火精人キムのオリボープラザ

Mar 11, 2005
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カテゴリ: 旅行記
「この手紙は俺に宛てられた手紙だって、直感的に思ったんだよ」



エル・パウヒというほとんど人のこないベネズエラの東南の果て、ブラジルとの国境近くの集落。

その小さな小さな集落すらからも約1時間も離れた、なーんにもないけど豊かな場所、光の農園、ランチョ・ルス。

そのランチョ・ルスでエリベルばあちゃんのお手伝いさんとして、多くの時間を彼女と過ごす謎のおっちゃん、フレディ。

ここに来る前はベネズエラの反対側、西の果ての州に住んでいて軍人として働いていたという彼。

なんでそんな彼が、今、こんな場所にいるのか。

興味津々で、どうやってここにたどり着いたのか、彼に聞いてみました。



もう20年近く昔と言ってたでしょうか。

その時、エリベルばあちゃんが勉強をしていた、とある神秘学のグループがあったのだそうです。



このランチョ・ルスを、子供たちが自然に囲まれ、平和に、安心して暮らせるようなコミュニティにしたいという願いを持っていた、そして今も持ち続けているエリベルばあちゃん。

自分の住むランチョ・ルスを、その神秘学グループの中で紹介するために、当時フレディが住んでいた、ベネズエラの西の果ての州にあったグループ支部みたいなところに一通の手紙を出したのだそうです。

そして、そのエリベルばあちゃんが東南の果てで書いた手紙がそこに着き、そのグループに属する2人の若者が、図書館でその手紙について、小声で話をしていたのだそうです。

その時、その図書館の、その2人の若者(もちろんフレディとは赤の他人)の、すぐ近くで本を読んでいたフレディの耳に、その二人の会話が入ってきた瞬間のこと、フレディは、

「その手紙は俺に宛てられた手紙だ!」

と、直感的に思って、その手紙をその二人の若者に読ませてもらい、そのまますぐに荷物をまとめて、国の反対端にあるという見知らぬ地、ランチョ・ルスのエリベルばあちゃんを探し求めてここにたどり着き、そのままここに定住することになったのだとか。



なーんか知らないけど、この経緯を語ってくれた時のフレディが、自分にはめちゃくちゃ格好良く見えた。

その自分の直感を信じて、即決、即行する、決断力と行動力が、きっとその理由でしょうね。



歴史に「もし」は通用しませんが、もし、あの時、エリベルばあちゃんが手紙を書かなかったら?

もしあの時、フレディがその図書館で本を読んでいなかったら?

もしあの時、図書館で本を読んでいたフレディが、その若者の近くに座っていなかったら?



きっと、フレディが我々を、人生で最高の元日(初日の出)を迎えた、あの場所に連れて行ってくれることもなかった。。。



「人生って、ほんと~におもしろいなあ・・・」って、彼の話を聞いて、心底そう思ったんです。

これやから、人生やめられまへん・・・笑






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最終更新日  Mar 11, 2005 10:29:05 AM
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