ラスタ・パスタのレレ日記

2006年07月26日
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テーマ: Jazz(2021)
カテゴリ: 音楽:ライブ
渡辺香津美のギターソロアルバム「ギター・ルネッサンスIII [翼]」の発売記念のミニ・ライブに行ってきた。

イベント担当者のMCに紹介されて、渡辺香津美がステージにあらわれた。
ライトブルーのジャケットに白いパンツ、白いTシャツに銀のペンダント。
少し銀髪のまじったひげをはやした渡辺香津美。

若いときに比べれば、もちろんちょっと太めにはなったけれども、優しいすごくいい笑顔がステキだ。

Guitar Renaissance III [翼].jpg
渡辺香津美/ギター・ルネッサンスIII<翼>
渡辺香津美/ギター・ルネッサンスIII<翼>


シーンとした会場の空気をほぐすかのように、ヘッドヘルド・マイクを使いながら軽くトーク。雰囲気をやわらげて、さっそく1曲目の演奏に入った。

曲紹介はなかったが、イントロですぐにわかった。

1曲目

「Over The Rainbow」 だ。


「ギター・ルネッサンスIII [翼]」のアルバムの最初の曲で、
先日ぼくがブログで書いたときにも、この曲がどんなに心に沁みわたったかを書いたのだが、それを生で、ライブで聴けるなんて!

「Over the Rainbow」の虹にあわせたのだろうか、あんまりステージ演出の出来ない会場だが、途中で背景が青から赤に変わったりした。

渡辺香津美は、4本のギターに囲まれて、自分でステージに持って上がってきた5本目のギターを弾いている。脇にはミニ・ミキサーが置いてあって、すべてのサウンドは自分でコントロールするのだろう。

1曲目に使っているのは、多分、6弦のガッドギター。
やっぱり、「Over the Rainbow」のギターの演奏は、あの時のように、す~っと心の中に入ってきた。

1曲目の演奏が終わってから、曲名を紹介してくれた。それから自分でMCもする。

ギター・ルネッサンスを始めてから、これで3枚目のCDになるが、いくつかの、こだわりというか、決め事があるらしい。

その1:毎回、ビートルズの曲は入れる


その2は、そう決めてしまったので、毎回やるしかないそうだ。本人も苦笑いしていた。

そして、2曲目は、決め事1のビートルズの曲

「If I Fell」

「Across The Universe」 に平和のメッセージを込めて演奏してくれたことがあり、その時も感動した。

ビートルズの曲というのは、楽曲そのものに力があるので、それをアコースティック・ギターでどう弾いてくれるか、というのも大変興味深いが、渡辺香津美のビートルズ・ナンバーというのは、いつも「いいなぁ」とビートルズに対しても、、渡辺香津美に対しても感じてしまう。やっぱ、いいよなぁ、という感じで。音楽がますます好きになってしまうというか、音楽の深さをいつも感じる。


3曲目は、 3つ目の決め事によって作曲したオリジナル。

その決め事とは、アルバムの演奏や録音をしたスタジオやホールの場所にちなんだ曲をオリジナルで書いて演奏するということ。

ギター・ルネッサンスの1枚目の時は、王子ホールでやったので、

「ペーパー・ブルース」

ルネッサンスIIの時は、紀尾井町ホールでやったらしいが、これは
「Blue Steel」、 すなわち、新日鉄文化ホールにちなんで「Steel」としたそうだ。

そして今回は、オーディオ・テクニカが自社のマイク・テスト用に素晴しいスタジオを作ったそうだが、スタジオの名前は「アストロ・ホール」

そこで録音したので、今回のオリジナルは

「Astro Jump」

なんだ、鉄腕アトムのことを海外では「Astro Boy」というので、なんかそういう未来志向にひっかけたのかと思ったが違った。

ギターは、オベーションの12弦ギターに持ち替えた。

12弦ギターでひく曲を入れるのも決め事のひとつらしい。

このオベーションの12弦ギターの演奏は、すごうダイナミックで、J-Fusionを引張ってきた香津美らしい、空間を感じさせる演奏。やっぱり生で聴くと迫力が違う。

この「空間を感じさせる」音つくりに関しては、彼は天才的だと思う。ぼくが彼を大好きな理由のひとつが、彼独特の音宇宙を作ってしまうこと。
ギター1本でこんな音宇宙を作れる人って、他には パット・メセニー ぐらいしか思いつかない。

4曲目は、ジャズ・スタンダード。

ギターもジャズ・ギターに持ち替えた。

まずは、 「ステラ・バイ・スターライト」

「さくっと、夜のしじまの世界に入っていきましょう」と彼のMC。
「ところで、『しじま』って何だ?」などと、ユーモアもみせる。

いきなりライト・フィンガー奏法ではじまった演奏。ピックを使ったり、右手の指の腹でストロークしたりして、音色や効果を絶妙にコントロールして変えている。指の腹で弾くところなどは、ちょっとウクレレの世界にも通じるなァ、などとひとりで合点しているボク。

最後は、マイク・コントロールで、わぅわぅわぅと音量を変化させてエンディング。ひとつの曲で、これだけ多彩なテクニックを使っているとは、観るまでわからなかった。

5曲目も、ジャズ・スタンダード。

誰もソロ・ギターではやっていない曲をやってみようと思ったらしく、

ディジー・ガレスピー 「チュニジアの夜」

コード・ストロークも交えながら、スピード感のあるスリリングな演奏。最後には、弦を叩いて、ギターのサドル、ブリッジの外側の弦をピックでたたくように弾いてエンディング。

やっぱり、うなってしまう演奏。彼のバックボーンは、ジャズだけではなく多彩な音楽なので、彼のジャズ・スタンダードも並みのジャズ・プレイヤーとは一味違う。

その2に続く


関連日記
心に沁みた渡辺香津美の「Over the Rainbow」
村治佳織 meets 渡辺香津美♪ その1
村治佳織 meets 渡辺香津美♪ その2
ウクレレ・エルビス♪楽しいよ!!





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最終更新日  2008年02月14日 22時29分06秒
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Re:渡辺香津美のツェッペリンの名曲カバーにシビレタ♪その1(07/26)  
その「決め事」、ツボをおさえてる感じがして (≧∇≦)ъ ナイス! (2006年07月28日 06時50分35秒)

Re[1]:渡辺香津美のツェッペリンの名曲カバーにシビレタ♪その1(07/26)  
カラリオちゃん、こんにちわ。

>その「決め事」、ツボをおさえてる感じがして (≧∇≦)ъ ナイス!

最初から、何枚も続けていこうと思っていたのもすごいし、そんな決め事を最初に決めていたのも驚きですよね☆
(2006年07月28日 11時10分04秒)

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