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世界観

『ARIA』の世界(A.D.2301頃)は、惑星地球化改造(テラフォーミング)から約150年が経過した火星である。

火星はテラフォーミングの際、極冠部の氷の予想以上の融解で地表の9割以上が海に覆われた水の惑星となっており、アクアと呼ばれている。対して地球はマンホームと呼ばれている。

なお、地球の衛星である月をルナワンとし、火星の衛星であるフォボス、ダイモスを、ルナツー、ルナスリーと呼んでおり、ルナワンには月面都市が存在する。

舞台となる町、ネオ・ヴェネツィアはネオ・アドリア海に浮かぶ多数の島の1つにマンホームのヴェネツィアを移転したもので、歴史的建造物も多い。

また、それに伴い、イタリアやヴェネツィアの伝統行事も受け継がれている。
実際のヴェネツィア同様、車での移動は全面禁止とされている。 ネオ・アドリア海に浮かぶ島々には、アクア入植時に入植者の出身国ごとに島が1つずつ割り当てられ、それぞれの島にそれぞれの国の伝統を活かした文化村が作られている(ネオ・ヴェネツィアもその1つ)。

国境などの境界線が存在しないため、近隣の島にはゴンドラなどの移動手段を用いて、自由に出入りが可能。中でも日本村はネオ・ヴェネツィアから近い場所にあるらしく、ここが話の舞台になることもしばしばある(ネオ・ヴェネツィア自体も日本文化の影響を受けているのか、チラシやポスターに日本語が書かれていることも多い、また姓と名の両方、もしくは片方に日本風の名前が使われていることが多い)。

マンホームのヴェネツィアは21世紀前半に大規模なアクア・アルタにより水没してしまっているが、カフェ・フロリアン等、いくつかの建物はアクアへと移築されている。

作中の時間の流れ
アクアの自転周期は約24時間、公転周期はマンホームの約2倍の24ヶ月である。そのためアクアの暦は24ヶ月で1年となる。あくまで「約」と作中でも断っているが、話をややこしくしないためにきっかり24時間×24ヶ月になっているように見える。

水先案内業界ではマンホームからの観光客が多いため、お客様が混乱しないようにと各ウンディーネの誕生日はマンホーム暦(地球暦)で公表されている。

また、明らかになっている他のキャラクターの誕生日も全て1~12月の範囲内になっているため、行政などの正式な場でもマンホーム暦が使われていることが伺える。

アクアでは誕生日は1年(24ヶ月)に1度しかないが、マンホームに合わせて、1年で2歳分歳をとるようになっている。正式な誕生日の12ヵ月後(マンホームで言うところの1年後。つまり、アクアで言うところの2度目の誕生日)は裏誕生日と呼ばれ、その日にまた誕生日を祝うこともある。

だが、アリスの義務教育が一向に終わらないところなどを見ると、本作では季節は巡っても歳は取っていない様子である。また、コミックスのカバーには、どの巻も「A.D.2301」と書かれている。

作中ではアクア暦(A.C.)0075年=マンホーム暦(A.D.)2301~2302年となっている。

新年のカウントダウンなど暦の関係する行事はアクア暦で行っている模様。

ちなみに、灯里がアクアに降り立ったのは地球歴2301年4月3日。


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