田中およよNo2の「なんだかなー」日記

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2004年07月07日
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カテゴリ: 超硬派
ギリシャが優勝した欧州選手権は番狂わせといってもいい。

だけど、ちょっと考えて欲しい。
大番狂わせではなくて、もしかすると歴史の転換点かもってこと。
いや、歴史の転換点を我々が認識したかもしれないということ。

例えば1996年のユーロ。
ポルトガル対チェコの評価を僕は覚えている。
すなわち、大会最も優れたチームであったポルトガルに対し弱小チェコはワンチャンスをものにした。
そして、焦りからポルトガルは自滅した、これが大方の見方だった。
でも、その後のチェコの選手の活躍を見れば、この感想は的外れであったかもしれない。


さらに、カントナを擁しながら、アメリカワールドカップにいけなかったフランス。
あの時は、ロスタイムで運がなかったという言われ方だった。
でも、このとき、フランスを破ったチームを覚えているか?
アメリカワールドカップ ベスト4のブルガリアだ。
ストイチコフ、バラコフ、レチコフ…うん、いいチームだ。
つまり、フランスは別に不運でもなんでもなく、パパンやカントナを擁しても勝つのが難しいくらいの相手だったのだ。
そして、これはルーマニアとあいまって、旧・東欧の国がサッカー界に名乗りを挙げる転換点だった。

別にサッカーに限ったことではない。
例えば、社会党が議席を伸ばし、参議院で過半数を割ったことがあった。
多くの人が単なる、一過性のものだと思った。
でも、故・早坂茂三氏はゆっくりといった。


聞こえる人にしか、聞こえないのだろう。
私は冗談だとしか思えなかった。

さて、今回のギリシャ。
番狂わせが続いただけだったのか、転換点だったのか。
これから、その証明が始まる。


あしからず。





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最終更新日  2005年01月15日 23時21分06秒
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