プラス君の日記

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新車決定【No5】〈2月28日付日記〉



新車購入のため、1月初旬から色々なディーラーを回り、パンフレットを貰ったり、説明を聞いたり、試乗したりしながら、新車購入の検討をしていた。
1月31日(土)は、ついに嫁さんが登場し一緒にディーラーに行って試乗した。
そして、試乗後に提示してもらった金額は、前回のものを大幅に下回っていた。


私と嫁さんは営業所の接客用テーブルで、出して貰ったコーヒーを飲みながら、営業マンが提示した見積もり書を見ていた。

営業マン:「今回は金額的にもがんばらせていただきました。」
その見積書にから計算できる値引き額は、カ○ーラ店で『ノ○』の見積もりを見たときと同程度であった。カ○ーラ店の方は、初回からその位の値引き額で出してきていたのだ。
それに比べると、トヨ○ット店は2回目でやっと初回のカ○ーラ店の値引き額と並んだ訳である。
いきなり大きく値引きするのではなく、相手の出方を見ながら金額を提示して方法は、営業の基本であろう。だが、「チョット渋いんじゃない??」という気はした。

私:「今までいくつかの車を試乗してみて、やっぱり『イプ○ム』いいなぁと思っているんですよ。」
営業マン:「ありがとうございます。『イプ○ム』は本当にいい車ですよ。」
私:「あとは金額なんですよねぇ。もう少し何とかならないですかぁ。」
営業マン:「うちでもこれで精一杯ですね。実は正直なことを言うと、今日、奥様がいらっしゃたからこの金額をださせていただいたんですよ。」
…ということは、もし嫁さんが来ていなければ、もっと高い金額の見積もりがでていたこたとになる。

私としては、『イプ○ム』が今のところ一番いいかなぁと思いだしてきたところだったので、何とか金額を下げるようにもってきたかった。
そこで、他のディーラーの車との競合を煽ってみた。

私:「『イプ○ム』はいい車だと思うのですけど、今はニ○サンさんやミツ○シさん、ホ○ダさんにも回っていて、金額を折り合えばそちらの方でも色々と検討しているんですよ。」
他社の車の名前を色々とだして、牽制してみたがあまり反応はなかった。

営業マン:「他の会社はあまり関係ないですね。同じト○タ同士は競合することはありますけど。」

…そうか?
さすが世界のト○タだ。他の会社のことはあまり関係ないらしい。すごい自信である。
そしてその営業マンの言葉から、ト○タ同士の競合に持っていくことが、価格交渉にはきわめて大切であるという基本的なポイントを思い出した。

見積書を貰い、検討させてもらいますといって、営業所を後にした。

本当は、嫁さんにもっと試乗してもらおうと、もう一件他のディーラーへ行こうと思ったが、夕方の犬の散歩の時間になってしまうため帰宅した。

『イプ○ム』はトヨ○ット店だけでなく、ト○タビ○タ店でも販売している。

家に戻りビ○タの営業所の場所を調べた。トヨ○ットの営業所は家に近いのだがビ○タは結構遠かった。
嫁さんに、念のためビ○タ店にも行ってみると言って、直ぐにビ○タの営業所を一人で訪れた。


ビ○タ店に行ってみると、自動車整備会社か中古車販売会社のように中古車がたくさん置いてあった。
失礼な言い方かもしれないが、営業所の建物も古く(トヨ○ット店の営業所はとても大きくてきれいだったので尚更そう見えたのかもしれない)こんなお店で大丈夫かなぁと内心思いながら、店のなかに入っていった。


私:「試乗したいんですけど。『イプ○ム』ありますよね。」
他の営業マンと雑談をしていた、一人の営業マンが対応してくれた。

トヨ○ットの営業マンはみんなスーツを着ていたが、ここの営業マンは制服?のジャンパーを着ている。ジャンパー姿が庶民的な感覚を醸し出しているのはいいのだが、建物も古くさいし、営業店内もなんとなく乱雑な感じがする。尚更心配になった。

事務の女性が出してくれたコーヒーを飲みながら待っていると、直ぐに試乗車を準備してくれて、営業マンと一緒に車に乗った。

車に乗りながら、これまで色々なディーラーを回っていること、ここにくる前にトヨ○ットに行ったことなどを話した。
その営業マンはとても気さくな人で、はなしがおもしろい。車の中で笑いながらはなしをしていた。

営業マン:「値段ならトヨ○ットさんには負けませんよ。うちみたいに小さいところじゃ、まともにやったらかなわないですから。 うちは、まちの車やさんを目指しているんですよ。 トヨ○ットさんがデパートならうちは商店街のお店やさんですね。 小回りはいいですよ。」
といきなり、元気である。

店にもどり見積もりを書いて貰った。
そこで、トヨ○ットでの金額を言わず、それよりもかなり低い金額を言い、予算がきまっているのでそれ以上の金額は難しいからと話した。
営業マン:「分かりました。色々とやってみます。」
私:「そうですか? それじゃ、お願いします。」

と言って、ビ○タを出た。

…つづく。

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