タイ&日本 国際遠距離恋愛日記

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コーちゃん(仮)との出会い その2


コーちゃんは、寝ずの看病をしてくれました。
額に置いた濡れタオルが温くなったら取り替え、
うつらうつらしている私に水を飲ませ。
そんな風に看病してもらったのなんて、本当に小さな子どもだった頃以来です。
不覚にも、ちょっとじーんとしてしまいました。

翌朝。
カンボジアどころか、移動も無理だとガイドさんに言い渡された私は、
ツアーから外れてその宿でもう1泊することに。
ガイドさんは
「体調が戻ったら、他のツアーがホーチミンに戻る時にに便乗できるように、
ガイド仲間に話しておくから。
残りの日程のツアー代金も払い戻されるはずだよ。
とにかく今はゆっくり休んで。」と言ってくれ、
本当に親切にしてくれました。
そして、当然のようにコーちゃんも、私と一緒にそこへ残ったのでした。

幸い、熱はすぐに下がったので、
数日後のツアーに拾ってもらい、コーちゃんと共にホーチミンへ。
その時には、
「この後、カンボジアからタイに着いた時、
気が向いたら、連絡して遊んでもいいなあ」なんていう程度には、
コーちゃんの信用度は、私の中でちょこっとだけ上がっておりました。

私がホーチミンからバスでカンボジアに向かう日。
見送ってくれたコーちゃんは半泣き(笑)でしたが、
私は、ずっとずっと行ってみたかったカンボジアを目前にして、
正直、コーちゃんに対し、特に何の感情もありませんでした。(^ ^;)

カンボジアへ向かうバスの中で、
私は、久々に味わう一人旅の気楽さを噛み締めていたのでした。

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