PEACH’S ROOM

2008/05/16
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まるでスポットライトを浴びているかのようなクマガイソウの様子を撮ってみた。
水原のクマガイソウ
ラン科の多年草。紅紫色の網目状脈のある袋状の花弁が特徴的。
昔一の谷の合戦などで有名な源氏方の武将熊谷直実が、
流れ矢を防ぐ為に背負っていた布の袋(母衣)に形が似ていた事から、
別名ホロカケソウとも呼ばれている。


昨日は福島市松川町水原に群生するクマガイソウを撮りに行った。
平日だったにも関わらず、駐車場は満杯、
ずっと奥の駐車場に行かないと、停める事が出来なかった。

途中ハナイカダやミツバウツギ、クリンソウなどの山野草も撮りながら、

ハナイカダは雌株の方は見つかるのだが、
雄株はどこかに生えているのだろうか?
雄株が近くになければ、実は結ばないのでは?
イカリソウの看板があったので説明文を読んでみたら、
色は紫と白があると書いてあった。
茂庭で見たイカリソウは白一色だけ、
突然変異か、動物でいうアルビノみたいなものかと思っていたが、
普通に白い花が咲くらしい。
でも、水原で見たイカリソウは紫のものだけ、
白いイカリソウが咲いているのを見かける事はなかった。
普段人が通らない場所に行くと白いのも咲いているのだろうか?


今年もクマガイソウがいつもの斜面にたくさん咲いた。
水原のクマガイソウが咲いている様子


今年もクマガイソウが何時もの斜面にびっしりと、
はにかんでうつむく女性のように、慎ましやかに咲いていた。
斜面いっぱいのクマガイソウ、水原の自然を守る会の皆さんの協力で、
毎年たくさんの数の花を咲かせているのだが、
今年は何株咲いたのだろう?

環境省レッドデータブックの絶滅危惧II類に、
ふくしまレッドデータブックでは更に酷い、
絶滅危惧I類に指定されているらしい。
大量に群生する自生地としては、
水原を含めて僅か3箇所しか確認されなくなってしまったらしい・・・

クマガイソウが群生している様子を撮ったり、
スポットで狙って撮ったりと、
いろいろな構図で納得の行くまで撮影、
幸運な事に、日が差し込んで輝いている様子も撮る事が出来て満足、
今年もなかなか良い写真が撮れたと思う。
クマガイソウ・山野草フォトコンテストに応募してみようかと思ったが、
私のデジカメでは応募条件外になるので応募が出来ない。
何でも500万画素以上が条件になっているのだ。
残念だけど応募は諦めよう・・・
落選してがっかりするよりは、
はなから応募出来ない方がまだましだしね・・・
それにしても、何時から画素数の指定がされるようになったのだ?


応募する方の殆どはクマガイソウを作品として選んでいるらしい。
他にも綺麗で貴重な山野草の花も咲いているので、
そちらの方で応募されると、意外に入選するかも・・・?


うっそうと茂るオニシダとヤマブキソウ。苔むした岩。雑木林の中の道を真っ直ぐ上って行くと、突如それまでとは違う雰囲気の場所が現れる。

守る会の人に写真を見せたら、チゴユリを是非出品して下さいと言われたのでその気になっていたのだが・・・ - これもお気に入り画像で出品候補だったのだが・・・ - ヤマブキソウの花をクサノオウの花と間違えたが、同じ仲間だという事が判明。道理で似ている訳だ・・
上:山吹草とオニシダ 下左:チゴユリ 下中:宝鐸草 下右:山吹草
上の大きい画像クリックでアルバムへ。下の画像クリックで拡大写真が見られる。







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Last updated  2008/05/16 05:28:16 PM
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