僕の心の詩

相合傘♪

風車村2

相合傘♪


校庭から空を見上げれば突然の雨
しばらく僕は空を眺めながら
仕方なく雨が通り過ぎるのを待っていた

すると突然後ろから優しい声がした
"どうしたの"と・・・!!!!!!
僕は驚き振り返るとそこには笑顔の君が
優しく微笑んで僕に話しかけてくれた。

"ん-突然の雨でね-傘が無いのだよね-"
と僕は少し照れながら返事をすると
君は少し考えながら、"一緒に帰る"と言う
傘さは君の持つ一本しか見当たらない。
僕はどきどきしながら、"いいの"と返事をする。
君は少しハニカミながら、可愛い傘を
僕にそっとを差してくれて、触れる肩と肩に
その時初めて君を意識している僕がいた。

君はクラスのマドンナで、可愛く性格も良く
男性ばかりでなく、女性にも人気者だった。
僕はいつも遠くから君を見ているだけで、
君に話しをする勇気すら無かった。

僕等は同じ傘の中で、会話を重ねた。
最近見た映画の事や、好きな歌い手の話など。
いつも学校では見れない君がそこにいて
新鮮な空気漂い流れて、話に夢中になった。
途中から僕はありったけの事を話した。
無口な僕が一生懸命話す会話はつまらないけど
とにかく一生懸命にがむしゃらに話をした。
ところどころ覚えていない僕の会話に君は、
"なんだか楽しいね"と僕の心をほぐしてくれた。
このまま時が止まって欲しいと思った時に
無念にも雨がやんで、空が晴れて来た。

夢から現実に戻ったと思う程僕は切なくなった。
すると君は急に空を指さして、"綺麗な虹"・と
そして"こんな綺麗な虹を見た事ないわ"と話す。
突然君は少女のようにはしゃぎまわり、
まるで妖精が天から舞い降りた見たいだった。

君は大きな声で、僕に話しかけて来た。
"今度二人で海を見に行いかない"って。

僕の前で時が一瞬止り、"えっ"て聞き返す。
君は笑いながら、"何度も女に同じ事言わせないの"
て僕に語りかける。夢じゃないのかと僕は思った。
君は僕の頬をつねりながら、"夢じゃないのよ"
って微笑み話しかけてくれて、僕は大きく"うん"と
うなずいた。"じゃあ今度の日曜日にね"と君は話し
僕はすぐにokの返事をした。気づくと最初から
ず-と彼女のペ-スになっていて、知らない間に
僕等は5年の年月を共に過ごしている。あの時の
雨と相合傘と虹に今も僕は感謝している。まさか
こんな僕が君と出会い、月日を共にに過ごし
柔らかな時間を共有する事が出来るなんて奇跡。

今はどこかに行ってしまったあの時の傘。
でも僕等二人の心の傘たてには、あの時のままで
僕等を見守るように"あの傘"は想いでの中にある。



※コメント・・・・こんなに長いのに詩と言えるの
でしょうか。笑い。一応30ケ目の詩になりました。
一区切り・一区切りです。疲れた-。でも高校の時の
想いでをちょこっと入れて見ました。懐かしいです。


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