取ったのでしょうか？

最終的に、フランキーが 実の娘と疎遠な訳 、
熱心な信者ではないのに 教会に毎日通う訳 は
明かされませんでしたが、焦点がぼやけるから
描かれなかったのでしょうか。
描き方のバランスはよかったです。
でも、ちょっと知りたかったかな・・。