幸せ探し

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2021年04月14日
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カテゴリ: 私のすきなこと


訪ねてきた鄭芝龍と別れた当時の父の絵姿を見比べている錦祥女

楼門の段(ろうもんのだん)
和藤内一行が獅子ヶ城についたのは、夜も更けた頃であった。
鄭芝龍「聞きしに勝るこの要害、警護も相当に厳しい様子。こんな時刻に日本からやってきたと言って、甘輝が不審をもたずに会うと言うだろうか。」
和藤内「最初から頼むは我が身一つ、いやか応か相手に聞いて、いやというなら味方につけた兵士ともどもひと暴れして、勝負をつけよう。」
母「そもそも、韃靼国を追い払い明の御代に返そうと言う大義を立てたからには、自分の気持ちを抑え、人を納得させて従え、たとえ雑兵の一人でも味方につけることが大事ではないのか。喧嘩腰で物を言ってどうするのじゃ。」
と和藤内を制する。
和藤内は城門に向かって、大音声で「我々は日本からやってきたもの。五常軍甘輝公に会いたい開門されよ」と呼びかけるが、甘輝は留守なので無理と言われる。「それでは奥方にあいたい。」と言ったら。
「奥方など、家中でもめったに顔を合わすことのないものを、会わせてくれとは怪しい奴」と鉄砲隊にねらわれる。
表の騒ぎを聞きつけて、錦祥女は楼門に上がり上から和藤内たちに呼び掛ける。
「私は甘輝の妻、錦祥女。日本からやってきたと聞いたので、懐かしく事情を伺いたい。」

鄭芝龍は、自分が日本へ去るときに形見として残した絵姿があるはず、その顔と引き比べてみたら父とわかると言った。
錦祥女「たしかに絵姿に間違いはなく、父であるとはわかったが、韃靼王の通達で、親類縁者といえども、他国の者は城には入れてはならないと言われている。夫の留守に勝手なことをするわけにもいかず。」と悩んでいる
母「たしかに王の通達と言われれば、どうすることもできないが、この年老いた母一人、何なら縄をかけてでも通してほしい。こんな年寄りに大それたことができるはずもない。。」
獅子ヶ城の兵士たちも、縄をかけて通すとなれば、あとでとがめられてもなんとか言い訳できるだろうということで、話がまとまりかける。
和藤内「日本からはるばるやってきた母親に、縄をかけさせるなどどんでもない。交渉は終わりだ。」
母「大義の前には、無念をこらえて頭を下げなければならないことはいくらでもある。お前のような考えでは大義を貫くことはできない。この母にまず縄をかけなされ。」と言って、縛られたまま城内へ一人入っていく。


お母さん文楽面白かった?ぼくちゃんとお留守番していたよ





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最終更新日  2021年04月14日 09時00分06秒
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