自立すること
今まで、「自立」とは他人に甘えないことだとばかり思い込んでいた。
それが大きな間違いだったのだ。
「自立」と「甘え」は全く別のこと。
学生時代からバイトをして学費は全部自分で出していた。
就職して独り暮らしをするようになって、これで経済的にも自立できたと思っていた。
でも、独りで生活しているからといって「自立」しているのとは程遠かった。
甘えたい時には甘えること。
自分をありのまま曝け出すこと。
そして助けを求めること。
自立している人はそれができるのだ。
自分のこころはガラス細工のように脆いくせに、
鉄の鎧を何枚も重ねて自分を曝け出そうとしなかった。
自分の殻に閉じこもって、自分を出さないで、 「他人に心配をかけない」ことが自立だと思っていた。
自分から助けを求めなければ、
誰も手を差し出してくれはしない。
辛い時には甘えよう。
そして他人が辛い時には甘えてもらえる存在になろう。
気付くのが遅かったけれど、
そうやって少しずつ「自立」して行こう。
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