quroer's ROOM

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2008年12月28日
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こんにちは~。



小説「グイン・サーガ」、今104巻です。


101-102巻あたりのイラストを描いてみました。

UPに時間がかかっちゃうので、少しずつ刻んでみます^^;




ネタバレですのでご注意下さい。








イシュトの手から逃れ、スカールの援助を得、ともに逃げるグインらであったが、
ついにイシュト率いるゴーラ軍によって追い詰められてしまう。


この窮地を切り抜けるためにグインが下したの決断――
それは、敵の総司令官たるイシュトとの一騎打ちであった。


Scan1001.jpg
!!


俺の手で屠ってやる。すべての恩讐の果てに!




それも、急所を正確にはずし、しかも瀕死の重症を負わせるというかたちで。


「俺を殺せ!お前にやられるなら本望だ」


イシュトの叫びは、心の底からのものであった。






怨霊の海


唯一不可侵の司令官が倒れ、ゴーラ軍は浮き足だって撤退した。
グインの作戦は成功したのだ。


生死の境をさまよう昏迷のなか……
イシュトはかつて自分にかかわったために命を落としていった無数の怨霊たちに対面していた。

それはおぞましい邂合であった…
アリを筆頭とした、朽ち果てながらもなお恨みにのまれ、黄泉の国をさ迷い続ける亡霊たちが、一面の海のようにイシュトの眼下に広がり…
ゆっくりと降下していく彼を受け止め、飲み込み、好き放題に引き裂こうと待ち構えていたのだ。……


Scan101.jpg
「いやだーっ!俺は…お前たちのところへなんか行きたくねえ!!」


イシュトはついに、圧倒的な怨霊たちの招きをしりぞけ、意識をとりもどした。

彼の生命力が勝利をおさめたのである。





かつての闇を宿した暗い目に、一筋の光が戻っていた。

彼は今回の出来事を通じて、確かになにかを得たのであった。



彼は腹心に語って聞かせる。

自分は今までいかに子供だったかということ。
現実の支配者となっていくために、もっと変わっていかなければならないということ。



「俺、嬉しかったんだ。グインが俺と討ちあってくれて…、
なんか、グインが初めて俺を一人前として扱ってくれたような、そんな気がしたんだ。
こんな死にかけるような目に合わされたっていうのに、不思議とそう思えるんだ」

「俺はゴーラを、…今は吹けば飛んでしまう蜃気楼のような国ゴーラを、ちゃんとした国に育ててみせる。そして、中原じゅうに、ケイロニアに…グインに、ちゃんとそれを認めさせてやるんだ。それをするまでは、俺は絶対に死ねねえ」



彼に訪れた変化。それは、成長とよばれるものだったのか。






スカールの病


互いをかけがえのないと友と認め合ったグインとスカール。


Scan10002.jpg
死相


スカールの命は、かつて生身の人間にしてグル・ヌーを訪れたことで背負うこととなってしまった不治の病――それは放射能の被爆であった――により、いよいよ風前の燈ともいえる状態になっていた。


黒魔道士グラチウスの手綱によりその病は無理矢理ごまかされ、彼は延命されていた。
そう、あれほど豪奢でならしたスカールは、今やいうなれば「生ける屍」状態にあった。

その状態をスカール当人はどれほど不本意に思っていたことだろう!


「北の豹と南の鷹が相まみえし時、大いなる“会”が起こる」


いにしえより伝わるこの予言。


その“会”によってもたらされる膨大なエネルギーを狙って、グラチウスは様々な計略をめぐらせていたのだ。

しかし、グインが記憶を失っていることが原因なのか、“会”はまだ起こらない。




様々な者たちの思惑がうずまく。


グインを中心として。







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最終更新日  2013年02月16日 17時31分06秒
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