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2007年05月02日
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カテゴリ: 映画

    2002年   彼は「運命」を受け入れた。

    2004年   その運命に「苦悩」した。

    2007年   彼は「決意」する。                     たとえ「自分を」傷つけようとも・・・


「自分」に挑め。

『スパイダーマン3』

監督・・・サム・ライミ出演・・・トビー・マグワイア、キルステン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、トファー・グレイス、ブライス・ダラス・ハワード 、J・K・シモンズ、ビル・ナン、エリザベス・バンクス 他

                     【STORY】

今やピーター・パーカー(トビー・マグワイア)の人生は順風満帆そのものだ。
スパイダーマンとしてはNY市民にヒーローとして愛され、大学では成績トップ、ブロードウェイ・デビューを果たした恋人MJ(キルスティン・ダンスト)との関係も良好で、ついにプロポーズを決意する。ところが、謎の黒い液状生命体に取り憑かれ、復讐と憎しみの感情支配されたブラック・スパイダーマンになってしまう。
そして、かつて暴漢に襲われて亡くなったベンおじさん殺害の真犯人、フリント・マルコ(トーマス・ヘイデン・チャーチ)が刑務所から脱獄という情報を知らされたピーターは、メイおばさん(ローズマリー・ハリス)の制止の言葉も聞かず犯人の行方を追う。


ずっと待ってました。やっと観ました~~
2から3まで、長かったです。 まぁ 待った甲斐はあったかな・・・?

今回のピーターは、前作2で、愛するMJに正体を打ち明け 心が楽になりました。
自分は一人ではない。 いつも支えてくれる愛する人がいる。
人々の心からの賞賛、熱狂的に声援を送ってくれる子供達・・・
元々、ヒーローではなく~ダメ人間だったピーター。成長したとはいえ、浮かれてしまった彼は気づかない。
誰だって人に助けを求める時はある。。。そして、誰かが つまづいた時~その声に耳を傾けてあげることが どれだけ重要か・・・ 自分を見失った彼は、MJの気持ちにも気づかない。

名誉市民賞の授賞式での彼の姿は・・・ヒドかった。
あの大切なキスを、ああいうシーンで使われるなんて、MJじゃなくてもショックでした。
いかに彼が高慢になっているかを表すシーンだとしても~ なんだか哀しかった。。。
雨の中・・・逆さまスパイダーマン&MJのキスは とてもステキな美しいシーンだったから。


シリーズを通して、ピーター、MJ、ハリーの成長を描いてきたサム・ライミ監督ですが~
今回は彼らの心の「闇」の部分に焦点を当てています。
どうして正義のヒーローであるはずのスパイダーマンが悪に染まるの?という最大の疑問でしたが~
心の闇に付け入れられ、ブラックスパイダーマンとなってしまうスパイダーマン、十分に説得力があります。




最初から凄いです。
スパイダースーツを着ていない、普通のピーター・パーカーとしてハリー(ニュー・ゴブリン)と闘うシーン。

 <ビルの横や狭い路地の上空を、猛スピードで駆け抜けて闘うシーンでは、アイディア  が決まってから 実際の製作まで、演技、アクション、そして特殊効果の準備や調整で2年もかかりました (トビー談)>


まるでUSJのアトラクションみたい~
すご~~~いです。この臨場感、本当に凄いと思いました。(実際、全国で乗り物酔いの症状を訴える人が出ているそうで)
1も2も スパイダーマンと一緒に飛んでいるような感覚が楽しいんですが~
今回は、ますます凄いことになっていて~
お腹にド~~ン!と響くシーンや 心臓がドキっとするシーンなど・・・
先に書いた「心のストーリー」とは別の映画のようです。


正直言って ストーリー的には2の方が好きです。
今回は、たくさんのたくさんのエピソードや敵キャラや、その他の人々の登場・・と
あまりにも盛りだくさんで、私の好きな “小ネタ” の部分が少ないの。
例えば、ピーターのアパートの大家さん(2で「レント!レント!」と叫び通しだった人)やその娘。
デイリー・ビューグル紙の毒舌編集長も 今回はちょっとしか出なかったし。。。

それでも、フランス料理店の彼のシーン(あの方は、ライミ監督のお友達で1からずっといろんな役で顔を出している) など シリアスな中に「笑い」のシーンもあるのがこの作品の特徴で~スパイダーマンが、ブーツにたまった砂を出してたり可笑しいシーンもありました。 


実は~この映画で大笑いするとは思わなかったのが~トビーのダンス!先日のヒュー様とおんなじで(爆)
私、思わず 「この踊り、どっかでみたぞ~」って声に出してしまったの!!
ムスコに、睨まれちゃいました。。。


トビーは、本当に童顔です。 1から随分経っているのに~変わらない。。。体もちゃ~~んと引き締めてくるし・・・
オフの時の緩み方が半端じゃないけど~(笑)
今まで以上にいろんな葛藤がある今回~やはり演技が上手い役者さんだと、再認識。
たかび~だったり、自信を失ったり・・・悪に染まったり、正義に燃えたり、愛に揺れたり・・・
様々な表情を見せてくれました。彼の涙に弱い私です。
1を観て~この人凄いわ~と思って・・・しばらく “ひとりトビー祭り” を開催し、ほとんどの作品を制覇したのですが
こういう ヒーローものでありながら、とても人間らしいところは彼ならでは~じゃないかな?

キルスティンは、だんだん女性らしくなってきました。
毎回、凄い凄い状態にさせられ~~~大変だろうな~って思ってしまう(苦笑)
2では、他の人と婚約してて~ウエディング姿で逃げてくる。という、まるで他の映画を彷彿とさせるシーンを見せてくれましたが
3では又 元カレ(ハリー)に甘えてしまったり、相変わらず女性から反感を買いそうな彼女。(2でのバッシングもひどかった)
なぜか、あまり好感を持たれない・・・ 私は嫌いじゃないんですが。

今回のお目当ての一つ、ジェームズ・フランコ・・・
よかったです~~~ 相変わらず暗い眼です。あの瞳に弱いです~~~(ハリー目当てって多いと思うよ 笑)切ないんですよね。2でスパイダーマンの正体を知ってしまった時の表情が、忘れられません。 それなのに~「個人的な恨みは後だ!」と、いなされてしまうの。かわいそう・・・(あっ これ2の話です)
3のハリー・・・ 涙。。。涙。。。 チビも「ハリーに感動した・・・」と涙ぐんでました。

新しいキャラ・・・
サンドマン、ベノム・・・語りたいことも多いですが~
私にとって 『スパイダーマン』 は、思い入れが強いので~またボチボチと・・・

今日1回観ただけでは語れないので。。。(笑)

マリー的お気に入り度 ・・・ ★★★★★★★★★☆ (だって~スパイダーマンだもん♪ でもね・・・2は★10個だったかなぁ~ストーリーも良かったし なんせたくさん泣いたから)






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最終更新日  2007年05月03日 00時16分29秒


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