PR
北京というか、毎回「ああ、中国にやってきたナ~」と毎回、感じさせられるのが、「トイレ」。
まず、
・使用済みの紙を流してはいけない、
・トイレットペーパーは、あるとラッキーぐらいなレベル
・ドア問題あり
というのが、日本と大きく違う点。
まず、中国の排水管が細いので、紙を流すと詰まりやすいらしく、横のごみ箱に捨てることになります。
そして、トイレットペーパーも設置されていることは少なく、
基本、ティッシュを持ちあるくことになり、
けっこう、みんな一回分を何回か分ずつ、ポケットにしのばせていて、慣れてる感じです。
私は、練習会場でのトイレ用のために、
みんな分のトイレットペーパーを何巻きか、常に持ち歩かされており
(私は後輩なので)
リュックが常に、 トイレットペーパーでパンパン
になってました。
そして、ドア問題。
これが、また、なぜか、
・ドアのカギは壊れている
または、
・ドアのカギがすでにない(昔、あった形跡はある)
パターンが多く、
ドアが閉められない、という問題がありました。
そして、人は、だんだん順応していくようで、
私も、
まず、
・後輩と一緒に行って、後輩に前に立ってもらって、人が入ってこないよう見張ってもらう
↓
・ドアを押さえながら、用を足す
↓
・(手が届かない場合)足でドアをひっかけながら、
(かなりアクロバティックになり太ももが鍛えられます)用を足す
↓
・中に人がいることをアピールするように、咳払いをしたり、日本語で何かつぶやく
↓
・人が入ってこないように、 念じる
↓
↓
↓
・開けられても、 気にしない
という順で、順応?していきました。
特に、ラストの2つぐらいからの、順応のスパートぶりは早かったナ(遠い目...)
いろいろ、めんどくさくて、どうでもよくなるのよね。
(注:これが典型ではないと思う。あくまでも私のパターンです、念のため)
で、トイレの話をすると、よく日本人の友人に、
「中国人の人って、順番、平気で抜かすんでしょ?」と言われるのですが、
一回も抜かされたことなんてなかったよ!?
むしろ、一番驚いたのが、先輩たちと、街中のトイレに行ったとき。
けっこう、混んでいて、並んでいて、
「ああ、あと3人で私の番だ!」と思った時に、
ふいに、後ろから、ひょいーと番を抜かされ、トイレに入られたのですが、
それが、まさかの、後ろに並んでいた 私の先輩
!
私の後ろの同輩に、
「え!? 私、 今、普通に抜かされた
よね???」と言い合い、
しかも、私の前には、中国人の子供2人が並んでたのに、その子たちさえ、抜かしてた...
という、中国で唯一、順番を抜かされた経験が、日本人で、しかも自分の先輩だったという~。
後に、その先輩に聞くと、
「ごめん、ものすごく切羽詰まってて、順番抜かしした記憶さえないわ。
え?本当に私、抜かした?」とのことでした。
ちなみに、その先輩にはトイレットペーパーがらみで1つ、むちゃな命令をされたことがあります。
老師たちと、食事会の場で、出し物をすることになっていて、先輩が歌をうたうという。
(先輩、目立つのが好き)
ただ、それが日本の歌なので、
その歌詞が面白いため、それを中国語での翻訳があったほうがウケるんじゃないかと言いだし、
私と後輩に、
「 トイレットペーパーに、その歌詞の翻訳を書いて
、
先輩がうたっている歌詞に合わせて、その訳を字幕のように、
うたっている先輩の足元に、くるくると回して、老師たちが読めるように」しろ!と、
すごい、これまた アナログな
字幕システムを命令されたことが...
でも、結局、(イヤイヤながら)試したところ、
トイレットペーパーが破れることがわかり、やらずに済んだのですが、
そんな恐ろしいことを、よく思いつき、また後輩にやらせようとするよね~。
はじめ、ギャグかと思って笑ってすましていたが、
先輩が、トイレットペーパーとペンを持って、 夜中に私の部屋に
やってきて、
本気だったと知る...
ま、話は横にそれましたが、
こんな面白い先輩たちと、中国、そしてトイレのお話でした。
Calendar