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2006/10/09
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カテゴリ: 小説の本棚
雨と夢のあとに


柳美里さんの原作とは知らなかった。
 桜井朝晴 
 …  沢村一樹
 桜井雨
 …  黒川智花
 小柳暁子
 …  木村多江


ドラマは2~3回見て、何となく止めてしまったが、
題材が題材だけに、原作よりもかなりコミカルな脚色だったように思う。

彼女の作品は私小説だという。
この作品も、3人の男性との出会いによって生まれたらしい。
あとがきに書かれた "彼女の思い" の方が心に残った。
迫り来る不安、そして、悲しく切ない受け入れ難い現実 ...


原作は、主人公・雨の語りでストーリーが進む。
残念ながら、 "彼女の思い" は自分には伝わってこなかった。
少女の抱いた不安が、解決されぬまま流れてしまっていて、
少女がどんな心理状態でいるのかがつかめなかった。
まさに、子どもとはこういうものかもしれないが、
そんな風に割り切っては読めなかった。

小柳暁子の正体が明らかになる場面の妙に精緻な描写も、
何でここまでリアルに書くのか意図が分からない。
"死" とは単にこういうものと、自身を納得させたいのか?

最後に雨が訪れる場所が、だんだん実家の方へ近づいてきて、

随分、昔と変わってしまったが、自分にとっても思い出の場所だ。
彼女にとっても、そんな場所なのだろうかと思いを巡らした ...

満足度は





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Last updated  2006/10/11 10:10:21 PM
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