奇人達の晩餐会



毎週水曜日、編集者のピエール・ブロシャンと友人たちは“奇人たちを集めた晩餐会”を開いている。
ルールは簡単。必ず1人奇人を連れてくること。誰もが認める奇人を連れてきたものがその会の勝者となる。

彼らは、お互いの連れてきた人間のおバカぶりを競い合っては楽しんでいた。今夜のピエールには自信があった。

「僕の見つけたヤツこそ、おバカの中の大バカだ!!!」

その名はフランソワ・ピニョン。
フランソワは税務署に勤める男。彼はピエールたちの晩餐会の趣旨を知らず、招待されたことだけを喜びピエールの自宅へとやってきた。
そこに居たのは、ゴルフで腰を痛め腰痛に悩まされていたピエール1人。彼の奥さんはピエールたちが開く“晩餐会”に反対し家を出ていったばかりだった。
ピエールはあまりの腰痛に今夜の晩餐をキャンセルし、フランソワの肩を借りベッドへ向かう…がフランソワがつまずき2人とも床にたたきつけられた!!!

ピエールはたまったものではない。あまりの痛さに、ドクターを呼ぼうと促すフランソワに同意し彼に電話させる。すると、かかった先はピエールの愛人イモート。そうとは知らないフランソワはイモート=妹と思い込み彼が腰痛で動けないこと、奥さんが出て行ったことなど事情を全て話してしまう。

色情女のイモートが押しかけてきてはと困ったピエールは断りの電話をフランソワに入れさせる。

「奥さんが戻ったから来ないで欲しい。…もう切ります。彼を1人にはしておけないから」

…うん?彼の天然ボケは天下一品。これはほんの始まりでしかなかった。

とにかくおもしろいのっ!
見て見て!!
笑いが止まらないから!





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