cloverleaf skys*



私はいつから忘れてただろう
光の色
遠くの電車や、鳥


この空は二度と巡ってこない
今だけの、無償で溢れる宝物
いつでもそうして、切ない気持ちで見上げたたくさんの色
移りゆく、一瞬の、光と雲

ねぇ、いつから私は忘れてただろう
素敵なところ見つめて、心に入れる気持ち
いつから、大事な人たちさえ灰色ばかりを見て
いつしか空さえ見上げなくなって
夕焼けの空すら、秋の雲すら、捜すならくすんだ陰をもつのに
何に怯えて
何に苛立って

思い出した途端、世界の色が変わったくらいにたいせつなこと

遠くの山と淡い雲
白む夜明け、霧のむこうの朝日
透明な水色
やわらかい紅

ねぇ、空がキレイ。

私が此処に居ること
此処まで、歩いてきたこと。





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