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2007/04/08
カテゴリ： 小説の本棚
『 しゃばけ 』 シリーズの第五弾。
一太郎は、江戸の大店（おおだな）長崎屋の一粒種。
皮衣（かわごろも）という大妖の祖母･おぎんの血をひいて、
色々な妖（あやかし）たちと仲良しながら、
生まれながらの病弱な体 ．．．
今回は、箱根へ湯治に行くことになる。
生まれて初めての遠出に一太郎は張り切るのだが、
早々にはぐれてしまった上、
妙な武士達にさらわれたり、天狗に襲われたり …
やがて、事件はひとつに収束していく ．．．
ご存じ、若だんなと妖（あやかし）たちの冒険活劇
今回は、鳴家（やなり）という子鬼の妖が要所で大活躍
物語の根底には、 「自立」 というテーマが流れる。
若だんなをはじめ、雲助の新龍、箱根の姫神 …
事件を通して、みんなが自分の生き方を肯定的に再認識する。
新潮社の公式サイト 「 しゃばけ倶楽部…バーチャル長崎屋 」 では、
イメージ通りだったり、ちょっと意外だったり ．．．
因みに、東京堂出版･江戸語大辞典によれば、
『うそうそ』 とは、たずねまわるさま。きょろきょろ。うろうろ …
という意味だそうだ。
ちょっと、クライマックスが優等生すぎた感じかな？
満足度は星二つ ★★
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