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2017.09.21
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カテゴリ: びしびし本格推理
映像化されたものの,微妙な感じになってしまった〈ビブリア古書堂〉の最終7巻目を読んだ。

○ストーリー
〈ビブリア古書堂〉に,〈久我山書房〉の主が20年前に仕掛けた罠が迫る。公開の競り市の中で,3冊の複製本から,ウィリアム・シェイクスピアの古書〈ファースト・フォリオ〉の真作を見抜く。店を抵当に入れてまで競りに挑む店主・篠川栞子の前に立ちはだかるのは,母親・篠川智恵子だった。多くの人々が注目する中,競りに,真贋の鑑定に,勝負に勝ったのは?

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長かった〈ビブリオ古書堂シリーズ〉も,本編はこれで最終巻となった。古書を題材にしたミステリーという変わったシリーズなので,確かに苦労するのは分かる。7巻だが7年かかっている。

本そのものは大人気で,実写映画化されたのにファンには不評だったこともあり,クロスメディアのムーブメントになり損なっている印象が強い。

まだ外伝の短編集や映像化の企画があるらしい。本編の雰囲気を壊さないようにしながら,世界を広げてくれるといい。

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最終第7巻は長編で,扱う古書はなんとシェイクスピアの作品となかなかスケールが大きい。下世話な話となるが取引金額も過去最大で,主人公たちは人生を賭けて競りに挑む。



最終巻にふさわしい舞台が用意されていて,これまで読んできた読者としては大満足だ。

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長編とは言え,〈久我山書房〉時代からの因縁が語られ,主人公・五浦とヒロイン・栞子の家の物語にも決着が付くので,なかなかページが足りない。これまでのシリーズキャラクターについて語る外伝が別途用意されることになった経緯もこの辺りにあるのかも知れない。

主人公たちの恋愛模様は,相変わらず素人のウェブ小説レベルだが,本編の充実感でそんなものは気にならなくなる。

〈ビブリオ古書堂〉見事なエンディングだ。











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Last updated  2017.09.23 11:11:32
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