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2006年03月25日
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カテゴリ: 藤沢周平
 数日振りに第4巻を手にして読んだが。
13頁の正に短編だが、後味の良いものではなかった。
後味というか、切ないというか内容はこうだ。
 28歳の妻子ある中級の武士が、逼迫しているある藩を取り仕切っている国家老の不正を見抜き、同僚に止められたにもかかわらず、わざわざ、直訴にその屋敷に3歳下の下男の松平だけを供につれ単身のりこみ、その後の事情は良くは説明されていないが、結果として切腹(殺害?)させられた。
 お家取り潰しにあうところだが、妻がその家老に穢(けが)されることで、子供の跡目相続を許される。それら事情を知っている松平が、下男奉公をやめてから、家老が藩の殿様に献上することになっている、命の次に大事にしている、梅ノ木を斧で伐採することで敵を打った。「下男には下男のやり方で一矢報いるやりかた」と説明されているが、こんな世もあったのかと、なんともいえない切なく悔しい思いが募ってくる。





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最終更新日  2006年03月25日 09時19分23秒
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