りぶらりだいあり

りぶらりだいあり

PR

×

Profile

りぶらり

りぶらり

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

カレーライス なすび0901さん

Victory for footbal… 恵子421さん

読書とジャンプ むらきかずはさん
片手に吊革・片手に… もりのゆきさん
From おおさか mayu0208さん

Calendar

Comments

おきま@ Re:「PRIDE 池袋ウェストゲートパークX」石田衣良を読んだ(07/30) 約32年前に池袋のウェイターに騙されて風…
深青6205 @ Re:「恩讐の鎮魂曲」中山七里を読んだ(08/16) こんにちは。御子柴シリーズはお気に入り…
りぶらり @ Re:「我が家のヒミツ」奥田英朗を読んだ(06/18) なすびさん,お久しぶりです。僕が本を買…
なすび0901 @ Re:「我が家のヒミツ」奥田英朗を読んだ(06/18) 好きな作家の一人 図書館で借りないでア…
2017.09.17
XML
カテゴリ: 映画を観たよ
クリストファー・ノーラン監督の戦争映画を観た。

〇ストーリー

第二次世界大戦の初期,ヨーロッパ本土からイギリスに向けて撤退するために40万人の兵士がダンケルクに逃げ込んでいた。二等兵の青年・トミーは自分の分隊でただ1人生き残り,砂浜でギブソンという同じような生き残りと出会い,2人で引揚船に乗ろうとする。だが傷病兵でない限り長い行列を待たならないのだった。一方で,ダンケルクに取り残された兵士を救うために,多くの民間船がドーバー海峡を渡る。〈ムーンストーン号〉のドーソンも息子ピーター,その友人ジョージと共に,ダンケルクを目指す。さらに空軍パイロットのファリアとコリンズは,引揚船を守るためにダンケルクへと向かう。彼らの運命は?

-----------

予告編からもそれは提示してあったが,この映画の緊張感はかつて体験したことがない。とにかく最初から最後まで,気が抜けない。

これがまた息が詰まる緊張感で,作品世界に一気に放り込まれて,二等兵・トミーと同じように何も分からずにダンケルクにいる気持ちになる。

そこから先も,自分が生き残れるのか,自分が選択した方向は正しいのか,常に不安でドキドキしながら作品を体験することになる。

2時間の映画は複数の視点で描かれ,また時間のコラージュはしてあるのだが,最後はある瞬間に向けて結実していく。トミーという二等兵の”何も分からない視点”から,ゆっくりと”兵士たちを助ける/助かる”という一点にまとまっていく。

これまで幾多の映画を観たが,ここまで愚直に1つのテーマだけで物語を進めた作品は初めてだ。この強引な作家性がノーラン監督作品の魅力だろう。



この作品で特徴的なのは,敵兵が1人も登場しないということだ。ダンケルクはドイツ軍に包囲され,主人公たちもドイツ軍の砲撃,航空攻撃,船舶攻撃にさらされる。

通常の戦争映画だったら,敵も味方も人間ということを表現するために,双方に観客が感情移入キャラクターを配置するところだ。そこを1960年代以前の映画のように,ドイツ軍は機械の様に残酷に攻め続ける,という設定にしてある。

平和な今の時代の我々は,戦線の両側に普通の人々がいることを知っている。けれども戦争の真っただ中にいる若者たちにとっては,敵はただ冷酷に自分を追い詰める存在でしかなかっただろう。

決してドイツを悪く描いているわけではないのだが,この作品ではそういった理由で,ロボットの様に攻めて来るドイツ軍しか描かれていない。けれどもそれによって,トミー達の気持ちの臨場感が鮮明になっている。

-----------

そうした一方で,主人公たちイギリス兵の矛盾もきちんと描かれている。

ダンケルクから英国に引揚が出来るのは,イギリス兵が優先で,フランス兵は置いて行かれたことを始め,いくつもの悲劇的なエピソードが語られる。

果たして誰が生き延びて,誰がヒーローとなったのか?ラストの直前まで気が抜けない作品だが,それを通じて描かれるのは,人間の弱さと強さだ。

-----------

あまり有名な俳優は起用しないで作品を撮ったのも功を奏している。

嘘のような不思議な逸話を題材にした『ダンケルク』は,ノーラン監督によってとことん乾いているのに,人間賛歌の物語に結実している。















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017.09.18 22:11:22
コメントを書く
[映画を観たよ] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: