☆ｏｒａｎｇｅ　ｐｅｅｌ☆気分

パリの各地区を舞台にした人間ドラマの数々を、

短編集。

＜印象に残ったお話＞

4区　マレ地区

　　この作品の監督はカズ・ヴァン・サントなんですね。
　　さらに惹かれます。
　　印刷所で男性同士が出会って、運命的なものを感じる話は
　　あまり印象に残りませんでした。
　　でも！でも！長髪のギャスパー君（左側）は美しかった。
　　あ～画像が小さすぎる！（笑）　
　　そして、監督の使いたい男優さんと、
　　私の好みは一致していることは確信しました



10区　フォブール・サン・ドニ　
　　女優の卵のナタリ－・ポートマンの激しい恋の話が
    良かったです。



19区　お祭り広場
　　広場に倒れている移民の男性と看護婦のお話。
　　1番、衝撃的で印象に残りました。


6区　カルチェラタン
　　老夫婦の久々の再会は皮肉たっぷり。いかにもパリらしい感じ。


20区　ペール・ラシェーズ墓地
　　結婚を目前に控えたカップルが、彼女の希望で
　　オスカー・ワイルドのお墓を訪れる話も好き。
　　ルーファス・シーウエルがいい味出ていました。


2区　ヴィクトワール広場
　　日本人の監督さんが参加されていたんですね。
　　息子を失ったジュリエット・ビノシュが死神（カウボーイ）
    に導かれ息子に逢う話。何とも幻想的でした。




16区　　16区から遠く離れて
　　自分の子供を託児所に預けて、ブルジョワ家庭に
    ベビーシッターをするために電車で通う移民の女性の話。
　　静かな展開ですが、赤ちゃんを見つめるまなざしや、
　　あやす手がとても印象に残りました。


正直5分は短すぎるかな・・と思いました。
このような構成は好みが分かれそうなので、
力強くはお薦めできませんが、この映画の雰囲気を
楽しめました。

18もストーリーがあると、人によって
惹かれる作品に違いが出るので、興味深いですね。

鑑賞後、この映画に携わった監督やキャストが
詳しく解説された雑誌（CUT）を読みふけってしまいました。
このような情報収集の時間って、楽しいです