ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Feb 24, 2011
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カテゴリ: 映画、テレビ
「進め電波少年」 (★★★★★ 満点五つ星!)

 何ヶ月もかけて自動二輪で世界を旅する俳優ふたりを取材した英国のドキュメンタリー。ユーラシア/北米大陸横断編と欧州/アフリカ大陸縦断編のDVD。ちまちま観たので一年近くかかったけれど、やっと全部見終えた。

 内容が濃いので、一話観るごとにその国の事情とかが気になって、せっせと百科事典(ってゆーかウィキ)で調べまくった。思い起こせば1990年代、猿岩石やドロンズを心より尊敬申し上げてた自分といたしましては、この手の紀行ドキュメンタリーは絶対観ておきたかった。

 バイクの修理の仕方、治安の悪い地域での身の守り方、役人へのワイロの上手な渡し方。事前に周到に準備をする彼らではあるけれども、当然のように次から次へと難題に直面する。もちろん、国境越え/出入国にいちいちてこずる。

 別に貧乏旅行ではないので、ホテルやレストランも利用するし、観光もする。どうしてもというときは携帯や衛星電話を使って救助を求めたりする。文明の利器もいろいろと大活躍。
 慈善活動も含め、地元の人たちと交流しながら旅を続ける。

 印象的だった場面はいろいろあってここには書ききれず。もう忘れかけてるけれども、ウクライナ、カザフスタン、モンゴル、シベリア骨の道、スーダン、赤道越え、ルワンダ。
 自分の想像し得ない世界が次々と映し出され、いかに自分が世界を知らなすぎるか痛感した。

 ちなみに、このユアン・マグレガーという人は、ぼくは個人的にはそんなにいい役者だとは思ってないのだけれど(初期作品シャロウ・グレイブとトレイン・スポッティングぐらいか)、問題に直面したときに解決する能力とか、言葉の通じない人との意思疎通能力とかがほんとに優れていて、観てていろいろと参考になった。処世術というか。

 偶然アフリカで実業家リチャード・ブランソンと出会う場面もあって、「型にはまらない異端児」という点で彼らには共通項があるなーと感じたりも。









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最終更新日  Mar 30, 2012 07:30:58 AM
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