幸せ探し

幸せ探し

2018年01月23日
XML
カテゴリ: 私のすきなこと




摂州合邦ヶ辻(せっしゅうがっぽうがつじ)
(まめちしき)
「俊徳丸」という昔から説教節に伝えられた物語は、俊徳丸に家督を相続させまいとする継母に毒をもられ、盲目となった俊徳丸は家を出て物乞いにまで身を落とす。俊徳丸を慕う長者の娘乙姫の尽力で、俊徳丸は見つけ出され、観音の功徳で元の身体へもどり、幸せに暮らすというものであった。この話をもとに作られ、継母が実は善人だったという形にしたのがこの浄瑠璃である。


合邦住家の段(がっぽうすみかのだん)

合邦道心は、清廉潔白の武士であったが、人の讒言によって浪人し、出家して清貧の暮らしをしていた。 その娘お辻は、大名高安家に腰元奉公し、奥方亡きあと後添えにのぞまれ、玉手御前とよばれて出世をしていた。ところが、その玉手御前が義理の息子の俊徳丸に不義をしかけたと聞いた合邦道心夫婦は、玉手が夫高安左衛門に成敗されたと思い込み、近所の人々を頼んで事情はいわず、遠縁のものとして弔いの供養をしていた。
合邦道心の庵室には、玉手御前の邪恋から逃れた俊徳丸が業病で盲目となり、許嫁(いいなづけ)の浅香姫と一緒にかくまわれていた。そこに俊徳丸のあとを追って玉手御前がたどり着く。屋敷を抜け、闇夜をひたすら徒歩裸足(かちはだし)でやってきたのだ。
娘が訪ねてきたと知った合邦は追い返そうとするが、老母がせめて話だけでもと家に入れてやった。玉手御前は母の諫めもきかず、髪を剃って出家せよと迫られると、不義を反省するどころか、これからは髪かたちも派手にして、あっちからも惚れて貰う気、とうそぶく有様。その場に居合わせた俊徳丸を口説き、浅香姫に嫉妬して乱行のかぎりをつくす。はては俊徳丸を業病にしたのも自分のしわざと口走るので、元武士の合邦道心は思い余って娘を手にかける。
重傷を負った玉手御前は苦しい息の下から事の顚末を語り出す。側室の子だが年上の次郎丸が、正室の子俊徳丸の暗殺を企てていることを知ったこと。合邦は次郎丸のたくらみを殿に一言告げれば済むのではないかと言う。玉出御前は、それでは次郎丸は成敗されることになる。二人とも自分にとっては主君の子なので、両方助ける道として、俊徳丸に毒酒をのませ業病にし、不義を仕掛けてわざと逃したこと。それも寅歳で寅の月、日、刻が揃った生まれの女の肝臓の生血をのませれば毒により発病した業病は全快すると聞き、自分こそ、その条件を具えた女であるとわかったためだったと。


一介の侍女である自分を正妻にとりたててもらった恩に報いるため、玉手は高安家の人に傷をつけず、自ら汚名をきて死んでいく覚悟をした健気な女として描かれているが、それが明らかになるまでは、邪恋に狂う女としての演技もしなければならない難しい役どころだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018年01月23日 09時00分16秒
コメント(33) | コメントを書く
[私のすきなこと] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

カレンダー

お気に入りブログ

【PR】8/5 デミハン… New! ぬぅ123さん

富士山頂上から New! キイロマン☆彡さん

2026年8月5日の朝食 New! 藻緯羅さん

エアコンの掃除 New! team-sgtさん

お姉ちゃんが泊まる… New! reo soraさん

プロフィール

クレオパトラ22世

クレオパトラ22世


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: