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こんにちは。2日ほど雲の多めの日があり、気温はしっかりと上がっていますが、それでもいくらか楽に過ごせました。今日は午後はにわか雨の予報が出てはいますが、朝からしっかりと晴れていて、過ごしやすくなるかはちょっと怪しいです(^_^;)。 ◇ ◇ ◇ ◇先日amigoさんに頂いたC.[Slc.] プリンセス・ペルーが咲きました。C.[Slc.] Princess Pelu 'First Rouge'奇しくも今日amigoさんもアップしておられます(^-^)2つの花の後ろにもう一つ蕾が控えています。先日紹介したLc. ハウ・ヤン・エンジェル 'ペコ'と並べて記念撮影です(^-^)。C.[Slc.] Princess Pelu 'First Rouge' / C.[Lc.] Haw Yuan Angel 'Pekoe'プリンセス・ペルーと一緒に頂いたC.[Slc.] カガリビ・ドーンにもシースが上がって来ました。C.[Slc.] Kabaribi Dawn 'Red Star'このペースですと、冬前に花が見られるのではと楽しみです(^-^)。 ◇ ◇ ◇ ◇我が家の夏の栽培場(庭木の木陰です)では夏の蘭たちも咲き出しています。Dendrobium auriculatumNeofinetia falcataDen. オーリキュラタムは日中、フウランは夜、それぞれの香りで楽しませてくれます(^-^)。
Jul 27, 2010
こんにちは。猛烈に暑い日が続きます。炎天下での作業は朝のうちでも10時くらいまでが限度、その後は夕方4時過ぎまではとても無理です(+_+)。暑い時間帯は部屋の中でも30℃になります。昼間のうちに寝て、朝夕のために体力を温存しようと思っても、それもままならない暑さです。もともとクーラーは必要ないくらい、夏でも涼しい地域なのですが、やはり温暖化なのでしょうか。最近ではエアコン設置を考えてしまう暑さになってきました。 ◇ ◇ ◇ ◇セミアルバのミニカトレア、C.[Lc.]ハウ・ヤン・エンジェル 'ピコ(ペコ)' が咲きました。Cattleya[Laeliocattleya]Haw Yuan Angel 'Pekoe'暑い季節に涼しげなセミアルバ、小生の好きな、リップの大きすぎないミニカトレアです(^-^)。この、ハウ・ヤン・エンジェルの名を持つ品種には、他にも色の違うバリエーションがあるようですが、下にこの花の交配親となった原種たちを並べてみました。血の占める割合で画像の大きさが違っています(笑)。 ◇ ◇ ◇ ◇他にも夏の(一部は春の!?)蘭たちも咲いています。Dendrobium parishiiパリシー、ガストルキスさんのところから我が家に来てからなかなか大きくなりません。夏場の温度、あるいは日照不足が問題なのか、一時的に根をいじったせいなのか…今年はリードが3つ出ていますので、大きく育って欲しいです。Coelogyne massangeanaマッサンゲアナですが、冬の間乾燥させすぎてか、新芽がひとつシケて、そのためかちょっと花数が少ないです。暑いベランダ蘭園でもよく香りが漂います。Ascocentrum miniatumこの株、昨年は春と夏の2回咲きましたが、今年は一度に2本の花茎を上げました。鉢は南向きに置いてありいますが、朝から10時頃まで朝日が直接当たる場所のせいか、花茎が東の方へ斜めに伸びています(^_^;)。南国の蘭らしいトロピカルな色合いが夏に似合いますね。
Jul 24, 2010
こんにちは。日が差すと猛烈に蒸し暑いのに、今日は曇って涼しい日になっています。時折雨がぱらつきますが、降らないでいてくれれば、もう少し庭仕事も捗るのですが… ◇ ◇ ◇ ◇まだ7月だというのにC. ラビアタが咲きました。我が家のフォーレイアナは早く咲くほうですが、この個体はもっと早いです。Cattleya labiata fma. coerulea 'Skylight'やはり暑い時期に咲いてくれるブルー花は嬉しいですね(^-^)。小生は家のスペースの関係上、いつも室内で撮影していますが、今ひとつ光線の具合が上手く行かず満足できません。そこで、いつもジュメさんが綺麗に写真を撮っていらっしゃるのを参考に、小生ももっと自然な発色を狙って、外で撮ってみました。Cattleya labiata fma. coerulea 'Skylight'涼しげで綺麗な花ですね(^-^)。先日のチョコも外でもう一度撮って見ました。Cattleya chocoensis(quadricolor)太陽光が遮光ネットで適度にディフューズされ、どちらも花弁の透明感も発色もいくらかマシになった気がします。こちらは一緒に咲いている小さなカトレア、C.[Sc] ビューフォート 'クレア'です。C.[Sc.] Beaufort 'Claire'リードが完成するタイミングで咲くことも多いので、うまく行くと夏と冬、あるいは春と秋のタイミングで、年2回咲いてくれます。Pot. メモリアルゴールドやフリースピリッツと同じ花のように見えますが、実際は…こんなに小さな花です(^-^)。ラビアタがNS=16cm、ビューフォートがNS=4.3cmです。 ◇ ◇ ◇ ◇先日ジュメさんから素敵なお届け物がありました(^-^)♪前列左からインパチェンス・バタフライ、マキシラリア・マルギナータ。後列左からレリア・ロバータ・セルレア、バルボ(シルホ)・ロスチャイルディアナムです。我が家からロバータのアルバが嫁入りしましたが、代わりにセルレアを送って下さいました。ロバータとバルボ・ロスは小生の植え付け材料の好みを考えて裸苗のままで送って下さいましたので、早速、ロバータは水苔植え、バルボ・ロスはコルクに付けました。ジュメさん、ありがとうございました。
Jul 11, 2010
こんにちは。蒸し暑い日が続きますが、ここへ来てC. チョコエンシス(クオドリカラー)が咲きました。本来年末から年始にかけて咲く個体ですが、その時既に動いていたリードの充実が早かったのか、この暑い時期に開花しました。Cattleya chocoensis(quadricolor)蕾の時にカメムシの幼虫に挿されて(特に左の花)傷みが目立つの残念ですが、強い日差しの下で咲いたせいか、冬に咲いた時よりも全体的に濃く色が乗っています。先日のガスケリアナとはまた違う甘い香りがしています(^-^)。 ◇ ◇ ◇ ◇昨年春にamigoさんから頂いて、先日の紹介させて頂いたDen. ファーメリがいよいよ咲いてくれました。Dendrobium farmeri花色の濃い個体で、アップで花だけを見るとアマビレ(ブロンカルティー)のようです(^-^)。Dendrobium farmeri甘くはありませんが、ほんのわずかに香りがあります。昆虫には十分すぎる強さでしょうが、鼻のきかない方には分からない程度の香りです(^_^;)。
Jul 6, 2010
こんにちは。当地ではこの2日ばかりほとんどにわか雨もなく、晴れ間も覗くような天気でしたが、その代わり日が差すと蒸し暑さも強烈でした。 ◇ ◇ ◇ ◇今日はいつもお世話になっていますamigoさんより、嬉しいお届けがありました。前列左より、C. プリンセス・ペルー 'ファースト・ルージュ'、Onc. レッド・ミニ、後列左より、Onc. シャーリー・ベイビー 'スイート・フレグランス'、Slc. カガリビ・ドーン 'レッド・スター'、Den. ベリー 'オダ'です。小生がamigoさんのページに、「プリンセス・ペルーの花が見たい」などと書き込みましたら、お気遣い下さりわざわざ送って下さいました。amigoさん、どうもありがとうございましたm(_ _)m。 ◇ ◇ ◇ ◇そうそう、こちらもamigoさんから昨年頂いたDen. ファーメリですが、今年は咲いてくれそうです。Dendrobium farmeri昨年は春先の冷え込みで花芽がシケて咲いてくれませんでしたが、今年はようやくここまで来ました(^-^)。 ◇ ◇ ◇ ◇同じくデンドロで、クリソトキサムの2番花が咲きました。春先の1番花は、花茎を7本も出して見事だったのですが、撮影タイミングを逃してしまいました。今回はたった5輪ですが、それでも良い香りがしています。Dendrobium chrysotoxumこの株はヘゴに付けていますが、こんな感じになっています(^-^)。Dendrobium chrysotoxumこの株から沢山の花茎が枝垂れると綺麗です(^-^)。
Jul 3, 2010
こんにちは。先日白いロバータを紹介させて頂きましたが、本来はこの季節に咲くはずでした(笑)。今日は春夏咲きの原種カトレア、ガスケリアナのアルバ個体です。Cattleya gaskelliana fma. alba Jungle Plantカトレアの花の少ない時期に咲いてくれるガスケリアナは、とても貴重な存在です。日中、特に午前中から昼頃にかけて、カトレアらしい甘い香りを漂わせます。Cattleya gaskelliana fma. alba Jungle Planttipoやセルレアでしたら、さながら夏のクイーンとなるところでしょうが、清楚なアルバですからプリンセスと言うことで(^-^)。それにしても、とても美しいお姫様です。 ◇ ◇ ◇ ◇夏の白いカトレアとして思い出すのは、C. ハワイアン・ウエディング・ソングですが、昔憧れたあの純白の花は、今でも流通しているのでしょうか。ガスケやラビアタのアルバももちろん素敵なのですが、ハワイアン・ウエディング・ソングもまた見てみたいです(^-^)。
Jun 30, 2010
こんにちは。いつもながら、またまたご無沙汰しました。雨がちな季節の止み間を選んでの農作業と、カトレアの植え替えで忙しくしています。 ◇ ◇ ◇ ◇もう終わりかけているものもありますが、初夏のカトレアたちが咲いてくれましたので、紹介させて頂きます。晴れると清々しいを通り越して暑いことこの上ありませんが(^_^;)、それでも、ブルー系の花たちは気分を爽やかにしてくれます。Cattleya mossiae fma. coeruleaCattleya gaskelliana Jungle Plant山取りのガスケリアナのtipo。野生株でこんな花が咲いてくれれば、交配種も必要なく思えてしまいます(^-^)。 ◇ ◇ ◇ ◇庭の薔薇たちもようやく花盛りを迎えていますが、このところ、雨が降ると強い降りになることが多いので、みな枝は枝垂れ、花は俯き気味です(+_+)。なかなかすべての花を撮影する時間もありませんので、雑草がたくましいのがお恥ずかしいのですが(^_^;)、ちょっと引いたアングルで紹介させて頂きます。個別のお花はページのトップで更新させて頂きますので(更新なしかもしれませんが(^_^;))、たまに覗いてみて下さい。こちらは玄関横の生け垣です。ここの品種は左から(多少順番は前後しますが)キャプテン・ジョン・イングラム、マルチェサ・ボッチェラ、ジェームズ・ミッチェル、ジャック・カルチエ、ジューヌ・アンリ(奥で見えません)、ドゥイユ・ド・ポール・フォンテーヌ、インディゴ、フェリシテ・パルマンティエ、アンジェラ、ホワイト・グローテンドルスト、タモラ(これも奥で見えません)です。こちらの品種は手前から、スーブニール・ド・マッキンリー、ローズ・ド・レシュ、シャルル・ド・ミル、ジェーン・オースチン、ロサ・ガリカ・スプレンデンス、ロサ・ガリカ・ベルシコロール、左の奥で見にくいですがレーヌ・デ・ビオレット、そして一番奥で沢山咲いているのがブルボン・クイーンです。こちらは上の写真に入りきらなかったカットで、レダ(手前)とアマンダ・パトノードです。こちら、右手前からマダム・スブトン、シドニー。右のアーチに絡んでいるのがグロワール・ド・ディジョンとファンタン-ラトゥール。左の下から、カルディナル・ド・リシュリュー、ソンブルイユ、壁を登っているのがパレードでです。最後は鉢植えの薔薇たち。いつも一番花は期待を込めてやる肥料が効き過ぎて(笑)花型が乱れるので、今年は辛めにしましたら、今度はハズレて花の咲かない株もあったり、あまり成績が良くありません。二番花以降に期待です。品種は手前の方からラ・レーヌ・ビクトリア、エルモサ(ヘルモサ)、スレーターズ・クリムソン・チャイナ(ロサ・キネンシス・センパーフローレンス)、ミセス・オークリー・フィッシャー、フランシス・デュブルイ、ザ・ブライド、ルーベンス、アルシデュク・ジョゼフ、ティプシー・インペリアル・コンキュバイン、デーム・イーディス・ヘレン、マーガレット・アン・バクスター、デボニエンシス、ブルーメンシュミット、ビクトール・ベリダン、ジュード・ジ・オブスキュア、それから鉢植えのマダム・アルディも沢山咲いています。 ◇ ◇ ◇ ◇昨年あちゅさんから頂いたDen. オリエンタルスマイル 'ファンタジー'の高芽にもお花が咲きました。まだ小さくてかわいいですが(2号鉢です)、同じような大きさのDen. トランチュアニーと並べて撮って見ました(^-^)。Den. Oriental Smile 'Fantasy' / Den. trantuaniiトランチュアニーはまだ左奥に4花あります(^-^)。 ◇ ◇ ◇ ◇最後にいつもの散歩道の際で見つけたササユリの花です。Lilium japonicum
Jun 23, 2010
こんにちは。昨夜は雷も鳴ってまたまた雨となりましたが、今のところは曇になっています。 ◇ ◇ ◇ ◇今、庭ではセッコクとエビネ(ジエビネ)が咲いています。今日は偶然、ジュメさんとガストルキスさんもアップしておられましたが、セッコクは小生が植物、特にラン科植物を好きになるきっかけになった花です。Dendrobium moniliforme JP子供の頃、図鑑で見たセッコクの実物をひと目見たいと思ったのが、蘭を好きになるきっかけでした。子供の遊び場所の範囲には、このランの自生地はありませんでしたが、車やバイクで移動できる年齢になると、意外に近場に色んな野生蘭があるのを発見したものです。Dendrobium moniliforme 'Shikouhou'我が家にはこのほかに、黄花、赤花のセッコクもあります。黄花は撮影タイミングを逃してしまいましたが、赤花の方はまた機会がありましたらアップさせて頂きます。エビネの方もだいぶ前から咲き出しています。Calanthe discolor JPCalanthe discolor JPどちらも山取株ですが、もう随分と前から野生株は乱獲により、身近で見ることも少なくなったようです。自分でも山で取ってきておいて、乱獲云々とは言えないのですが(^_^;)、それでも昔は割と人家の近くに結構な群生を見ることもありました。同じサイトでも色々な花色の違う群落があったりして、毎年それを見に行くのが楽しみだったのに、一夜にしてそれがごっそり全部なくなっていて、ショックを受けたこともありました。もっともそれは業者のせいだと思うのですが…こういった現象は洋蘭の世界でも同じなのでしょうか。「洋蘭の原種が好き」などと言いながら、乱獲の一端を担ってしまうとは思いたくないのですが…
May 26, 2010
こんにちは。久々に畑を整備して種まきを済ませたところで、2日続きの結構な雨になりました。例年よりかなり遅れて今年の薔薇のシーズンが始まりました。今シーズンのトップバッターは、スタンウェル・パペチュアルでしたが、大雨の中でとても撮影できるコンディションではありませんでした。以前に撮影したものになりますが、トップページのトップ画像にしてありますので(期間限定になりますが)、お花はそちらでご覧下さい。今日は久々にまともな雨が降った後の晴天となりましたが、まだ畑は水が引いているかどうか怪しく、農作業は出来るかどうか微妙です。明日からはまた2日ほど雨っぽい天気になりそうですが、今は月が乙女座(土の星座)から天秤座(風の星座)に移動しつつありますので、畑よりお花の手入れの方が向いているかも知れません(^-^)。
May 25, 2010
こんにちは。一昨年、昨年と夏に腰を痛めたのを良い訳にサボっていた畑仕事が忙しくて(笑)、こちらのアップもサボっていますm(_ _)m。 ◇ ◇ ◇ ◇もう二週間も前に撮影したのですが、今年もB. ペリニーが咲いてくれました。Brassavola perrinii今年は4花茎を上げ、合計で24輪咲きました(^-^)。咲き始めてからもう20日近くなりますが、花保ちが良く毎日夜になると濃厚な香りで部屋を満たしてくれます。Brassavola perrinii大型の個体で長いバルブで約70cmになり、多いバルブでは1花茎に10輪咲いています。この個体を大株仕立てにして満開になったら、蘭展で賞を貰えるかも(^-^)。 ◇ ◇ ◇ ◇今日は薔薇の薬散をしました。今年はアブラムシがすごいです(@_@)。春先のおかしな気候で例年より大分開花が遅れていましたが、ようやく一番花が咲きそうな気配です。オールドガーデンローズがほとんどで、いつも開花時期が揃わない我が家ですが、今年は咲き始めが遅れていますので、うまく行くと全品種が咲き揃ってくれるかも知れません(^-^)。
May 22, 2010
こんにちは。ゴールデンウィーク前までは寒めの日が続き、こちらでは園芸種のチューリップは今頃になって見頃を迎えています。原種のほうは早咲きの品種が多いのですが、今年はこの3週間ほど質の悪い風邪にやられて、桜共々ゆっくりと見るタイミングを逃してしまいました。今日は何とか風邪の回復に間に合った、遅咲きの原種たちの写真です。 ◇ ◇ ◇ ◇昨年秋には、かねてから欲しかったアクミナータをようやく手に入れることが出来ましたが、暮れのゴタゴタで植え付けが遅くなったせいか、6球植えたのですが開花したのは1花だけ(T_T)。それでも初めて見られたので感激です。Tulipa acuminata細い花弁が特徴で、百合咲きの交配種のもとになったと言われているようです。Tulipa acuminataクルシアーナ系のバリエーションたちは、もう盛りを過ぎています。T. clusiana 'Tinka' / T. clusiana 'Lady Jane' & 'Cynthia'Tulipa hageriTulipa batalinii 'Bronze Charm'Tulipa vvedenskyi一番下のブベデンスキーは、花色も鮮やかで大きく、このまま園芸種としても通りそうです(^-^)。
May 7, 2010
こんにちは。今回もご無沙汰してしまいましたm(_ _)m。もうゴールデンウィークというのに直前まで寒いくらいの気候。ところが一昨日くらいからはいきなり6月並の暑さです。今日はベランダのタキロンに遮光ネットを張り、ベランダ蘭園の開園となりました。とは言っても、まだまだ翌朝冷え込みそうな時にはには、すべて部屋に取り込む事になりますが…(^_^;) ◇ ◇ ◇ ◇すやらかさんから頂きました、Den. ピッテロゴールド 'ダイヤモンドリング'が咲いてくれましたのでご報告を。 Den. Pittero Gold 'Diamond Ring'皆さんのところに比べて遅かったので心配していましたが、無事に咲いてくれました。あちこちで同じ事をやっていらっしゃるようですが(笑)、小生もやってみたくて、カラーチェンジの経過を撮影しました。5月1日の花 / 5月4日の花クリームイエローから咲き始めて、白く縁取られた見事なゴールドに変身する花を見られて感激しています。丁度咲き出した原種のDen. ノビレと、もうひと月ほど部屋中に香りをふりまいてくれているDen. オリビアと並べて記念撮影しました(^_^)。Den. nobile / Den. Pittero Gold 'Diamond Ring' / Den. 'Olivia' ◇ ◇ ◇ ◇季節はもう初夏の装いですが、冬のカトレアたち「年明け編」はまた今度です(^_^;)。
May 4, 2010
こんにちは。大変ご無沙汰しました。この春は暑くなったり寒くなったりとおかしな気候が続きますね。早いうちから芽を伸ばしていたクリローたちは、その後の凍結や雪で散々花芽が傷みました。今朝はようやく蕾が綻んで色づきだした桜に雪が積もりました。 ◇ ◇ ◇ ◇いつもお越し頂いている皆さんには一応お知らせしましたが、昨年暮れに、10年間一緒に過ごした愛猫が急死し、忙しかったのと体調不良気味だったのと、すべてが重なって更新する気力もわかず、随分とご無沙汰してしまいました。逝った子のことは忘れられずにいますが、悲しむ間もなくクリスマスの日には新しい仔猫ちゃんがやって来ました。この子が前の子の10倍もやんちゃなので、ますます更新の時間もありませんでした(笑)。リリーです! よろしくね!!なお、写真アップのサーバー容量も怪しくなって来ましたので、1年以上前あたりから画像を削除していく予定です。もし過去の画像でご覧になりたいものがありましたら、お知らせ頂ければ、改めてアップさせて頂きます。
Apr 15, 2010
こんにちは。季節の変わり目のせいか、体調不良気味だったのと忙しかったのが重なって、もう2月近くもご無沙汰してしまいました。いつの間にか秋も過ぎ、部屋の中も暖房無しでは朝には10℃を切りますので、蘭のためにはもう、毎晩ストーブを付けて寝る季節となりました。 ◇ ◇ ◇ ◇ご無沙汰していた間に、この春にジュメさんに頂いたGur.[C.] ボウリンギアナ・セルレアが咲きました。Guarianthe bowringiana fma. coerulea開花したのはもうひと月も前になってしまいますが、同じ仲間のスキンネリーのような草姿に、スキンネリーよりも小輪のお花が房咲きになって、これからの洋蘭シーズンの幕開けを楽しませてくれました。Guarianthe bowringiana fma. coerulea時を同じくして、L.[C.] プミラも咲いてくれました。この株もいつものお花屋さんで売れ残っていた株を手に入れたものです。Laelia(Cattleya) pumilaラベルに「丸」とだけ書かれていて(笑)、花を見ずに買ったのですが、ご覧のような大輪で整形のいいお花が咲きます。ちょっと得したような気分ですね(^-^)Laelia(Cattleya) pumila ◇ ◇ ◇ ◇このところはC. ラビアタが何種類かとロックレリアが咲いています。また機会を見てアップさせて頂きたいと思っています。また、この2月ほど、ほとんど皆さんのところにもお邪魔していませんでした。折を見てまたちょっとずつお邪魔させて頂きますね。
Nov 21, 2009
こんにちは。しばらく雨も降らない秋空が続きましたが、昨晩からは時々土砂降りになりました。きょうも一日お日様は顔を見せてくれませんでしたが、最低気温は高めで、蘭の取り込みもサボれました(^_^;) ◇ ◇ ◇ ◇先日に続いてC. ラビアタの別のtipoの株が咲きました。Cattleya labiata 'Helena' x self NS 15.0cm x 16.0cmこの株は山取りの整形花として知られる'ヘレナ'の子供です。NS 15.0cm x 16.0cmと大輪で整形です。我が家には'ヘレナ'もいますが、今シーズンは空シースに終わりました(T_T)Cattleya labiata 'Helena' x self NS 15.0cm x 16.0cm ◇ ◇ ◇ ◇原種胡蝶蘭のPhal. ベリーナ、セルレア花ですが、ようやく今シーズンの初花です。Phalaenopsis bellina fma. coerulea先日のビオラセア・セルレアとは、色の乗り方が違いますね。今頃になってやっと初花では、寒くなるまでにまたお花が見られるか心配になります(+_+) ◇ ◇ ◇ ◇それから、ちょっとご紹介が遅れてしまいましたが、amigoさんがL. ダイアナ(ダヤナ)・セルレアを送って下さいました。Laelia[Cattleya] dayana fma. coerulea魅力的なリップの紫のスジスジ、香りもあって嬉しいです(^-^)amigoさん、どうもありがとうございましたm(_ _)m ◇ ◇ ◇ ◇最後に…ようやくまともになって来た我が家の秋薔薇たち。今日はそのなかから2種を。暑い間、小さな蕾からあっという間にポンポンになってしまっていた、アルシデューク・ジョゼフ、久しぶりに綺麗なロゼットのカップを見せてくれました。Archiduc Joseph (Tea)夏の間沈黙していたデーム・イーディス・ヘレンも…Dame Edith Helen (HT)素晴らしい香りと共に復活です(^-^)
Sep 29, 2009
こんにちは。当初の予報と変わって、連休後半は曇ってしまいましたね。少し雨も降りましたが、おかげで朝晩は冷え込まずに、蘭の取り込みも少なくて済みました。 ◇ ◇ ◇ ◇先日のラビアタに続いて、もうひとつラビアタのアメジスティナが咲きました。C. labiata fma. amethystina 'Select' NS 10.0cmx11.5cmこの株はブラジルで選抜された実生個体とのことですが、個体名はありません。リップの模様は先日の'カノイーニャ'よりも紫味が濃いです。C. labiata fma. amethystina 'Select'セパル、ペタルもしっかりとセルレア色が乗りますので、アメジスティナのラベルですが、セルレア、あるいはセミコンカラー・セルレアでも通る個体だと思います(^-^)小柄な個体のようで、トップバルブの高さは葉を除くと7cmしかありません。NSも 10.0cmx11.5cmです。これだとほとんどミニカトレアですね。オルランドやカノイーニャと同じく、ラビアタらしい葡萄のような香りがします(^-^)先日の'カノイーニャ'と一緒に記念撮影しました(^-^)C. labiata fma. amethystina 'Select' / C. labiata fma. amethystina 'Canoinha'並べてみると、カノイーニャは大笑いしていますね(^_^;) ◇ ◇ ◇ ◇昨年にも載せましたが、Den. オーリキュラタム、今年も着花数を更新しました!(^-^)Dedrobium auriculatum昨年は同時に5輪咲いて喜んでいましたが(^_^;)、今年はオマケで終わりかかっている花も入っていますが、9輪同時に咲きました。同時開花には間に合いませんでしたが、もう一つ蕾があります(^-^)Dedrobium auriculatum甘い香りが虫を良く呼ぶのか、花が終わった後に子房が膨らんでいることも多いです。
Sep 23, 2009
こんにちは。昼間は晴れると残暑の日差しが強烈で、ひと夏平気だったカトレアに葉焼けを起こさせるくらいです。その一方で、朝は冷え込み、昨日の朝は10℃、今朝は12℃まで下がりました。温室で温度をコントロール出来ない栽培環境ですので、せめて気候は平年並みに推移してほしいところです(+_+)先日紹介しましたDen. オーリキュラタムとC. ビカラーの様子ですが…Den. オーリキュラタムの方は開いてきました。Dendrobium auriculatumC. ビカラーの方は、咲き始めより色が乗ってきました。Cattleya bicolor (Jungle Plant)有名個体の'チョコレート'に負けない(超えたか!?(^-^))良い感じになりました(^-^) ◇ ◇ ◇ ◇一方、我が家の薔薇たち、だいぶ整った花形になってきた株もあります。そのなかから、大好きなティーを2つ。どちらも昨日と今日の写真です。Mme Bravy (T) マダム・ブラビーVictor Velidan (T, Found Rose) ビクトール・ベリダンどちらも良く似ているように見える白薔薇なのですが、マダム・ブラビーは薄いアプリコットピンクがフラッシュする剣弁花でラズベリー香、ビクトール・ベリダンはうすピンクがかる丸弁花で典型的なティー香。両種ともたおやかに俯いて咲く姿が奥ゆかしいですね(^-^) ◇ ◇ ◇ ◇秋咲きの原種シクラメンも咲き出す季節となりました。後列Cyclamen africanumアフリカナム / Cyclamen hederifoliumヘデリフォリウム前列2株Cyclamen purpurascensプルプラッセンス後列右のヘデリフォリウムはここへ来て本格的に沢山蕾を上げてきましたが、この夏はおかしな気候のせいか、ほとんど休眠せずポツポツと咲き続けていました。
Sep 11, 2009
こんにちは。昨日あたりから、ようやくこちらにも青空が戻りました。今日などは快晴で温度も上がり、余裕で30℃を超えていると思います。それでも湿度が低くてさらりとしているので、木陰や家の1階は天国です。 ◇ ◇ ◇ ◇いつもほぼ毎日欠かさずこちらにお越し頂いているamigoさんから、嬉しいお届け物がありました。ご自身も紹介しておられた、たわわに実った種なしピオーネを送って下さいました。こちらでは巨峰やワイン用品種の栽培は盛んですが、ピオーネはあまり作られていないようです。そろそろ夏の疲れが出てくるこの時期、甘くてジューシーなピオーネが嬉しいです。これでバテが出ないように頑張れそうです(^-^)また同じくamigoさんのお宅で生産していらっしゃる黄金桃。瓶入りのこちらはそのシロップ煮(プリザーブ)。イオノシジュームの「はるり」と一緒に送って下さいました。小生、最近お腹のためにヨーグルトを毎日よく食べますので、黄金桃のプリザーブはピッタリ!ピオーネとともに早速頂きました(^-^)♪♪またイオノシジューム・はるりは、いつもお店で値引きを待っていてもなかなかゲット出来ませんでしたので、とても嬉しいです(^-^)amigoさん、どうもありがとうございましたm(_ _)m ◇ ◇ ◇ ◇さて、真夏並の炎天下、我が庭の木陰の蘭たちです。先日のPhal. ビオラセア・セルレア、咲き始めよりもだいぶ色がのりました。Phalaenopsis violacea fma. coeruleaペタルが豪快に後ろに反っていますが(^_^;)、コラムが目立って天狗のお面のようです(笑)気温が上がったせいか、今日はとても良く香っています。一方、7月末に紹介したキンギディウム・デクンベンスは、次々にとぎれることなく咲いています。Kingidium decumbensそれからこちらも先日紹介した Den. オーリキュラタム、また蕾が膨らんで咲き始めました。Dendrobium auriculatum今回はこの花を含めて、つぼみは9個が控えています(^-^)
Sep 6, 2009
こんにちは。今日もスッキリ晴れません。薄日が差すこともあるのですが、小雨がぱらついたり午後は雷が鳴ったりです。 ◇ ◇ ◇ ◇一昨日のC. ビカラーと同じ二枚葉系(正確には別々の亜属になりますが)のC. ハリソニアナが咲きました。Cattleya harrisoniana (Syn. C. loddigesii var. harrisoniae)C. ロディゲシー var. ハリソニエとされる場合もありますが、花がほぼ一色のロディゲシーに比べて、ハリソニアナは明度の高いビビッドなピンクの花弁に、リップの黄色がアクセントになっています。色調は調整していますが、実際はもうちょっと濃い色に咲いています。Cattleya harrisoniana (Syn. C. loddigesii var. harrisoniae)カトレア系と言うよりは、サフランやチューリップに似た甘ったるい香りがします。午前中から夕方までは良く香るようです。Cattleya harrisoniana (Syn. C. loddigesii var. harrisoniae)リップの感じはC. インターメディアなどとも似た雰囲気がありますね(^-^)一昨日のC. ビカラーとならべて記念撮影をしてみました(^-^)Cattleya harrisoniana ・/ Cattleya bicolor
Sep 4, 2009
こんにちは。台風の影響はありませんでしたが、それでも台風一過の青空にはならず、残暑も煮え切らずに涼しい曇り空となっています。 ◇ ◇ ◇ ◇カトレア原種と言うとラビアタ系の大輪花が注目されがちですが、カトレア属の中には、所謂カトレアの花とはかなりかけ離れた印象のお花たちもあります。そんなワイルド組のC. ビカラー(ビコロル、バイカラー)が咲きました。Cattleya bicolor (Jungle Plant)この株は山取り株の中から選抜されたものですが、けっこう形のいいお花が咲いてくれました(^-^)地味な褐色のセパルとペタルに、ショッキングピンクのリップ、ビカラー(バイカラー)の名の如く、際立った二色のコントラストがまぶしいお花ですが、ご存じない方には、お花だけ見るとカトレアと言われても、むしろシンビなどに見えてしまうのではないでしょうか(^-^)Cattleya bicolor (Jungle Plant)ご覧のように株もスリムでのっぽ、デンドロではないかというような草姿です。我が家のベランダではこののっぽさが災いして、本当はもう1輪蕾があったのですが、花芽の伸び始めの際、水やりの時に蕾をひとつ折ってしまいました(>_<)通常カトレア類はコラム(蘂柱)をリップの基部が包み込むお花が多いのですが、この種はコラムを包みません。Cattleya bicolor (Jungle Plant)地味な色の蕾が、いざ開いてみると、中からショッキングピンクのリップが出てきて驚きます。さながら、「してやったり」とあっかんべーをしているようです(^-^) ◇ ◇ ◇ ◇それから、ファレノプシスの原種、ビオラセア、ようやく今シーズンの初花が咲きました。Phalaenopsis violacea fma. coerulea我が家にはビオラセアはこのセルレアひと株だけですが、今年は春遅くまでC.ノビリオールなどと一緒に最低温度を高く保ちすぎたのか、花芽が伸び出すのが遅くなりました。Phalaenopsis violacea fma. coeruleaベリーナのコントラストのはっきりしたお花もいいですが、こちらは花全体がうっすらとセルレア色に染まり、何ともクールでいい感じです。まだ今日が開花初日で香りも弱いようですが、これから香って来ると思いますので楽しみです(^-^)
Sep 2, 2009
こんにちは。この夏は日照不足が続いて、このところの残暑が嬉しかったのですが、今朝はいきなり14℃まで下がりました(汗)この涼しさ(寒さ?)3日くらいでまた平年並みに戻るようですが、それにしても、昨夜は慌ててカトレアの寒がり組を部屋に取り込みました。今夜もまた取り込む予定です。 ◇ ◇ ◇ ◇このブログも開設してから1年経ち、偏った趣味の稚拙な記事にもかかわらず、こちらをご訪問下さる皆さんのおかげで、ようやくですが20000アクセスとなりました。ありがとうございましたm(_ _)mキリ番は残念ながら楽天ブログのメンバーさんからではなく携帯からのアクセスでした。キリ番に一番近かったのはあちゅさんの19990カウントでした(^-^)/☆あちゅさん、カウプレリクエストがありましたら、またお知らせ下さいねd(^-^)b ◇ ◇ ◇ ◇きょうのお花はとりあえず、偏った趣味に相応しく(!?)、先月咲いたドラキュラ・キマエラ(キメラ)がまた咲いてくれましたのでそれを(^_^;)Dracula chimaera先月の写真と比べてみると、花の着き方が全く同じです。Dracula chimaeraそれもそのはず、先月のお花が終わって、ポロリと花が落ちたその花茎からまた蕾が出て咲いたからです。 ◇ ◇ ◇ ◇毎日、なるべく猫と(笑)散歩に行くのですが、今日はいつものコースを外れて近所の縄文蓮を見て来ました。Nelumbo nucifera(縄文ハス)蓮の蕾は素敵な形をしていて、「うてな」と言う言葉が似合う気がします。夕方に行きましたので、お花は閉じてしまっていますが、花弁数もほどよい綺麗なお花だった記憶があります。今度は午前中に見に行ってみようと思います(^-^)
Aug 24, 2009
こんにちは。天候不順が続き、梅雨明けが大幅に遅れた今年、このところの暑さは歓迎!…と思っていたのですが、今朝は寒いくらい涼しく、今日の最高気温は27、8℃止まりになりそうです。明日の最低気温予想はいきなり15℃と、蘭の越冬環境のことはまだ先と思っていたところなのに大焦りです(^_^;) ◇ ◇ ◇ ◇今日は日差しを避けていればかなり涼しいですが、まだ薔薇たちは秋のお花にはなりません。ショボイですが、気分はまだ夏の薔薇たちを…Mrs. Oakley Fisher (HT) / Jacqueline du Pre (S)一重系は暑くてもあまり花形に影響は出ないようです。オークリー・フィッシャーの花の色は薄くなりますが…La France (HT) / The Bride (T)ラ・フランスは比較的いいお花です。ブライドは良くないですね~…Tamora (ER) / Jude the Obscure (ER)タモラはカップが浅く花弁が少ないです。ジュード君も花弁は少ないようです。香りはどちらも素敵ですが(^-^)Souv. de la Malmaisons (B) / Archiduc Joseph (T)マルメゾンとジョゼフは暑さのせいか、蕾が膨らんだと思ったら一気にポンポンになってしまいました。White Grootendorst(Hyb Rug) / Maggie(B, Found Rose)(=Ze Yan Fe Wu(Ch))マギー(紫燕飛舞)はまあまあの花形になりました。 ◇ ◇ ◇ ◇夏の名残を惜しむようにタカサゴユリが咲き、一方で秋のお花も咲き始めました。Lilium formosanum / Lychnis miquelianaセンニンソウは昨夏も見事に咲きました。花後に全部地際から刈り取ってしまいますが、今年も春に伸びた新芽からまた咲きました。Clematis terniflora ◇ ◇ ◇ ◇先日のAsctm. ミニアタムもほぼ満開になりました。Ascocentrum miniatum
Aug 23, 2009
こんにちは。雲一つ無い快晴が続きます。夜には秋の虫の声さえ聞こえだして、行く夏を惜しむ雰囲気になって来てしまいましたが、何とかとりあえず、例年のこの時期の気候に戻ってくれました。朝夕は涼しいですが、日中の日差しはまだまだ強烈です。しばらくはお天気が続くようなので、蘭たちにはとりあえず、冷夏の生育の遅れを取り戻して欲しいです。 ◇ ◇ ◇ ◇この5月に、地元のお花屋さんでの、売れ残り一掃セールのトレーまとめ売りの中に入っていたAsctm. ミニアタム、そのときも開花中だったのですが、また咲いてきました。Ascocentrum miniatumアスコは春咲きのイメージがあるのですが、この暑い時期に似合う花色の気がします。Ascocentrum miniatumこのところの強烈な日差しの下、ぐんぐんと咲き上がって行きます。大昔に一度枯らしてしまって以来、永らくお花を見ていなかったのですが、今年また我が家にやって来て、久々にゆっくりと観察する機会を得ましたので、めいっぱいアップまで寄ってみました。Ascocentrum miniatumこのお花も花粉キャップにはハートマークがあるようです(^-^)それから、オレンジの鮮やかなアスコと一緒に、ロックレリア2種も咲き出しました。一つは5月にも咲いたL. ブラディー(ブレイディー)、もう一つはL. フォーネリー(フルニエリー)です。Laelia bradei / Laelia fournieriちなみに現在は2種ともカトレア属に入れる意見もありますが、最近の属名変更の嵐には、分類学者ではなく趣味家の小生としましては、さんざんうんざりしていますので、一番最初の属名で呼んでいます。5月にも咲いたときより濃いレモンイエローがビビッドなブレイディーと、Laelia bradei遠目には地味ですが、アップで見るとクリームホワイト地にピンクのフラッシュが繊細なフォーネリーです。Laelia fournieriロックレリアは水を好むので、水苔植えだと早く水苔が傷みますので、今年からすべての種類で、クリプトモスを中心としたコンポストに変更しましたが、今のところ、皆順調のようです(^-^) ◇ ◇ ◇ ◇先日あまりの安さにまたお迎えしてしまったB. ノドサもほぼ満開になって来ました。Brassavola nodosaこのお花、不思議なのは、近くでかいでもお花の香りはそれほど強くないのに、夜部屋に取り込むと部屋じゅうに香っているのが分かります。ナイトキャップがなくても素敵な眠りに誘い込んでくれるようです(^-^)
Aug 17, 2009
こんにちは。やっと梅雨のようなお天気から開放されましたが、大陸の乾いた高気圧に覆われたせいか、もう秋のような空です。こちらではお盆と言えばもうススキの穂が出そろうのですが、今年はおかしな気候のせいか、まだのようです。 ◇ ◇ ◇ ◇先日のヤマユリ、下の方のお花が枯れる前に、なんとか一斉に咲き揃うのを見られました。Liliun auratumその足下で、久々にパット・オースチンが咲きましたので、画角的にやや無理がありますが、一緒に記念撮影。Pat Austin (ER)夏の薔薇たち、暑さと湿度と日照不足のせいでまともなお花が咲きませんが、かろうじて見られるものをアップしてみました。夏の暑さも平気なティプシーの唐桃のような咲きかけのお花です。Tipsy Imperial Concubine (Tea, Found Rose)ちょっとお花が小さく花弁も少なめですが、まあまあ色も乗ったタモラと、蕾のうちに切ろうか迷っているうちに咲いてしまった(笑)ジュード・ジ・オブスキュア。Tamora (ER) / Jude the Obscure (ER)タモラ姫の香りはよくミルラ香と言われる系統の香りですが、本当のミルラ(没薬)はこんなに良い香りではありません。どちらかというとフルーティ系です。ジュード君も、カラッと湿度が下がったせいか、やや小さめではありますが本領発揮に近く、花弁も少なめなのが幸いして、中心部が腐る事も無く、コロッと良い色で咲いてくれました(^-^)こちらも香りはフルーティ系で、マンゴーのようなグレープフルーツのような香りです。
Aug 14, 2009
こんにちは。今朝は地震に起こされました。被害に遭われた皆さんにはお見舞い申し上げます。我が家の辺りでは震度4、震源の隣県に近い県南部では震度5弱だったそうです。震度4と言っても、このクラスの揺れは初体験で、結構怖い物がありました。 ◇ ◇ ◇ ◇幸い何も被害は無く…と言いたいところなのですが、我が家でも些細な被害が出ました。これです。そう、これです…Cattleya labiata fma. amoena 'Fowleyana'夜は部屋にいれてPCデスクに飾って楽しんでいたのですが、上段のプリンター用の棚に置いてあった携帯が落下して直撃です(涙)前から、ここから携帯が落ちると下のお花に当たるな~、と思っていたのに、位置を考えて移動しなかったので、これは人災であります(+_+)Cattleya labiata fma. amoena 'Fowleyana'先日咲き始めた株のもう一つのリードの蕾が、昨日開花し始めて、今日、5輪並んでの記念撮影の予定だったのですが、悲しき記念撮影となってしまいました(T_T)
Aug 11, 2009
こんにちは。沖縄付近を通過中の台風の影響か、昨日今日と蒸し暑い日が続きます。昨日の夕方からは雨が降ったり止んだりです。 ◇ ◇ ◇ ◇この春からのおかしな気候のせいでしょうか。それとも、冬の低めの温度管理のせいでしょうか。春咲き、あるいは春から咲き始めるデンドロがようやく咲き始めました。こちらは昨年ガストルキスさんのところからお迎えしたDen. パリシー、バルブのわりに根が細めで、植え替えに気を遣う上に気難しいと聞きましたので、春先にコルクに付けました。Dendrobium parishii待ち焦がれていたお花がようやく開花しました(^-^)Dendrobium parishii新リードも3つ伸びてきましたが、この時期でもまだ小さいので、初冬の落葉までにどれくらい伸びてくれるかちょっと心配です(^_^;)こちらはDen. オーリキュラタム(アウリクラタム)です。細いバルブのひと節にひとつずつ、シーズンを通してポツリポツリと咲きます。Dendrobium auriculatumムスクのような甘い香りがします(^-^)'オーリキュラタム'とは「耳の」と言う意味ですが、その名前は、横から見たこの花形から来ていると思われます。Dendrobium auriculatumそれからこちらは、元々この時期に開花する日本の自生種、キバナノセキコクです。Dendrobium tosaense「キバナ」と言っても実際は緑色の地味なお花ですが、わずかに香りがあります。Dendrobium tosaense今はひょっとして変わっているかも知れませんが、小種名は産地のひとつの「土佐」に由来しています。 ◇ ◇ ◇ ◇フウランの先日紹介した株とは別の株も開花しました(^-^)Neofinetia falcataこの株は山取りを分けて頂いたもので、これでひと株です。10芽以上が塊になっています。…が、今年は花茎は1本しか出ていません。ちょっと残念です。先日の株も、残りのお花が咲き出しました。Neofinetia falcataこれからしばらく、夜は甘い香りで部屋を満たしてくれます(^-^) ◇ ◇ ◇ ◇今日はついでに、ショボいですが何とか咲いてくれている夏の薔薇たちもご紹介。うつむいてたおやかに…Victor Velidan (Tea/Found Rose) / Mrs Foley Hobbs (T)暑さも平気でしべの綺麗なデインティ・ベスとジャクリーヌ・デュ・プレ…Dainty Bess (HT) / Jacqueline du Pre (S)そして一年ぶりのティプシー・インペリアル・コンキュバイン…Duchesse de Brabant (T) / Tipsy Imperial Concubine (T/Found Rose)ティプシーは花びらの重ねが厚すぎて、毎年春には咲けずに夏になってようやくお花を見せてくれました(^-^) ◇ ◇ ◇ ◇P.S.先日のヤマユリ、みるみる咲き上がってきました。Lilium auratumとても強く香るので(おそらくカサブランカなどと同じ香りです)、2階の部屋にいても香ります。小生、ユリの花は大好きなのですが強い香りに弱いので、昨日は庭の草取りをしていて、鼻水全開でした(^_^;)
Aug 7, 2009
こんにちは。東北より南は梅雨明け宣言が出ましたね。午後の早いうちから曇りましたが、今日はようやく夏らしい一日となりました(^-^)これで蘭や畑も生長の遅れを取り戻せると良いのですが。 ◇ ◇ ◇ ◇通常は秋咲きということになっているカトレア・ラビアタですが、8月の声を聞くと早咲きの品種は咲き出します。ラビアタの季節の到来を告げる、早咲きのC. ラビアタ・アモエナ・'フォーレイアナ'が咲き出しました。Cattleya labiata amoena 'Fowleyana'セパルとペタルは白、リップにのみ淡いピンクを乗せています。Cattleya labiata amoena 'Fowleyana'端正な花形、優しい花色、コンパクトな株立ちにはやや大きめのお花。ラビアタらしい魅力にあふれたアモエナの逸品です(^-^)今日も大きさ比較で先日のセミコンカラーと並べて撮ってみました。フォーレイアナのNSが、13cm x 13cmですから、セミコンカラーは小さいです(^_^;) ◇ ◇ ◇ ◇先日紹介したヤマユリ、大株の方が咲いてきました。Lilium auratum花の数を数えましたら、10個と13個でした。下の方が終わらないうちに咲き揃ってくれれば良いのですがどうでしょう。Lilium auratumこの種の特徴である赤色の斑点は、3日目くらいには茶色く褪せてしまいますが、咲き出した時は本当に鮮やかです。香りが強く、2階のベランダで蘭の世話をしていても、強く香ってきます。 ◇ ◇ ◇ ◇P. S. 今日はいつものお花屋さんに素焼き鉢を仕入れに行ったのですが、このところ胡蝶蘭とデンファレしかディスプレイされていないのですが、B. ノドサが380円で沢山並んでいました(^_^;)あまりに安いので、ノドサ、我が家にもあるのに一鉢お連れ帰りとなりました(笑)Brassavola nodosaバルブは数えていませんが、30本以上あるでしょうか。咲いている花茎が2本、まだ蕾の花茎が6本で、これからしばらく楽しめそうです♪お花が終わったら、我が家のコルク付け組に合流させるつもりです(^-^)
Aug 4, 2009
こんにちは。今日も朝のうち日が差しましたが、午後は曇り、夕方からまた雨です。蒸し暑いばかりで日照不足、そろそろ本当に日差しが恋しいです。 ◇ ◇ ◇ ◇夏咲きの房咲きデンドロ、グリフィシアナムが咲きました。花形はファーメリやシルシによく似て、クリームイエローから鮮黄色のお花が咲きます。Dendrobium griffithianum花数がイマイチですが、色と形はまあまあでしょうか。暑い中、良く咲いてくれました(^-^)Dendrobium griffithianumベルベットのようなリップが繊細な雰囲気、蘭の花の少ない夏に嬉しい黄色です。こちらは我が家では初花、ロックレリアのL. クレベリー(クレバリー)、ピンクからイエローのスプラッシュのはいるお花まで個体差が多いですが、こちらもクリームイエロー系のお花が咲きました。Laelia kleberi写真ではわかりませんが、弁裏はイエロー地にピンクのスプラッシュです。もうひと株ありますので、そちらはどんな色のお花が咲くでしょうか(^-^)小さなお花ですが、大きさをおわかり頂けるように、昨日のC. ラビアタと並べてツーショットです。C. labiata & L. kleberi ◇ ◇ ◇ ◇先日ゆっかさんから頂いた、Den. オベロン 'プリンセス'がまた咲きました。Dendrobium Oberon 'Princess'この時期に咲いてしまうのは、暑かったり涼しかったりのおかしな気候のせいでしょうか。冬~春のお花は減ってしまうでしょうけれど結構沢山咲いたので、こちらもグリフィシアナムと一緒に記念撮影。Den. griffithianum & Den. Oberon 'Princess'厚弁のしっかりした大きめのお花で、大好きになりました(^-^) ◇ ◇ ◇ ◇P.S.暑さと湿度のせいで、薔薇の方は良いお花が咲きません。蕾が上がった枝も、次の蕾に望みを託してほとんど剪定してしまいました。その中で、マーガレット・アン・バクスター(HT)は咲きかけでしたので、一輪挿しに生けました。Margaret Ann Baxtor (HT)花形は可愛いですが小さいです(^_^;)
Jul 31, 2009
こんにちは。まだ梅雨も明け切らないと言うのに、今シーズンの初のC. ラビアタの開花となりました。小生にとっては数年ぶり、久々のラビアタとなりました。セミアルバの実生とのことですが、チポと言うには色がとても淡く、セミ・コンカラーと言った趣になりました。写真ではセミアルバっぽく見えますが、とても淡いピンク色が乗っています。Cattleya labiata tipo(semi-concolor)長引く梅雨の日照不足と低温の影響か、リードバルブの生育が思わしくなく、とても小ぶりの開花で、まるでミニカトレアのようです。それでも、リップの赤紫色の乗り具合はまずまず、綺麗です(^-^)Cattleya labiata tipo(semi-concolor)他のラビアタもこのようにリードの生育が良くないものが多々あり、他のお花も小さくなってしまうのではないかと、今から心配です(+_+)
Jul 30, 2009
こんにちは。西日本では大雨の被害が深刻ですが、皆さんの所は大丈夫でしたか?まだまだこれから大雨になる地方もあるかも知れませんが、くれぐれもご注意下さい。こちらも梅雨明け宣言が出てからちゃんと晴れたのはたった2日くらい。最低気温は20℃くらいあるので問題ありませんが、蘭の生育にはもっと日差しが欲しいです。そろそろ開花が近くなるカトレアのラビアタたちの中にも、バルブの生育が今ひとつのものがポツポツあります(>_<) ◇ ◇ ◇ ◇梅雨空が続く中、今日は咲き出した夏の蘭たちをご紹介します。この時期、涼しげな花姿と香りが嬉しいフウランです。Neofinetia falcataコルク付けとヘゴ付けで栽培していますが、こちらはヘゴ付け。咲き始めたのは、鉢植えで瀕死だったのを後から付けた株です。ヘゴに付けてからはもりもりと回復しましたが、この株だけ先に付いていた他の株と開花時期が揃わず、いつも先に咲いてしまいます(笑)Neofinetia falcata他の株にも花芽が上がって来ていますが、一番上の少し葉の色の薄い株は、この夏、ガストルキスさんのところからお迎えした株です。夏には沢山咲いて欲しいので、いっしょにヘゴに付けました(^-^)もうひとつのコルク付けの株は、ひと株から10芽出ている山取りの大株です。今年は花芽が少ないですが、そちらも咲いたらアップしたいと思います。続いては1年ぶりに、超ウルトラミニ胡蝶蘭(ファレノプシス属では無いですが、近い仲間です)のキンギディウム・デクンベンスです。Kingidium decumbens昨年より株は大きくなりましたが、今年は花茎1本(昨年は2本でした)です。Kingidium decumbensリップの構造がファレノプシス属と少し違うようですが、しっかりミニ胡蝶蘭しています(^-^)お花の大きさをおわかり頂けるよう、今年はフウランとツーショット撮って見ました。Neofinetia falcata / Kingidium decumbensそれから、小さな野生蘭をもうひとつ。詳細をよく知らないのですが、ポタンギス・ダクティロセラス、ミニフウランといった趣でしょうか。Potangis dactyloceras小さな透き通るような白い小花を付けます。Potangis dactylocerasこの写真ではわかりにくいかも知れませんが、「距」の先が二股に分かれていて、蜜がたっぷりためられているのが透けて見えます。こちらも大きさ比較のため、キンギディウム・デクンベンスとツーショットです。Kingidium decumbens / Potangis dactylocerasこの小さな2種類の方は、残念ながら香りはありません。 ◇ ◇ ◇ ◇P.S.梅雨に濡れながらもノウゼンカズラも盛りが近くなってきました。これはたまたま晴れた日に撮ったショット。本来ならスカッと抜けた青空の下で、この地の短い夏が駆け足で行くのを惜しみながら咲くのですが…
Jul 28, 2009
こんにちは。梅雨明け宣言はどこへやらの、曇ったり照ったりの蒸し暑い日々が続きます。今日はミンミンゼミが鳴き出しました。昼間はエゾゼミ、ニイニイゼミと一緒に賑やかです。一昨日は曇りや雨で、皆既日食も見られなかった方が多かったようです。昨日は快晴になり、一日お天気がずれれば良かったのに、と思いました。 ◇ ◇ ◇ ◇この時期、クール系や日陰を好む蘭たちを庭の木陰で栽培していますが、その木々の間に植えてあるヤマユリが開花しました。まるで、周りにある蘭たちを見守るように咲いています(^-^)同じ場所に3株ほどありますが、小さめの球根を植えましたので、咲いたのは1株のみ、植えてから3年目にしてようやく1輪咲いてくれました。このお花1輪で、庭のどこにいても香るくらい強い香りです。Lilium auratum地味なお花の多い日本の野生のお花としては、最大級の豪華なお花ですね。Lilium auratum別の場所にあるもうひと株は今年は花茎を2本伸ばし、既に小生の背丈を超えています。今年はいつもの倍の数のお花が見られそうです。 ◇ ◇ ◇ ◇こちらは秋の七草のひとつとされますが、毎年7月頃から咲くキキョウです。Platycodon glandiflorum曇りがちで涼しいのか、時々ヒグラシも鳴いています。このキキョウにオミナエシ、フシグロセンノウが咲き出すと、お盆も近いです。
Jul 24, 2009
こんにちは。梅雨明け宣言が出たものの、暑かったのはたった2日だけ。降ったり日が差したりの、比較的涼しい日がまた続いています。 ◇ ◇ ◇ ◇先日のドラキュラ2種に続いて、「美しきドラキュラ」の名を持つドラキュラ・ベラも開花しました。Dracula bellaこのお花を見て美しく感じるかどうかは、見る人次第だと思いますが、このベラ様、どちらかというと大笑い系のお顔でしょうか(^-^)Dracula bellaバスケットの底から真下に伸びて咲いています。同じくらいの大きさの花芽がもう一つあったのですが、開花直前にシケました(T_T)まだ先の膨らんでいない花芽がもう一つだけあります。Dracula bellaアップで見ても大笑い系!?(爆)でもペタルの形など見ていると、小さな羽根の生えたコウモリようにも(バットマンのマークか?)また天使の羽根(この場合は悪魔か!?)のようにも見えます。ところで、ベラの名前を聞いて「妖怪人間ベム」を連想したアナタ!トシがばれますよ(笑)。 ◇ ◇ ◇ ◇まだまだ夏本番という気候にはなりませんが、夏色のデンドロ、咲きました(^-^)Den. ビクトリアレギネです。Dendrobium victoriae-reginae同時に3つの芽から開花してくれましたので、ちょっと賑やかになりました♪葉のあるバルブとバックバルブの両方に咲いています。Dendrobium victoriae-reginaeこの株の入手時に、ずんぐりしたバルブを見て丸弁のお花を期待したのですが、弁幅はそれほどでもありません。が、完全に日陰で栽培しているこの時期でも、比較的濃色の綺麗なお花を咲かせてくれる株です。まだプックリが8つほどあるようなので、秋までまた不定期に楽しませてくれそうです。夏のデンドロと言うことで、Den. ヘルコグロッサムも咲き出しました。Dendrobium hercoglossum原種らしい素朴さと透明感のあるお花ですが、大きさは小さく、日本のセッコクくらいしかありません。大きくてボサボサの株の右端にチョロッと咲いているのがおわかり頂けるでしょうか(笑)。Dendrobium hercoglossumひょろ長く伸びますから、この節々に沢山咲いたら見事でしょうね。いつかそんな開花を見てみたいです。
Jul 19, 2009
こんにちは。日が差したり、雨が降ったり、熱帯モンスーンのような日が続いています。昨日くらいまではそれでも涼しかったのですが、今日はほぼ真夏日の最高気温になりました。それでも、夕方になると半袖では寒いくらい涼しくなります。 ◇ ◇ ◇ ◇先日のドラキュラ伯爵に続いて、ライオンの頭と山羊の胴体と蛇の尾を持つと言われる怪物の名を冠したドラキュラ・キマエラ(キメラ)も咲きました。Dracula chimaeraドラキュラ伯爵よりもお花も大きく、トゲのように見える剛毛(実際は柔らかいのですが)も生えていて伯爵より迫力があります。Dracula chimaeraリップも横から見ると、何だか怪物が牙をむいているように見えます。Dracula chimaera名前も怖そうなのですが、顔のアップは大笑いの猿の(笑)ドラキュラ伯爵と違って泣き顔に見えます。Dracula chimaeraギリシャ神話の怪物、キマイラ(ラテン語でキマエラ、読み方によってはキメラ)の由来は、小生よく知りませんが、どうやら元々は人間(神々?)の娘だったようで、何かしら悲しいお話が背景にあるのかも知れません。泣き顔に見えるのはそのせいでしょうか。 ◇ ◇ ◇ ◇こちらは盆地性の気候のせいか、晴れて風が吹くと極端に湿度が下がります。先日のドラキュラ伯爵もこのキマエラも、日中はお花がしなびますが、暑さに弱いせいもあるでしょうが、気温がそれほど高くなくてもしなびるようなので、湿度も大きなファクターになっていると考えられます。涼しいときは矍鑠とした伯爵も、暑い日中はこの通りです。Dracula vampiraお疲れのところ無理矢理お顔を上げていただくと…Dracula vampiraかなり参っていらっしゃるご様子…(^_^;)
Jul 12, 2009
こんにちは。今日は朝日が差して晴れ間も覗き、いくらかお天気もましかと期待しましたが、やはり降ったり止んだり、また日が差したりと、蒸し暑くもなりました。 ◇ ◇ ◇ ◇一季咲きの薔薇ももうほとんど終わりましたが、四季咲きの品種は続けて咲いてくれていて、どこからが2番花か区切りがつきません。今日は少し前に撮影したものになりますが、花弁が薄く、時に雨に当たると咲かないことすらある薔薇たちです。これらのほとんどは庇の下で雨に当てずに栽培しています。Duchesse de Brabant (T) / Fen Chuan Lou (Ch)Jude the Obscure (ER) / La Reine Victoria (B)ジュード・ジ・オブスキュアは花弁は薄くはありませんが、湿度が高いときには開ききる前に内側の花弁が腐ります。時には開かない時さえあります。マダム・ブラヴィとザ・ブライドは咲き進む過程を写してみました。Mme Bravy (T)The Bride (T)Tipsy Imperial Concubine (T, Found Rose) / Variegata di Bologna (B)ティプシー・インペリアル・コンキュバインは、花弁の重ねが厚すぎて、毎年のことですがこの春も結局一輪も開いてくれませんでした。その代わり、暑い夏の時期でも花弁の多い香りの良いお花を見せてくれることでしょう。 ◇ ◇ ◇ ◇先日のドラキュラ伯爵ですが、このところ日中の気温が上がったときにはしなびます(+_+)。朝夕はまた元に戻りますが、よほど暑さが嫌いなんでしょうね(笑)。Dracula vampira癒着していると思っていたラテラル・セパルですが、今朝見たら離れて開いていました。
Jul 7, 2009
こんにちは。曇りで薄日が差す日が多いですが、午後はいつものように驟雨です。まるで熱帯の雨期のような気候です。蘭たちには気持ちいい季節でしょうか。 ◇ ◇ ◇ ◇今日の雨のやみ間のお花たちです。デインティ・ベスも気温が高くなって色が薄めです。Dainty Bess (HT)ハイブリッドティー第1号と言われるラ・フランスです。8ヶ月ぶりの素敵な香り。今期の初花です。La France (HT)真っ赤なモナルダ(ベルガモット)も咲き出しました。Monarda didymaDen. クニコの親のDen. ビクトリアレギネがまた咲き出しました。他の株にも蕾が沢山着いています。Dendrobium victoriae-reginae ◇ ◇ ◇ ◇モナルダの撮影を終えるとまた降り出しました。西の空にはお日様が顔を出しましたので、東の空を見ると…本当は青空をバックに二重の虹がかかったのですが、見とれていて撮影タイミングを逃しました(笑)。
Jul 6, 2009
こんにちは。梅雨前線は南下中ですが、すっきり晴れることもなくまた降るでもなくです。湿度はあってもどちらかというと涼しいです。 ◇ ◇ ◇ ◇先日あちゅさんから頂いたDen. ユニカム・ドワーフタイプがようやく咲きました。頂いてからプックリが膨らんでここまで来るのに3ヶ月と10日かかりました(^_^;)Dendrobium unicum 'Dwarf Type'植わっている鉢が2号ですから小ささが分かっていただけるでしょうか。お花の影に隠れて小さなバルブは見えません(笑)。小さなお花が登場したついでに、こちらはMasd. フロリバンダです。もうひと月ほど、しぼんではまた次のお花と、入れ替わりで咲いています。Masdevallia floribundaアップにすると分かりませんが、これもとても小さなお花です。先のユニカムと並べてみました。どちらもデスクトップで眺められるサイズです(^-^)。
Jul 4, 2009
こんにちは。梅雨前線のうろつく日が続きますが、今日もこちらは豪雨にはならず、降ったり曇ったりです。湿度は高いですが、蘭たちのためにはもう少し温度が欲しいです。 ◇ ◇ ◇ ◇梅雨の高い湿度と比較的涼しめの日が続く中、先日ガストルキスさんのところよりお迎えしたドラキュラ伯爵が開花してくれました。Dracula vampira花芽の伸びる時期に根をいじったせいか、10本近く出た花芽はこの1花を残して全部シケてしまいました(@_@)。が、とりあえずこの1花が開花してくれただけでも、クール系のドラキュラとしては快挙でしょうか(笑)。Dracula vampira属名はドラキュラ、種名はヴァンパイアと恐ろしげな名前ですが、顔をよ~くみると、どちらかというとコメディアン系の猿顔に見えなくもありません(笑)。自生地はアンデスの高地、雨や霧の多い場所なのでしょうか。この仲間は下を向いて咲く物がほとんどのようです。アップの撮影は正面からですが、実際は下のように咲いています。Dracula vampira後ろの方に別の株が見えますが、ドラキュラがあと2種類、多くの花芽がシケながらも何とか2、3の花芽を膨らませて来ています。そちらも無事咲いてくれましたら、またアップさせて頂きます。 ◇ ◇ ◇ ◇今日はお好きで無い方には今ひとつなじめないお花だったかもしれませんので、ちょっと撮影タイミングを逃しましたが、ポツポツと良く咲いてくれているDen. クニコで締めです(笑)。まだまだ沢山の節にプックリが控えています(^-^)。
Jul 2, 2009
こんにちは。いよいよ本土も梅雨らしくなってきましたね。こちらではまだ豪雨にはなっていませんが、皆さんの所は大丈夫でしょうか。昨日の午後から今日のお昼頃までは結構な降りになりましたが、今は薄日が差して少し蒸し暑いです。 ◇ ◇ ◇ ◇庭の薔薇、一季咲きもそろそろ終わりに近づき、四季咲きを残して大胆に剪定を行いましたが、まだまだ遅咲きの品種は盛りこそ過ぎたものの、沢山咲いています。今シーズンは久々に沢山撮影しましたが、庭の作業に蘭の手入れが加わって忙しく、それほどオンタイムでアップできませんでした。大分遅れましたが、今日は花盛りの頃に撮影した中で、シンプルな品種ばかりを選んでみました。Alba semi-plena(A) / Celestial(A)Dainty Bess(HT) / Fru Dagmar Hastrup(Hyb Rug)Maiden's Blush(A) / Mrs Oakley Fisher(HT)Odorata(Hume's Blush China)(Sp or Ch) / Quatre Saisons(Rosa damascena bifera)(D)タカネイバラ(Rosa acicularis nipponensis)(Sp) / Rosa gallica officinalis(G)Rosa moyesii 'Geranium'(Sp) / ハマナス(Rosa rugosa)(Sp)一季咲きのアルバと原種はもうほとんどおわっていますが、原種の中でもハマナスと、その他の四季咲き種は引き続き咲き続けています(^-^)。
Jun 30, 2009
こんにちは。梅雨入りはしたものの、これまでのところ雨は少なめに推移していましたので、少し前まで咲き乱れていた庭の薔薇の後片づけ(主に剪定です)に追われていました(+_+)。 ◇ ◇ ◇ ◇夏本番を間近に控え、カトレアの花も少なくなってきましたが、コロンビアの夏のクイーン、C. ワーセウィッチが咲きました。コロンビアのクイーンと言えばC. トリアネーですが、トリアネーは冬咲き。こちらも夏咲きですが忘れられないクイーンです。Cattleya warscewicziiバルブ数が少なめでやや花数も少なめとなりましたが、株が出来ると草丈はもっと大きくなります。お花は別名ギガス(Gigas = 巨人)と呼ばれるだけあって大きいです。Cattleya warscewicziiワーセウィッチの特徴であるリップの黄目が薄目の個体ですが、それが優しい雰囲気を醸し出しています。まだまだ咲いているブラジルとベネズエラのサマー・クイーンにも再び登場して貰い、並んで記念撮影です。C. warneri / C. warscewiczii / C. mossiae coeruleaワーネリも大きなお花ですが、ワーセウィッチはさらにお花が大きいのがわかります。今回、モッシエだけはセルレアですが、見事なクイーンが勢揃い。さながらミス・ユニバースに出そろった夏の三姉妹と言ったところです(^-^)。
Jun 28, 2009
こんにちは。一昨日の雨が空の汚れを洗ったからでしょうか。昨夜は久々に満点の星空にくっきりと天の川が見られました。こちらでは冬よりも夏の方が空が澄んでいることが多く、夏の方が星空も綺麗に見えることが多いです。うってかわって今日は梅雨らしいお天気で、降ったり止んだりになりました。しかし、梅雨前線が近くなるといきなり豪雨というのは、やはり地球温暖化の影響と考えたくなってしまいます。 ◇ ◇ ◇ ◇昨日、沢山のロゼット咲きが登場したついでに、今日は開花プロセスを追った品種を紹介させて頂きます。こちらはアルシデュク・ジョゼフです。 → → Archiduc Joseph (T)咲き始めは綺麗でも、乱れ咲きになる品種も多いティーローズですが、この品種は尖った蕾から、綺麗なロゼットへ、最後にはポンポン咲きへと変化していきます。後ろのピンクはエルモサですが、3枚のバックに写っていてまったく変わっていないのと対照的ですね。こちらはハイブリッドティーですが、古典的な花形のデーム・イーディス・ヘレン。 → → → Dame Edith Helen (HT)花弁数が多いので開ききってもクラシカルな花形を維持し、オールドガーデンローズのような趣ですが、ハイブリッドティーですから大きさは上のアルシデュク・ジョゼフの倍はあります。香りも素晴らしく、マーガレット・アン・バクスターと並んで、素晴らしいハイブリッドティーです。 ◇ ◇ ◇ ◇それから今日は、いつもお越し頂いているあちゅさんから、サプライズでお届け物がりました(^-^)。ホヤ(サクララン)にピレア2種です。このまま寄せ植えかハンギングになりそうなくらいに綺麗にラッピングしてくださいました。どれも少年時代に手を出した事があるのですが、当時は(今も!)温室も無い時代。何度も枯らした経験がありますのでちょっと心配ですが(^_^;)、今度は頑張ってみます。あちゅさん、どうもありがとうございましたm(_ _)m。 ◇ ◇ ◇ ◇P.S.だいぶ以前に紹介させて頂いた、Den. トランチュアニーとL. レギネですが、まだ咲いています。L. reginae / Den. trantuaniiこのL. レギネを含めて、ロックレリア類はいつも湿らせて管理するため水苔の痛みが早く根を傷めるので、クリプトモスに軽石、日向土、バーク細粒を混合したコンポストで植え替えてみました。これから新芽と根が伸びる品種が多いので、経過を見守りたいと思います。
Jun 22, 2009
こんにちは。昨夜からお昼頃まで結構な雨になり、そのあと晴れ間も出たりして、梅雨らしいムシムシしたお天気になりました。 ◇ ◇ ◇ ◇当地での薔薇のハイシーズンもやや過ぎつつありますが、それでも一季咲きの品種も多いこの時期、まだまだ花盛りです。今日はハイシーズンに咲いた品種のなかでも、特に好きなロゼットの花形をした品種ばかりを紹介させて頂きます。数が多いですので、説明は省略させて頂きますが(笑)、個別にご質問等ありましたら、コメントの方にどうぞ。今回も系統は無視して、アルファベット順で失礼させて頂きます。では、ごゆっくりとご覧になって行って下さい。Agathe Incarnata (G) / Amanda Patenaude(Portland from Glendora) (P, Found Rose)Anais Segale (G) / Arthur de Sansal (P)Blumen Schmitt (T) / Capitaine John Ingram (M)Chapeau de Napoleon (C or M) / Charles de Mills (G)Chloris (A) / Deuil de Paul Fontaine (M)Delanabre (P) / Duchesse de Montebello (G)Fantin-Latour (A) / Felicite Parmentier (A)Indigo (P) / Ipsilante (G)Jacques Cartier (P) / James Mitchell (M)Jayne Austin (ER) / La Ville de Bruxelles (D)Leda (D) / Marchesa Boccella (P)Mme Souveton (P) / Mons Tillier (T)Phil's Hot Pink Perpetual Damask (P, Found Rose) / Reine des Violettes (HP)Rosa centifolia (C) / Rose de Rescht (P, or D)Shigyoku (G) / Souv de McKinley (P)Sydnie (P, or HP) / Tricolor de Flandres (G) ◇ ◇ ◇ ◇ロゼット咲きのお花ばかりで、シンプルなお花のお好きな方にはちょっとくどかったかも知れません(笑)。ロゼットの締めは、おなじみのマダム・アルディです。世界中の人がこのお花をベスト・オールドガーデンローズと認めるでしょう。小生も自分のベストローズを探して、これまでに200品種ほど栽培してみましたが、一つだけ薔薇を選べと言われたら(実際に選べるかどうかは別として(^_^;))、やはりこの薔薇を選ぶでしょう。Mme Hardy (D)
Jun 21, 2009
こんにちは。今日は一日曇ったり雷がなったり不安定な天気の一日でした。薔薇たちも雨で濡れてうなだれて、ガーデン作業は次のお天気の日までお預けです。 ◇ ◇ ◇ ◇一昨日の撮影ですが、大好きなストライプローズ、ロサ・ガリカ・ベルシコロール(ロサ・ムンディ)が今年は綺麗に沢山咲いてくれました。Rosa gallica versicolor(Rosa mundi) (G)まだまだ沢山咲いてくれそうですが、曇天で撮影向きの光線状態の良い日に沢山咲き揃ってくれました。もともと薬用薔薇のロサ・ガリカ・オフィキナリスの枝変わりとして登場したロサ・ガリカ・ベルシコロールですが、ストライプの赤の面積と白の面積の割合は一花ごとに違います。沢山咲いたらいつかこれをやってみたいと思っていました。今日はベルシコロールのお花だけの特集です。お時間のある方はよろしくお付き合いください(笑)。咲いたお花全部では多すぎますので、違いがわかる程度に数を絞ってみました(^-^)。まずは元のお花のロサ・ガリカ・オフィキナリスです。Rosa gallica officinalis (G)それでは、以下、ストライプ比率のバリエーションをどうぞ(^-^)。最後までお付き合い頂きありがとうございました(^_^;)
Jun 16, 2009
こんにちは。晴れたり薄曇りになったり、午後には2日続けてにわか雨も降りました。梅雨前線は遙か南方に停滞しているのに、やはり梅雨入りしているということでしょうか。 ◇ ◇ ◇ ◇春咲きのカトレアでベネズエラの国花にもなっている、C. モッシエが今頃になって咲きました。綺麗なセルレア個体で、モッシエとしてはちょっと遅めの開花です。Cattleya mossiae fma. coeruleaモッシエは通常ペタルの垂れる個体が多いですが、このお花はかなりの整形花です。Cattleya mossiae fma. coerulea通常よりリップの黄色みの薄い個体で、いっそうセルレアの色が引き立っています。この春に紹介した他のセルレア系のカトレアよりも青みも強く、本当に見事なブルーカトレアだと思います。 ◇ ◇ ◇ ◇原種シクラメン、秋と冬のお花が終わると影が薄いですが、このところ夏咲きのプルプラッセンスが咲いています。Cyclamen purpurascens我が家には4株ありますが、皆それぞれ葉の模様とお花の色合いが違います。それからこの春、一度暑くなってから涼しめの日が続いたからでしょうか。秋咲きの原種が返り咲き(?)しています。Cyclamen intaminatum / Cyclamen hederifolium fma. albaひと株だけならただの気まぐれとも思えるのですが、他にももう一鉢ヘデリフォリウムに蕾が上がっていますので、これは季節を間違えての返り咲きなのかも知れません。そろそろ秋、冬咲きの原種は葉も枯れてきたら植え替えをしたい所なのに、ちょっと困ってしまいます(^_^;)。
Jun 15, 2009
こんにちは。今日は朝から曇りでしたが、ようやくお昼頃になって薄日が差し、蘭たちをベランダに出すことが出来ました。 ◇ ◇ ◇ ◇玄関先の生け垣ですが、毎年虫が散々付いて見窄らしかったボックスウッド(西洋つげ)を切り払い、一季咲きのモスローズを中心に植え直したのが一昨年。ようやくいくらか見られる雰囲気になってきました。まだちょっと隙間のあいた部分もありますが、今お花が咲き揃っています。品種は前列左から、カピテーヌ・ジョン・イングラム、ジェームズ・ミッチェル、ドゥイユ・ド・ポール・フォンテーヌ、インディゴです。後列はマルチェサ・ボッチェラ、ジャック・カルチエ、スタンウェル・パペチュアルです。右の方、コーナーの壁の前には奥からアンジェラ、ホワイト・グローテンドルスト、その左がフェリシテ・パルマンティエ、見にくいですが一番右にタモラがあります。今日は右のコーナーをクローズアップしてみました。Angela (FL) / White Grootendorst (Hyb Rugosa)Felicite Parmentier (A) / Tamora (ER)アンジェラとホワイト・グローテンドルストはあまり香りませんが、フェリシテ・パルマンティエとタモラは強烈に香ります。今年はホワイト・グローテンドルストが大きくなりました。ちょっと引いてみるとこんな感じです。 ◇ ◇ ◇ ◇P.S.今日はカザンリクが沢山咲きました。またその他にもカトルセゾン(ロサ・ダマスケナ・ビフェラ)やロサ・センティフォリアも咲き出していました。今夜はお風呂にこれだけ浮かびます。ダマスクローズの他にも、香りのいいセンティフォリアやアルバの薔薇も一緒にしています(^-^)。
Jun 14, 2009
こんにちは。今日は晴れと薄曇りの間を行ったり来たり。中盤に差し掛かった我が家の薔薇には嬉しいお天気です。 ◇ ◇ ◇ ◇ようやくと言いますか、一年ぶりにまたダマスクローズの季節がやって来ました。薔薇の花は数あれど、本物の香りに会える嬉しい時期です。小生が最初に作り始めた薔薇は、香料の原料となるダマスクローズでした。精油の原料になるような、本当の香料用、あるいは薬用の香りの薔薇です。こちらはカザンリク、あるいはカザンラク、ロサ・ダマスケナ・トリギンティペタラと呼ばれる、ブルガリアの薔薇の谷で香料用に栽培されている品種です。Kazanlik (Rosa damscena trigintipetala) (D)こちらは近縁種で、ローズ・ド・メイ。主に南フランスで、ロサ・センティフォリアとともに香料用に栽培される品種です。Rose de Mai (D)どちらもよく似ていて、茎葉を見ずにお花を見ただけでは区別がつきませんが、香りは若干ローズ・ド・メイの方が甘い気がしますがよく似ています。どちらも本物のダマスクローズの香りです。起源は非常に古く、紀元前のクレオパトラがシーザーの訪問を受ける際に床じゅうに敷き詰めたと言われている薔薇は、この系統だと言われています。こちらは中世よりヨーロッパに伝わる、ロサ・ガリカ・オフィキナリス。別名をアポシカリーローズ(薬種屋の薔薇)といい、文字通り薬用とされた薔薇です。Rosa gallica officinalis現代では、乾燥した花弁をお茶やポプリなどにして、香りを楽しむ事が多いようです。'ローズレッド'の名前で市販されている薔薇の花びらは、本来このお花で作られるものです。近似種のロサ・ガリカ・スプレンデンス。Rosa gallica splendensこれらの薔薇、現代人が一般に薔薇と言われて思い浮かべるお花とはだいぶイメージが違うと思います。原種の趣をとどめてはいますが、もともとあった野生種ではなく、栽培されるうちに選抜されたか、あるいは原種同士の交雑か交配と言われています。 ◇ ◇ ◇ ◇我が家でも上記のガリカ2種を一緒に花びらを摘んで干しておきます。手前は開花したてを摘んできたダマスクローズ。これはお風呂に浮かべて、クレオパトラの気分を味わいます。毎年6月限定の贅沢です。 ◇ ◇ ◇ ◇朝花びらを摘んでざるの上に広げると、部屋中がガリカローズの香りで満たされます。…が、ちょっと油断すると…こういう事にもなってしまうので、注意が必要です(笑)。
Jun 13, 2009
おはようございます。梅雨入り宣言が出たというのに今日は晴天です。朝も10℃くらいまで冷えました。が、日中の気温は夏日を超える予想です。 ◇ ◇ ◇ ◇今回またまたいつもお世話になっているガストルキスさんの恒例の(!?)(笑)早い者勝ちセールがあり、以前から気になっていた子たちを、今回もお迎えしました(^-^)。まずは、セロジネの中でもシックな色で長く下垂するお花が素敵なCoel. マッサンゲアナCoelogyne massangeanaいつも行くお花屋さんでは、春に小さな株が5,000円もしていてちょっと引き気味だったのですが(^_^;)、こちらで拝見して速攻でお願いしました(^-^)。Coelogyne massangeana清楚な白花で人気のセロジネの中でも少し地味目のカラーで、沢山咲いても派手すぎずに好きな原種です。続いてDen. スアビシマム。Dendrobium suavissimum蕾つきの株でしたが、こちらへ来てから開花しました。リップの茶色のアクセントが効いています。Dendrobium suavissimum日中気温が上がると良く香ります。元々同じ種とされ、母種とされていたクリソトキサムよりも甘くて強い香りがしています(^-^)。それからこちらはEnc. プリズマトカーパ(ム)。Encyclia prismatocarpa花穂の拡大写真しか見たことが無かったのですが、実物は結構大きな株姿でした。元々エピデンドルム属に入っていたエンシクリアですが、姿は全然違いますね。Encyclia prismatocarpaヒエログリフのように謎めいた花弁の模様に、ラベンダーカラーのリップがチャームポイントです。 ◇ ◇ ◇ ◇今庭では、そろそろ先日のエビネも終わりかけ、それに代わってシラン(紫蘭)が咲き出していますが、それにしても今日のマッサンゲアナ、シランによく似ています。Coelogyne massangeana / Bretilla striata花梗の出る位置は違いますが、葉の形も似ています。セロジネの名のもととなったコラムの形もそっくりで、自生地の熱帯アジアも近いと言えば近く、祖先は共通なのでしょうか。
Jun 12, 2009
こんにちは。曇りの日が続いていますが、東北南部まではもう梅雨入りらしいですね。雨さえ降らなければ薔薇には日差しのやさしい日が続きますが、蘭には温度不足が心配ですね。 ◇ ◇ ◇ ◇ナゴランが咲きました。並の洋蘭ではかなわない位(笑)、強い香りがしています。Sedirea japonica今年は花芽が伸び出した頃にちょうど外へ出しましたが、その頃に寒の戻りがあり、寒さには直接はあてませんでしたが、10個くらいあった蕾のうち7個がシケてしまいました(T_T)。同じコルクにもうひと株着いていて、そちらの開花はもう少し先ですが、そちらも開花は6割くらいになってしまいそうです。 ◇ ◇ ◇ ◇小生の小学生時代の唯一の愛読書だった、保育社の原色日本植物図鑑は、叔母が6年生の誕生日に買ってくれたものでした。当時まだ木本編は出ておらず、草本編だけで3巻ありとても豪華な装丁で、当時の貨幣価値では3巻で数万円に相当するような高級品で、図書館でしか見られないような代物でした。当然小生の宝ものとなり、あまりに地味で種類も多すぎるイネ科を除いて(笑)、ほとんど暗記するくらい見たものです。精密な水彩画に、各種ごとに解説と学名が記載されており、ナゴランはエリデス、セッコクはデンドロビウム、シュンランはシンビジュームと、おなじみの洋蘭の名前だったのが新鮮な驚きでした。と同時に、外国の蘭に親しみを感じたものです。ナゴランは今ではセディレア・ヤポニカに属名変更されていますが、セディレアはエリデスのアナグラム(=綴り字変え、文字遊び)※で、安易な命名だなと心中密かに笑ったものです。※ a-e-r-i-d-e-s (エリデス)を逆さまから読んでみてください(^-^)。アナグラムに興味がおありの方は、映画「ダ・ヴィンチ・コード」を観てみてください。 ◇ ◇ ◇ ◇こちらのDen. ジェンケンシー(syn. Den. アグレガタム var. ジェンケンシー)も咲き始めました。Dendrobium jenkensii (syn. Den. aggregatum var. jennkennsii)昨秋に大株を分けてコルクに着けなおしましたので、小さめの株になりましたが、まだ全体の半分くらいの開花です。Dendrobium jenkensii (syn. Den. aggregatum var. jennkennsii)花穂あたりの花数ではかないませんが、お花の形そのものはそのまんまアグレガタムですね(^-^)。
Jun 11, 2009
こんにちは。夏咲きのカトレア、先日のブラジリアンクイーンに続いて、ベネズエラの夏のクイーン(ベネズエラにはクイーンがたくさんいますが)、C. ガスケリアナが咲きました。一昨日、まだ蕾だった時に4輪を何か虫につつかれて、シミになってしまい悔しいのですが、2リードに5輪の開花です。Cattleya gaskellianaこの個体、tipoの良個体と言うことで入手したのですが、咲いてみたらtipoもtipo、これはオルラータと呼んでも良いのでは無いかと思うほどの濃色リップです。Cattleya gaskellianaベタ赤でリップ上部の周囲まで、またスロート部まで赤色が乗ります。ガスケのあの甘い香りがしてくるのはこれからだと思います(^-^)。今回も大きさ比較と言うことで先日のC. ワーネリと並べてみました。Cattleya warneri & gaskellianaガスケと比べて山取り株のワーネリの方はワイルドな顔立ちをしていますが、お花が大きいのがわかりますね(^-^)。さて、本日の薔薇を少し。こちらは2階まで伸びているパレードの全景。Parade (Laege Flowered Climbing)下の方に、C. ド・リシュリューやソンブルイユ、ファンタン・ラトゥールなどがちらっと見えます(^-^)。そしてこちらは、すやらかさんとの共同(?)実験。マダム・アルディは強剪定しても咲くか??この株、細めの7号スリット鉢植え、高さ約50cmまで剪定して、現在約70cmの小ささで咲き出しています。Mme Hardy (D)すやらかさん、小さくても咲きましたよ(^-^)。
Jun 8, 2009
こんばんは。ちょっとアップが遅れましたが、昨日(6/6)開花したL. パープラータ・カーネアを紹介します。こちらはいつもお世話になっていますガストルキスさんのところから、昨秋やって来た株ですが、我が家の冬季の管理が、プラ鉢バーク植えに合わなかったらしく、2リードとも作落ちで、片方の花芽はシースも無く出てきて、花数も花芽の時は3+3=6だったのですが、シースの無かった方は2つシケて、合計4花となりました。Laelia purpurata fma. carnea背が低く咲いていて、なんとなくカッコ悪いですが、それでもお花は綺麗です(^_^;)。Laelia purpurata fma. carneaセルレアやワークハウゼリーなどの色は、癒しを強く感じますが、このカーネアのリップの色は、何でしょう…何となく内省的になるような、優しさを思い出させるような、とてもハーとウォーミングな色です。リップのこの模様、ため息が出ますね…P.S.今日はC. ガスケリアナのtipoも開花しましたが、まだ咲き始めで色も乗ってきていませんので、明日以降に撮影して、また紹介させて頂きます。
Jun 7, 2009
こんにちは。明け方までは曇っていたのですが、朝からは雨になりました。この時期薔薇には曇りは本当に嬉しいのですが、雨はご勘弁です。今日は外仕事が出来ませんので、この5日ばかりの薔薇の画像を整理していました。我が家の薔薇も前半に咲く種類は、だいたい咲き始めました。これは蘭を栽培している2階のベランダまで伸びているパレード。Parade(CL)この辺りだけはこんな日でも雨があたらないのです。いつもはトップで咲き出すハマナス、今年はちょっと遅れました。Rosa rugosa / Rosa rugosa alba右は白いハマナスのアルバですが、蕾はうっすらとピンクがかっています。こちらは大好きなピンクのハマナス、フルー・ダグマー・ハストラップFru Dagmar Hastrup咲き始めは何とも言えない綺麗なピンク色をしています。他にも大好きな薔薇はたくさんありますが、今日はお花の写真が多すぎて、逐一解説を付けると長くなってしまいそうです。以下、6/1~6/5までの薔薇ですが、アルファベット順にて失礼します。咲き始めや、蕾の時にゾウムシにつつかれて形の悪いお花もありますが、どうぞご勘弁を。個別に知りたい情報や、ご質問ご意見などありましたら、コメントの方へお願い致しますm(_ _)m。Amanda Patenaude(P) or Portland from Glendora(P, Found Rose) / Arthur de Sansal(P)Blumen Schmitt (T) / Bourbon Queen (B)Cardinal de Richelieu (G) / Chloris (A)モスローズの中でもとても良く返り咲くドゥイユ・ド・ポール・フォンテーヌ、左の写真でモスと茎の沢山のトゲにがおわかり頂けると思います。Deuil de Paul Fontaine (M)この色でお好きな方も多いと思いますが、香りと共に小生も大好きなフランシス・デュブルイ。Francis Dubreuil (T)自分の名前が付いているデュブルイさん、あの有名なメイヤン一族のご先祖様です。Felicite Parmentier (A) / Indigo (P)Jaqueline du Pre (S) / James Mitchell (M)Jayne Austin (ER) / Louise Odier (B)Marchesa Boccella (P) / Miranda (P)Mme. Pierre Oger (B) / Mons. Tillier (T)Mrs. Herbert Stevens (HT) / Mrs. Oakley Fisher (HT)Park's Yellow Tea Scented China (Sp or T)Phill's Hot Pink Perpetual Damask(P, Found Rose) / Reine des Violettes(HP)Rubens (T) / White Grootendorst (Hyb Rug)Sombreuil (CLT)Variegata di Bologna(B) / Zu Yan Fe Wu(Ch) or Maggie(B, Found Rose)最後までお付き合いありがとうございました。ざっとこれだけお花が咲いていますが、まだ下半期があります(笑)。こんな訳ですので、すべてのお花の経過を逐一報告する事は不可能に近いです。またポツリポツリと紹介させて頂きます。
Jun 5, 2009
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