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中央線快速電車ではるばると、「梅ちゃん先生」でTVに映ったロケ地を
経済学講演会を聴くために訪れた。
途中の沿線では、かつては家の上に密集していたTVなどの
アンテナがめっきり少なくなった様な気がする。
ポツポツとあるVHFアンテナとパラボラアンテナ、
携帯電話基地などが見えるくらいだ。
武蔵境から武蔵小金井にかけては昔見えた田畑にも住宅ができて
駅も立派になり吉祥寺までが都会だと思っていた老人には
驚きであった。
到着した駅は、昔は郊外然とした小さな駅であったが、
鉄筋コンクリートの巨大な駅に生まれ変わり、
雑踏の中をあるいているとインド・カレー店のインド人がチラシをくれた。
北側に昔有ったゴルフ練習場は取り壊されているし、
昔は広々としていた放射線道路の中心の駅の周りは
なんだかゴチャゴチャとした感じであった。
校門まで歩く途中で、昔、ハタキに追われた「銀杏書房」の前を通ったはずだが、
名前の違う大きな書店ができていたのに気付いたのみであった。
幹線道路の両側には桜並木が続いていたが、かなりの老木になっていた。
銀杏並木では銀杏の実を誰も拾わないようで、実が踏み潰されて
異様な臭いがした(小生が行く公園テニスコートは銀杏マニアが多く臭いは少ない)。
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呆け老人は、余裕を見て1時間早く現地に着き、
開場時間(開宴1時間前)の5分前であった。
キャンパスを少しだけ散策した。
2012.4.12付けブログで「梅ちゃん先生」を書いたことがあるキャンパスだ。
スマホでシャッターを押した。
図書館である。
<図書館・・小生の足元が危なっかしい写真>
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<図書館内・・以下はWeb画像から>
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講演が行われる講堂である。
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<講演会場内>
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脳幹梗塞の呆けの小生には講演内容を正確にはお伝えできない。
この大学では、明治維新後に各地に帝國大学が出来て
西洋の純粋な学問を輸入する国策がとられたが、
他方で、実際の社会の商業の仕組みに併せた実学を学問として習得する必要性
から私塾、講習所、商科大学として創設され、現在は社会科学の総合大学である。
理論はもとより必要であるが、考察対象が生きている社会現象に他ならないから
社会の発展段階につれて変化し、発展段階が異なる国際社会の交流でも変化し、
人間の欲望につれて変化するなど極めて多様な側面をもつ。
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講演の内容は、
大雑把にしか理解できないが、
社会科学の総合大学が果たしてきた意義とその将来であるように思う。
Back to the Future (X.X.X)・・・
1.東アジアなどという特別な地域でその社会的・経済的特性を十分に把握・理解した上で
経済活動を行える人材の輩出
2.東洋のアダムスミスと言われる福田徳三氏に続く経済学者達の系譜
それらの経済学者達とシュンペーター、ピグー達との関わり
3.規範的経済学の伝統・・理論経済学と経済政策論との対話
規範的経済学に哲学的基礎を確立し、社会的システム構築の実装を研究する役割
等ではなかったかと思う。
呆け頭には、二つのことが頭に残った。
1.日本の鉄鋼の大型合併時に議論された独占問題で、「独占と私的独占」を学者間でも
混同していた節があること。リカードのようにあまりに単純に社会問題を捉えて
誤った政策提言をすることを謹むべきであるが、それを恐れて何もしないのも問題である。
2.学者達は自分好みの主義主張に拘泥することなく、社会問題を「問題の所在」として
構造を予め分析し、羅列・明示し、そのパラメーターの変化により社会現象を分析し、
学生に社会ルールや現象などを自分自身で分析・評価する能力を付けさせることが
大事である。
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脳幹梗塞で呆けており、そもそも、理工系から社会科学系に転向した田舎者が
纏めた話だから本質とは異なっている。
・・・
2015.9.13日のブログで「ローマ帝國と地中海難民とEU」を書いたが、
本村俊一東大教授とお二人で都内で講演された、大月康弘経済学部長を
講堂内でお見かけした。
講演者は、1.江夏由樹、2.西澤保、3.鈴村興太郎の各名誉教授。
鈴村博士の足元は非常にしっかりしており、是非長生きをお願いしたい。
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