Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2005/11/10
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カテゴリ: エトセトラ
 社内の同僚が、「ちょっと付き合ってほしい」と言うので、大阪ミナミのBARで待ち合わせると、そこには外国人女性と一緒の同僚がいた。フランスから初めて日本にやって来たVさんという女性で、歳は僕らより一回り下くらい。

 同僚は昔、冬季五輪も開かれたこともあるフランスのアルベールビルへ仕事で出張したことがあって、彼女は、その際知り合った現地の人の友人という。でも、実際会うのは、今回の来日が初めてとか。とってもフレンドリーな彼女のおかげで、初対面なのにすぐ打ち解ける。

 3人の会話は、同僚←→彼女は英語(同僚は結構喋れる)。彼女←→僕は、英語&仏語(実は大学時代、一応4年間フランス語をやった僕。昔とった何とかで…)。Valerie's Artでも、真剣にフランス語会話にトライするのは7年前にパリへ旅行して以来かなぁ…、覚えていた単語もすぐ出てこなくて、冷や汗の連続。

 Vさんという女性は、現在グルノーブルに在住。本職は、写真を使ってアート作品をつくる芸術家だが、冬には地元でスキー教師もしているという。今回の滞在予定は約1カ月間。東京や京都などを訪れた後、大阪にやって来た( 写真右 =Vさんの作品=頂いた個展のパンフレットから=はとてもユニーク)。

 彼女は、文楽に魅せられていて、この日、大阪ミナミにある国立文楽劇場で鑑賞したが、「あしたももう一度観るのよ」というまでの惚れ込みよう。地元に住む僕だが、恥ずかしながら、文楽はよく分からない。

 そして、何とあさってからは4日間ほど、(僕がかつて暮らした)徳島へ行くと言う。徳島名産、「阿波三盆糖」の製造工程を見学に行くのだと、目を輝かせていた。「阿波三盆糖」と言えば和菓子などに使われる高級砂糖で、全国的にも知られている(東京でも、デパートで売っているのを見たことがある)。Avec Valerie

 徳島でも「三盆糖」をつくっている業者は限られる。最大手で、全国的に有名なのはO社。そこの社長の息子さんOさん(いまでは社長になっているのかな?)とは、徳島時代に、行きつけのBARで何度か会ったことがある。Oさんは無類のワイン通で、自分でワインセミナーなども主催していた。

豚ミンチ焼きそば

 それはともかく、この夜、同僚と法善寺横丁で一足早く食事を済ませた彼女。でも、「まだ少し食べられるヨ」ということで、大阪名物のお好み焼き屋さんへ。ミナミにはお好み焼き屋さんは数多いが、我々は「美津の」という老舗にお連れする( 写真左上 )。

 途中、道頓堀のあの喧噪のど真ん中を通過、ドン・キホーテのビルの壁面に設置された奇抜&巨大な観覧車を見て目を丸くする彼女。屋台のタコ焼きの前では、「オー、タコボール、美味しそう!」と立ち止まる。

 「美津の」に着いた僕らは、豚イカ・ミックス焼きと、豚ミンチ入り焼きそば( 写真左下 )を頼んで、再びビールで乾杯。しばし歓談。そして、何とユース・ホステルに宿を取ったという彼女。「門限は11時」というので、残念ながら10時すぎにはお開きとなった(同僚がタクシーで送っていった)。

 Vさんと僕は、「いつかどこかでの再会」を約束して別れたが、クレイジーな雰囲気の夜の大阪ミナミ体験。果たして、彼女の眼に、大阪がどう映ったのか、ちょっと気になるところ。

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Last updated  2005/11/10 09:06:11 AM
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うらんかんろ

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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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