*pepino*  ・・・diary・・・

*pepino* ・・・diary・・・

PR

Profile

bamboo9888

bamboo9888

Keyword Search

▼キーワード検索

Free Space

設定されていません。
July 9, 2010
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
ワールドカップ 日本×パラグアイ戦がまさに始まろうとする頃。



一本の電話が鳴り、お義父さんが心筋梗塞で亡くなったと知らせが入りました。



81歳でした。



ちょうど、父の日に電話で話をした時にはお元気そうな声だったのに。
息子とも沢山話をしていた様子でした。
そんな事を思いながら、ああ、最後にお話が出来て、良かった・・とも思いました。




翌朝早朝に私達家族は車で5時間ほどの主人の実家へ。




しっかりもので優しいお義姉さん2人の下に産まれた主人、




頼りなさげですが一応長男。なので喪主という大役?もあり、そわそわです。






息子などは私以上に「挨拶の言葉、もう覚えた?ちょっと言ってみて。」と何度もチェック。




御通夜、告別式を無事に終え、挨拶の時・・・



一通り、挨拶を述べ(家族一同、ちょっとホッ。)



しかし、かなりテンパッていたのか、



・・・・以上で終わりの言葉とさせて頂きます」の所を




・・・・以上で お祝いの言葉とさせて頂きます !!」




と言い放ち、家族一同を凍りつかせたのでした・・・




その後会場中に笑いが・・・・主人は緊張が続いているのか表情ひとつ変えません・・




お義兄さんも「ええやんか!愛嬌や、愛嬌!」とフォローしてくれて

もう皆様すみません・・




息子も

「おとうちゃん・・最後に、大きいの、やっちゃったね・・・」


うん、そうだね・・




義父は息子とそれはそれは仲良しで



いつも行くたびに2人で部屋に閉じこもっては何をしているやら、アハハ、アハハ・・・と




お義母さんも「あの2人は、な~にをしてるんだろうねえ、あんなに歳が離れてるのに。
波長が合うのかね~」

「そうですね・・・」




全ての事が終了し、実家を出る時に



「オレこれ、貰っていい?」と息子がお義父さんのベッドの脇にあった帽子を手に取り、形見に頂きました。



家に戻って、少し落ち着いた頃、私が


「おじいちゃんに、もう、会えないね・・・」



とつぶやくと



息子はそばにあった帽子をきゅっと深く被り、ニコッと笑いながら



「おじいちゃんは。ここに、いるよ! オレの頭の上に、いつも、いる!」


「ママ、お坊さんのお話、ちゃんと聞いてなかったの??死んでもちゃんと近くに居るんだよ!」


その言葉にはっとして、息子なりに死の解釈をちゃんとしたんだな、とちょっと感動・・




いつか息子が人生の道に悩む時があったり、時には道を踏み外してしまいそうな時、
そっと、肩をたたいて、力を貸してやって下さい。見守ってやって下さい・・



そう、思いました。


お義父さん、みんなに愛情を沢山下さりありがとうございました。



帽子.jpg
















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  July 9, 2010 03:09:53 PM
コメント(12) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: