田中およよNo2の「なんだかなー」日記

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2005年01月16日
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カテゴリ: 脱力系
遠野凪子さん

おばさんたちには、現在の昼ドラ「冬の輪舞」の水島しのぶ役の人ですよ、といったらわかるかもしれない。
おばさんのほとんどは役者の名前まで覚えているわけではないから、そういった説明が必要である。

ちなみに、僕はこの子が随分以前から大好きである。
どのくらい前かというと、「嫁の出る幕」というドラマに出演していたときから好きである。

すっごい、和服が似合って知的で、すずやかで、なんともいえない感じがある。
竹久夢二さんの絵にも登場しそうな、女性である。

ざっくばらんに言うと、城崎あたりで隠れて不倫旅行をしたい、タイプやね。
それで、あんまり派手派手した夜の女じゃないの。
そっと、お金を渡すんだよね。
そしたら、凪子さんは「そんな、つもりでわたしきたんじゃ…」と声を詰まらせるでしょ。
そこで、私が言うわけさ。
「お母さんの入院費に使いなさいって」
そしたら、凪子さんはむせび泣くんだよね。
ちょっと、暗い影がある、愛人タイプだよね。

さて、妄想はそこらへんにして。

でも、この子、あんまり売れてない。
一般的な知名度も低いだろう。
でも、凪子さんは新人ではない。
むしろ、ちきっちりとしたキャリアの女優である。
映画「海が見ている」では主演も張っている。

役柄も優等生から花魁までこなしている。

NHK朝の連続テレビ小説の「すずらん」でも堂々としたものだった。
でも、ちょっと象徴的なことがある。
子役の柊瑠美さんのほうがブレイクしてしまった。
「千と千尋の神隠し」の声まで柊瑠美さんはやっているし、映画化かれたすずらんも遠野凪子さんよりも柊瑠美さんがメインの物語だったようだ。

これって、女優としては結構、屈辱的じゃないだろうか。

でも、ちょっとわかる。
凪子さんは演技がうまいばかりにあたりを引き立ててしまう。
そつがなく、上手な分、華というか特性が影をひそめてしまうのだ。
ありきたりに言うと、器用貧乏ということだろうか。
押し出す美しさより、引きの美しさであることも拍車をかけている。
主演というより、脇で輝きを増してしまっているタイプなのだ。

ただ、演技力があるから周囲が脇でほっとかなかったのだ。
その迷走のおかげか、遠野凪子さんは同じ年の女優の中からは遅れてしまったように思う。
これは、朝の連ドラの主演女優さんの中で比較してもあきらかだろう。

「あすか」の竹内結子さん。
「ちゅらさん」の国中涼子さん。
「ほんまもん」の池脇千鶴さん。
ついでに「てるてる家族」の石原さとみさんにもまくりに、まくられている。

ただ、僕は彼女の美しさとか、演技力は大人になるほど磨かれるように思う。
だから、「冬の輪舞」では劇画的な展開の中で、殻を破って欲しい。

あまりに固く、整えられた演技力の殻から彼女なりの存在感が湧き出すことを僕は期待している。
存在感が分かりにくければ、見ている人に忘れられないようなたたずまいが欲しいのだ。
きっと、演技だけではなく、何かが垢抜けたときにそれは可能なのだろう。

彼女に足りないものは、表現のドグマ、つまりは荒さなのだ。
うまい女優から、素晴らしい女優になって欲しいものである。

○遠野凪子さんのオフィシャルサイトはこちらです。
凪リズム☆遠野凪子 OFFICIAL WEB SITE







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最終更新日  2005年01月17日 02時14分49秒
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