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2009.06.11
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島田荘司の名前を借りた同人誌の下巻を読んだ。

○ストーリー
犬坊里美の友人の行方はいまだに分からない。彼女の赴いた先を探して,里美と石岡は「御手洗ミステリー」のパロディ小説を読み続ける。そして謎を解いた彼らを待っていたのは,新たなる冒険だった。

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上巻に引き続き「御手洗潔シリーズ」のファンによる「御手洗ミステリー」の模倣作,つまりパスティーシュが並んでいる。上巻と異なるのは2点だ。1)(どちらかと言うと無名だが)プロフェッショナル作家の作品が収録されている,2)巻末に島田荘司による”解決編”が収録されている。

だがそれ以外は上巻同様で,正直得るものは少ない。巻末の”解決編”と絡む作品も,単体では最もつまらない作品なので,「これが謎解きのキーでした」と提示されても逆に興ざめとなる。

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このアンソロジーは,南雲堂という出版社から刊行されている。僕が読んだバージョンは,講談社ノベルスと同様の新書版だったので最初は気付かなかったが,島田荘司の作品の多くを豪華な装丁で出版して,ヒンシュクを買っている出版社だ。

どうやら島田荘司は南雲堂より”死刑廃止論”などのノンフィクションを出版してもらっている,という恩義を感じているらしい。そのためにアンソロジー同人誌なのに島田荘司名義で出版される,という掟破りなことが実現されたらしい。











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Last updated  2009.06.12 00:08:04
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