フランス・パリの良い思い出・UN BON SOUVENIR

フランス・パリの良い思い出・UN BON SOUVENIR

December 13, 2015
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二年ほど前に 「マッチ売りの少女~マッチを買ってくれるひとはいなかった~」 という日記を書いた。今日はそれに付随したことを少しメモしてみる。

日曜であるこの午後、ぼんやりとしていたらツイキャスが呼んだので(意味がわからない?ググッテくださりませ。)行ってみると、「普通の高校生と中学生とその保護者と教員」という人々が銀座でパレードをしていた。

お紙が教育費を削りに削ったので、学ぶ意欲があっても、普通の先進国と違って叶えられないので、色々助けてくださいという「お紙への訴え」が主旨のようであった。

いわゆる市民運動系のデモとは一線を画した「マッチ売りの少女」めいた可憐なコールを耳にして、独身で子どももいず、活躍など微塵もできず、もうすぐ還暦の私が、それでも心の奥になにかちくりとしたものを感じた。

ひとことでいうと、ああ、この世には多重構造の宇宙というのがあって、ひとはあちらからこちらへと乗り移れるのであるというならば、私もあのような可憐な子どもを持って好きなことを思い切りさせてやりたかったものであった、という痛みか。

沖縄のYさんがおっしゃっている「負け方を知らないから負けない」というのは、経験値が少ない若い世代こそそうなのかもしれない。「自分の願い」を「黄金」と交換しなくてはならないのは、今の世の中、生きている限りどの人間もそうであるが、「相手の悲惨さを見ても他人事として、更になにか落ち度はないかと自分の欲を満たそうと考える」相手にお願いするマッチ売りの少女たちの姿をみていることはなかなかに辛いことではある。

なるほど、私のほんの少しのEUのとある国での停泊時にも感じたことだが、EUにおいては一般的にこの国はとても先進国とはみなされていないという感覚がぬぐえない。なぜなら先進国(これだって怪しい定義であるが)として果たさなくてはならないことは、自分からは全然やっていないから当然なのであろう。格差が激しいのは先進国もそうなのであるが、それを隠そうともしないとか、英語などで拡散している情報を国内では隠すというのは、もう厳然とした「先進国ってマじいえなくない?」の世界なのである。

ああ、1970年に大阪万博の太陽の塔を見学した10歳の私にとって、2015年のこの国がこんなになっているなんて、信じられないことではある。あの塔を見学した少年少女だった皆さんならばそう思われる方も少なくないと私は信ずる。



自分だけ「まあ幸い恵まれた家庭に生まれたのでなんとかやってきましたが、ありがたいことではあるかもしれません」とか思っているとしたら、もう人間としては「あがり」なのではないか。

外国になん蝶もプレゼントする余裕があるのならば、自分とこの子どもにシャーペン買ってやれよ。お年玉やれよ。

ああ…いいたいことはこれだったのか。

マッチ売りの少女扱いされて怒る少年少女には伏して詫びる白髪頭のメモである。

なんでも直ぐに忘れるからの☆


パナセァ


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Last updated  December 13, 2015 09:43:28 PM
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