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2006/08/06
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カテゴリ: 小説の本棚
ハルモニア


「調和」 の意味を持つ英語のハーモニー(harmony)の語源でもある。

中堅チェリストの東野は、精神障害者のための社会復帰施設で、
音楽療法の補助としてチェロを教えることになる。
そこで、脳に障害を持ち、言葉どころか感情も失った由希に出会う。

一度聞いただけで、演奏を忠実に再現する ...
超人的な音楽的才能を開花させた由希であったが、
同時にそれは、別の <力> を開花させることにつながっていた ...



弥勒 』 に続く2冊目の篠田節子作品。
今回も重厚な内容は読みごたえがあった。
事の真相や価値基準が次々と入れ代わり、
複層的な人間社会や人の内面が掘り下げられていく。

由希の能力の 「諸刃の刃」 に気づきながら、
「自分の音」 を求め続ける。
前に進むしかない破壊的な愛の姿とでもいうのだろうか?

気がつくと、自分が同化する存在がいなかった。
物語自体はおもしろいのだが、非日常的なシチュエーションに
共感できる部分が無かったせいだろう。


中谷美紀の浅羽由希役、手塚理美の深谷規子役はともかく、
堂本光一の東野秀行役というのは、いかにも話題性狙いの民放的?
残念ながら、見たいとは思わない ...

満足度 ★★





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Last updated  2006/08/06 11:42:49 PM
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Re:★★ ハルモニア ~ 篠田節子(08/06)  
見ました、そのドラマ。

でもなんだか懐かしいな。もう8年も前なんですね~。
(2006/08/07 10:16:37 AM)

はざくら2005さん  
pomodori_rossi  さん
>見ました、そのドラマ。ご想像のとおりだと思います。

たぶん、前年に『女たちのジハード』で直木賞をとった篠田作品に、民放がキャッチーに飛びついたという感じなんでしょうね。
重厚な篠田作品、結構、気に入っています。次は、山本周五郎賞の『ゴサインタン』を読もうと思っています。

では、また。 by pomo (^_^)/~   (2006/08/07 07:44:59 PM)

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