More Movie & More Music

2006年11月10日
XML
カテゴリ: Movie(洋画)
てなわけで、Review3(完結編)です。
Review1と2で「スーパーマン」が映画向きでないということや、クリストファーリーヴについて述べ、この先のシリーズ化が危ぶまれていることを考察しました。
しかし、それらを踏まえると本作品がいかに 傑作 であるかが分かると思います。
本日はReviewの完結編としてそのことを述べたいと思います。

実は「スーパーマン」の映画か復活にはいろいろ企画が上がっていました。
まずVS物です。
「エイリアンVSプレデター」とか「フレディVSジェイソン」とか・・・あの辺の企画に似た・・・
「バットマンVSスーパーマン」という企画です。

どう考えてもゴッサムシティにデイリープラネット社があるのは無理な設定です(笑)
世界観が違いすぎるヒーローをくっつけることは困難だったのでしょう・・・
「スパイダーマン」なら世界観も似ていますが、いかんせん彼は「MARVEL」出身のヒーローなので競作は無理だったようです。
というやつですかね(笑)
どっちにしろ、そんなふざけた企画物で復活はしてほしくなかったのでそれはそれでよしとしますが・・・
実は、誰が新スーパーマンを演じるかでも難航しました。
クリストファー・リーヴの時は無名の俳優を起用して、結果としてシリーズは打ち切りになりました。
脇を超有名俳優で固めた「1」は空前の大ヒットとなりましたが尻すぼみのシリーズでした
ということは有名俳優にスーパーマン役をさせればいいのでは・・・と一時期ニコラス・ケイジに猛アタックをしていたようです。
いい俳優ですよ彼は・・・でもスーパーマンとは違うでしょ・・・(笑)
当人も笑い飛ばしたようです・・・
後世に物議を残すような映画 は完全にお蔵入りとなりました。
正直、ファンとしてはほっとしました(笑)

そして、製作サイドは王道で行くことを決めました。
主役は誰が見てもスーパーマンに見える新人を起用すること。
ロイス役も有名女優ではなく主演とバランスがとれるようにあまり知られていない女優。

まず、この3点は絶対です。
過去のシリーズの「1」の成功をなぞったわけです。
そして、違和感のないように、前シリーズの続編という設定にしました。
これはもともと企画の段階では「5」であった事からも分かりますが・・・おそらくクリストファーが生きていたらこのままだったと思いますが、続編ではあるが新シリーズということを強調して「リターンズ」と変更たようです。
また、その設定を裏付けるように、マーロンブランドをフィルム出演させました。
「1」の時に恐ろしい額のギャラをもらったようですが、故人ですのでこの辺はクリアしたのでしょう・・・
さらに曲は当然「1」で使用したジョン・ウィアムズの定番の曲です。
とんでもないことに その曲がかかるオープニング は「1」とうり二つです!
つまり、過去のシリーズにそしてクリストファーに敬意を表して作品は製作されました。

気になるストーリーですが・・・・ここからはネタバレになりますのでお気を付けて・・・

スーパーマンことクラークはクリプトン星の生き残りが宇宙にはいるんじゃないかという手がかりを掴み宇宙へ旅に出ます。
(だからスーパーガールはどうなるんだ!・・・ ってことはおいといて ・・・(笑))
で5年間の旅を経て地球に戻ってきます。
(だからウラシマ効果はどうなるんだ!・・・ってことは またまたおいといて (笑))
久しぶりに地球に「リターン」した彼はそうそうにスペースシャトル事故を未然に防ぎます。
結果、ロイスが搭乗していた飛行機が墜落しそうになるのを助けます。
翼が折れたジャンボジェットを支えて、野球場に不時着させたときスタンドからは「お帰り!スーパーマン!」の拍手に包まれます・・・
この辺がいかにもアメリカ的なのですが、私は不覚にもちょっと ぐんでしまいました・・・
だってクリストファーのことを思うと・・・・

話を戻します・・・
そして、またなにげなく日常が始まるんですが、実はロイスには子供が生まれていました。
当然父親なる人物も居て、それが同じデイリープラネット社の社員でした。
そして、クラークではなくスーパーマンが自分のもとを突然さってしまい、失意の彼女は「アメリカにスーパーマンが必要ない理由」なる記事までかいて、ピュリッツァー賞までもらっていました。
すこしがっかりしたクラークはそれでもまた、地球の民を守る日々に戻ります。
それは亡き父(マーロンブランド)の言葉を思い出したからです。
「人類は発展途上の生物だから、お前がそれを見守るのだ・・・・そしていつか 息子は父となり、父は息子となる だろう・・・」
後半の言葉は謎だったが、宇宙に独りという孤独を胸にスーパーマンは地球を、そしてロイス親子を密かに見守ろうと決意します。
実はこれは1978年度版のスーパーマンで実際に使われた言葉です!
新しい作品のためにアテレコしたものじゃありません!
そんなある日、脱獄後に莫大な資金を得たレックスルーサーが再び悪巧みを始めます。
スーパーマンが帰ってきたことも当然考慮に入れ、クリプトナイトを手に、そしてクリプトン星の科学力まで手に入れて、人類の大半を死滅させ、地球を我が物にしようとしました。
ちなみにそのアイディアはスーパーマンに近しいロイスから得た物だった。
彼女と息子を誘拐し、その情報を得たのだった。
ロイスの息子は身体が弱く、誘拐で彼の体調が変化することを彼女は心配する。
何とか脱出を試みようとするが、失敗しロイスは乱暴を受けようとしたとき・・・・息子が 超人的な力 を発揮し、彼女を助けるのだった。
実は彼はスーパーマンとの間に出来た子だったのだ!
(実際にそれを言うシーンはないけど・・・・)
スーパーマンはロイスのことが心配で必死に捜索を続けるが、同時に多発的に天変地異がおこり(実はレックスが仕組んだことなのだが)「人命救助」に追われる。
その間ロイスの夫なる人物がロイスを見つけ救出しようとするも船もろとも海に沈みかける。
そこへ間一髪間に合ったスーパーマンが船ごと海から持ち上げ、3人を助ける。
スーパーマンはその後レックスとの対決に向かいますがロイスはスーパーマンがやられることを確信していた。
何故ならレックスがクリプトナイトを持っていたからだ。
よってスーパーマンを救いに飛行機をUターンさせ今度は彼を救出しに行く。
案の定ぼろぼろにされた彼を洋上見つける。
ちなみに砂漠で針を見つけるかのごとき状況で彼を見つけたのはロイスの息子だった・・・・
脇腹に刺されたクリプトナイトを取り除くとなんとか彼は蘇生し、レックスの計画を阻止すべく孤軍奮闘する。
そしてその目的を達したとき体内に残っていたクリプトナイトのせいで彼は生死の境をさまようことになる。
・・・・で 病院! に運び込まれ治療を受けるのだった!
一時は心臓も止まっていた?ようなのですが、クリプトナイトを全て取り除くと回復した彼は人知れずどこかへ立ち去ってしまった。

そして再び現れたのはロイスの息子の部屋でした・・・
彼はすやすや寝ている彼の枕元でこう言う。
「息子は父となり、父は息子となる」
彼には自分の息子であることがわかったのだった。
・・・で、自分が父親であることは告げず、そっと窓から出て行こうとしたとき、ベランダでロイスに会う。
彼女は「これからも見守ってくれる?」と聞き・・・
彼はこう答える。
「いつまでも君たちを見守るよ・・・」
その言葉を残し彼は夜空に飛び去るのだった・・・・・・

つまり・・・・・彼の父親(マーロンブランド)がなぜ息子を地球に送ったかがはっきりしたわけです。
地球人と彼らは子孫が残せたからなのです。
彼は地球人とは能力が違い、孤独だが「愛」は共通だった・・・
息子が父親になったとき (クラークが父親になったとき) クリプト星の血は再び復活する・・・
つまり彼を地球に送った 彼の父親(マーロンブランド)の魂も復活する ということです・・・
スーパーマンは宇宙でただ独りではなくなるということだった・・・

私は胸が熱くなりました・・・・
このストーリー展開はもしかしたら「反則」かもしれません。
でも一つだけ言えます。
もし、続編が出来ないとしたらこれ以上ないラストシーンです!
監督以下スタッフもブーイング覚悟でこの結末を選択したのでしょう!
もし、続編が作れないならこれが最後でもしかたのないフィナーレにしようと・・・・
永遠のヒーロー、 スーパーマンの孤独を無くした のです。
これ以上「愛」に満ちたラストは無いと思いました・・・

ラストにジョンウィリアムズのテーマにのって飛び去るスーパーマンの表情は明るく、それは明日という希望に満ちていました・・・
賛否両論はあるとは思いますが、少なくとも私にとってはブラボーでした。
157分長丁場も全く気になりませんでした!

そして・・・・このラストに、 天国でクリストファーもきっと満足して微笑んでいる と・・・私は思いたいです・・・・


スーパーマン リターンズ
2006/08/19公開 157分
監督 ブライアン・シンガー
テーマ音楽 ジョン・ウィリアムズ 
出演 ブランドン・ラウス ケヴィン・スペイシー ケイト・ボスワース ジェームズ・マースデン フランク・ランジェラ サム・ハンティントン エヴァ・マリー・セイント マーロン・ブランド (アーカイヴ映像)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018年10月07日 19時53分23秒
コメント(2) | コメントを書く
[Movie(洋画)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: