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読売新聞に「急進するイスラム市場」という記事があった。
信仰心を持つ人口は世界の8割を占め、比較的融和的な仏教など
とは異なり、唯一の神を信奉するイスラム教は自教徒には人頭税を免除
したことで自版図への編入を容易にし、最大の宗教・基督教は中世には
神聖ローマ皇帝の上位にも立つ「カノッサの屈辱」をも演出した。
近代には、基督教の腐敗、科学の進歩で宗教の非合理生が問われ、
マルクスからは「民衆のアヘン」とまで言われることとなった。
しかし、現代になって、1979年イラン革命、2001年米国同時多発テロが発生し、
イスラム回帰・原理主義が叫ばれ、アジアでの少数派であるイスラム教徒の仏教徒
への襲撃などの宗教事件が多発している。
日本では、無宗教者が多いというものの、7割の人が初詣にでかけるから
宗教は生活とは無縁ではあり得ないのである。
世界の上位を占める基督教、イスラム教、ヒンズー教、仏教を合わせると
77%を占める。
世界の主な宗教の信者数
出典<ブリタニカ国際年鑑2013年:読売新聞>
宗教名 |
信者数(構成比) |
---|---|
キリスト教 |
23億1983万人(33%) |
イスラム教 |
16億920万人(23%) |
ヒンズー教 |
9億6716万人(14%) |
仏教 |
5億478万人(7%) |
その他宗教 |
16億5114万人(23%) |
宗教の中でもイスラム教徒の増加は群を抜いて成長を続けている。
その素晴らしい成長市場を求めて世界の生産者はアラブ世界との
関係を求めている。
イスラム教徒の市場には、イスラム教で認められた「ハラール食品」でなければならない。
豚肉は食することも、それに触れた調理器具は使用してはならず、
イスラム教にはアルコールを禁じる教義もある。
鶏肉、牛肉を食することは禁止していないが、食するには儀式がいる。
ハラールは食品のほか、医療品、化粧品なども対象となる。
また、宗派が異なったり、地域が異なると、運用が異なる場合がある。
難しい市場でもあるが、有望な市場でもある。
イスラム教徒と各国の食品・飲料年間市場規模
<出所:米トムソン・ロイター調べ、読売新聞>
市場名 |
食品・飲料の年間需要 |
---|---|
イスラム教徒市場 |
115兆円 |
中国市場 |
89兆円 |
米国市場 |
77兆円 |
日本市場 |
51兆円 |
印度市場 |
39兆円 |
露市場 |
30兆円 |
米・ピュー・リサーチ・センター調べでは、米国のイスラム教徒は
2010年260万人から2030年622万人に増大すると
予想される。
17世紀頃、アフリカからの奴隷、19世紀後半から移民が入り、
現在は移民2,3世など米国生まれが4割を占める。
移民の多くは米社会に溶け込んでいるものの、
2001年米国同時多発テロで米社会のイスラム教徒への偏見が
高まっている。
米国のモスクは2011年で、2000年比で7割増、2106箇所となったが、
モスク建設への反対も起きている。
<読売新聞を抜粋など>
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