★ 「夜ふけのなわとび」林真理子(文芸春秋)(2005.7.4読了) |
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週間文春2003年11月~2004年12月まで掲載のエッセイです。いや~時代の流れを感じます。そういえばいろいろなことがあったな~と。雅子妃ご容態と皇太子様発言、曽我さんの再会キスにオリンピック、サーヤご婚約などなど。そしてダイエットの話も面白い。本当に断食道場へ行ったのね。でも食べることが大好きな真理子さんだから・・・という私もダイエットなんて続かない人なんだけどね。 |
★ 「アイズ」鈴木光司(新潮社)(2005.7.5読了) |
本当にあった怖い話を取材して書いた恐怖小説8編。怖い。背筋がゾクっとするものから結構切ないものまであった。幽霊団地がモデルの話はあ~そういえば一時期TVをにぎわせていたな~という記憶の元に読んだけどそんなにはこわくはなかった。それよりも最初の「鍵穴」とか「しるし」の方がゾクゾクしたな。でも一番怖かったのはあとがき。これはホント?めちゃ怖かったよ。 |
★ 「弥勒の掌」我孫子武丸(文芸春秋)(2005.7.7読了) |
久しぶりの我孫子作品。しかも13年ぶりの書き下ろし長編作品だそうで。内容は妻を殺され汚職の疑いまでかけられた刑事。失踪した妻を捜して宗教団体に接触する高校教師。この二人の視点が交互に交わされ話は進んでいきます。新興宗教が絡んでいるのがとても面白くて久しぶりに一気に読んでしまったわ。最後はえ~っそうきたか!と衝撃的だったけど、かなり本格的ミステリだったね。久しぶりにいいもの読んだ感。っていうか私はやっぱり我孫子作品も好き。特に人形シリーズが好きなんだけど。こういうダークな世界もいいな~ |