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2007年01月28日
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カテゴリ: 映画

       この手は、離さない

         全財産21ドルから立ち上がった父子の、実話に基づいた感動作。

『幸せのちから』
2006年 アメリカ
監督・・・ガブリエレ・ムッチーノ
脚本・・・スティーヴン・コンラッド
製作・・・ウィル・スミス、 トッド・ブラック、 ジェイソン・ブルーメンタル、 ジェイムズ・ラシター 
音楽・・・アンドレア・グエラ
編集・・・ヒューズ・ウィンボーン
出演・・・ウィル・スミス、タンディ・ニュートン、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス、ブライアン・ハウ、ダン・カステラネタ 他


                        【STORY】 

81年サンフランシスコ。骨密度を測る新型医療機器のセールスマンとして生計を立てるクリス(ウィル・スミス)は、大儲けを見込んで買い取った機器を、思うように売ることができず、家賃や税金を払えない状態に陥ってしまう。
妻のリンダ(タンディ・ニュートン)にも去られた彼は、この子だけは手放さない~と決めた大切な息子(ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス )と住むところもなくなってしまう。そんなある日、彼は高級車から降りた男に成功の秘訣を尋ねたことをきっかけに、証券会社の養成コースに通うことを決意する。
受講者に選ばれるように、クリスは人事課長のトゥイッスル(ブライアン・ハウ)へ自己アピールするのだが・・・。

プロモーションで来日した、ウィル・スミスは~本当に明るくて、楽しくて・・・日本へ来るたびに、ファンを増やしていくような気がします。そんな彼が~オーデションで選んだという、実の息子と共演したこの作品~

予告や前評判では~涙・涙・涙・・・かな~?と思ってた。
それが~そういう「お涙頂戴」的な映画でなかったことに、まず ちょっと驚きました。ともすれば~暗い暗いお話になりそうなストーリーが~
彼のキャラのおかげか~(確かにどん底で暗いのですが)どこかに希望を持たせてくれる仕上がりになっています。

ウィル・スミス・・・
前はコメディーの印象が強かったけど~
最近はどんな役でも 彼流にこなしてしまう。暖かい雰囲気がいいですね~~♪
今回も凄くよかった! この映画はサクセス・ストーリーではあるんだけど~
父子の愛情の映画でもあると思いました。本当の親子で息もぴったり!!

そして息子であるジェイデンくん~上手いんだわ~これが・・・
きっと本当は凄く裕福で、両親の愛を一身に受けて~幸せいっぱいに育っているだろうに
一日中、環境の悪い保育園に預けられ~住む所もないその日暮らし・・・
そういう悲哀を全身で表現してたと思います。
演技ではないんじゃないの~?と思えるくらいリアルでした。
将来有望~~~

生活に疲れ~子供を置いて出て行ってしまうママ、タンディ・ニュートン・・・
『クラッシュ』での印象が強いですが~『M:i2』や『リディック』にも出てましたね~結構好きな女優さんです。
ものすご~く細いので~余計に貧しい役が合ってました(笑)


それにしても~
この親子が寝床を求めて、ホームレスの無料宿泊施設(教会)の長い長い列に並ぶのですが~
その列の人数が凄い・・・勿論人数は限られているので、ここまで!ということもあるし、
上手く泊まれても~それはその日限り・・・
翌日は又ベッドを求め~長い列に付くのです。
あんなにたくさんの人達が、寝る場所もないなんて・・・
その列の横を、立派な車が~たくさん走り去ってゆくのも象徴的でした。

どんなに良い人間でも~食事や寝床の為には~順番でケンカをしたり~女性に譲らず、みっともないマネをしたりしてしまう。
“貧しさ” というものは人間性をも変えてしまうのですね。。。

そんな中で~希望を捨てず、大切な息子にいろんな言葉を教えたり~夢を与え続けた。
クリス・ガードナーという人が成功したのは~子供がいたから・・・父子の深い愛情の賜物に違いない~と思ってしまった。


マリー的星評価・・・★★★+0.8 (この方は、頭もよく才能があったから~成功したけれど・・・何もない人は、いつまでもあの列に付かなくてはいけないのでしょうね。そう考えると ちょっと切ない・・・)

◇ おまけ ◇

原題 「the PURSUIT of HAPPYNESS」

「Happyness」の綴りは、正しくは「Happiness」この原題タイトルの綴りミスにはちょっと意味があります。

ルービック・キューブの名人というのはフィクションだそうですが~
ウィル・スミスは~リアルに見せる為に、ルービック・キューブのプロに16時間に渡って指導を受け、実際に出来るようになったそうです。
さすが~~~






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最終更新日  2007年01月28日 21時09分48秒


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