《ク リスチャンになろう Day 5》
なぜ、人付き合いはこんなにも難しいのだろう
」
「 どうして、人間関係はなかなかうまくいかないのだろう
」
そのように感じ、悩んではいませんか。
人生は人との関わりの連続です。家庭、学校、職場の、あらゆる場面において、わたしたちは人と必ず関わらなければなりません。 人生を悩ます問題のほとんどが、この人間関係に原因すること
を、あなたも実感しているはずです。
世間では、「人付き合いを上手にする方法」「よりよい親子関係」「豊かな夫婦関係」などの、人間関係をスムーズにするための礼儀作法を説く本がベストセラーになっています。 しかし、どれだけ、表面的なテクニックを学び実践しても、根本的な問題が解決されなければ、思い煩わせる人間関係は延々と続く
のです。
聖書は、その根本的な問題は、 霊的な問題
であることを教えています。 霊的な問題とは、つまり、人間が持つ「罪」の問題
です。
罪は、わたしたちの人生にあらゆる問題を引き起こします。特に、罪のゆえに人生を通して避けて通ることのできない問題は 人間関係の破壊
です。家庭、学校、職場において、わたしたちは必ず人と関わりを持っていかなければいけません。 一人一人が「わたし中心」を押し通す生き方をしてしまえば
、意見がぶつかり合い、ことばや行動で傷つけ合い、その関係は崩壊していくのは目に見えているでしょう。
あなたの人間関係はいかがでしょうか。うまの合わない人、どうしても避けてしまう人、どうしても言い争ってしまう人、仲が悪い人、合うのが気まずい人、音信不通の人、大喧嘩をしてしまい和解ができない人、などなど、そのような人間関係に悩んではいないでしょうか。
これらの破壊された人間関係には、一つの大きく根本的な原因があります。それは、 罪による神様との関係の崩壊
です。別な言い方をすれば、罪が神様との親しい関係を破壊し、その結果、わたしたちのあらゆる人間関係にも破壊がもたらされている、という事実があるということです。
ですから、罪の問題を解決し、神様との関係に回復がもたらされない限りは、真の意味で人間関係の回復は至難の業でしょう。「 あの人との関係が、どうしてもうまくいかない
」「 行く先々で、自分が苦手とする人が必ず現れる
」という経験はないでしょうか。このように、神様との関係が破壊されたままの状態では、人間関係における悩みは次から次と襲ってくるのです。
では、神様と私たち人間の関係を阻んでいるものが何であるか、聖書に耳を傾けてみましょう。
主の手が短くて救えないのではない。主の耳が鈍くて聞こえないのでもない。むしろお前たちの悪が、神とお前たちとの間を隔て、お前たちの罪が神の御顔を隠させ、お前たちに耳を傾けられるのを妨げているのだ。(イザヤ59:1-2)
さらにはローマ信徒への手紙3:23は「 人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっています
」と証しています。この「 皆
」には、あなたやわたしも含まれているでしょうか。もちろん含まれています。
この罪のゆえに、わたしたちを愛し、命を与え、今日も生かしてくださっている神様との関係が絶たれてしまっているのです。神様に愛される目的で造られた私たちが、その神様との交わりに、まるで断崖絶壁のような隔たりがあるために、こころにポッカリと大きな空洞ができてしまっているのです。
有名な数学者パスカルは 「人の心には、神のかたちをした空洞がある」
と表現しましたが、そのポッカリと空いた暗く冷たい空洞が生み出す、心の空しさを人は自らの努力で埋め合わせようと苦しんでいるのです。美味しいものを食べたり、欲しいと思うものを手当たり次第に買いあさり、高価な服や宝石で着飾り、学歴や地位や名声を手に入れようと生涯を走り回るのです。
しかし、「 人間の欲は底なし
」と言われているように、一時的には満足はするけども、その満足感は長くは続きません。その心の空しさを生めるために、われ先にと自分本位な生き方をするために、人と人は傷つけ合うのです。その様子を聖書はこう言っています。 「人間の前途がまっすぐなようでも、果ては死への道となることがある。」(箴言16:25)
なぜ、その空しさは完全に埋まらないのか。それは、その心の空洞が神様の形をしているために、神様以外に埋めることができないからです。
あなたは神様に愛されるために造られました。つまり、あなたの魂が本当に必要としているものは、この世の富や快楽には決して見出すことはできません。あなたが今、本当に必要としているものは、とてもシンプルでただ一つのもの。それは、 神様との交わりの回復
なのです。
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