season-poem






風荒れる 春の嵐に花吹雪

      心凍えてなごり雪


呼ぶ声も 風に消される春一番

      つぼみ膨らむ花ひと色


花開く 夢の舞台かサクラバナ

     短き命を魅せて演じて


薄桃の 色に儚き恋心

     乱れ舞にてカーテンコール


花びらの 薄きピンクの絨毯を

     踏みしめて見る明日への扉


ひととせの 四季の変化をかみ締めて

     次の開花を魅せよ桜木










あったか陽気に サクラ咲く

  昼はぽかぽか 夜はひんやり


咲く花 散る花 香る花

  サクラ並木に ぼんやりほんわか


花の下 去年の寂しさ独り花

  今年は綺麗に 咲かせましょ


花香り 夢魅せますはサクラバナ

  今宵酔いましょ 桃色吐息


散る花の はかなき姿と裏腹に

  舞を魅せるか潔き花


夢一夜 恋する心に乱れ舞う

  キミ色の日々 春の温もり


あなたへの 想いを超えて愛恋歌(アイレンカ)

  夢で涙の 哀憐華(アイレンカ)







************** summer ************************




独りになると想い歌

心浮き出す想い出に

愛も夢も花一夜


愛しさにわが身揺らめく梅雨空の

雫涙かホッとため息


忘れよと・・言い聞かせては泣き笑い

巡る季節の恋心


早朝の陽の光さえかすみ行く

オーラの色に負けぬ勇気を


陽射し浴び 閉じた瞼の熱き絵に

愛恋うように高揚の赤


夕焼けの 燃ゆる景色に黄昏て

空見上げるのか 地を見つめるか


夜空にも 星と月とが艶やかに

手を合わせては 無事祈る


苦も楽も 愛も悲恋も過ぎゆきて

心に刻むあなたとの時









          梅雨過ぎて 夏の盛りの星空に
                    祈るが先か 語るが先か


          夕焼けか 雲まで赤く染まり行く
                    夕日の色に 一羽の烏


          この暑さ 耐えられるかなひと夏を
                    乗り切り秋に 咲けよコスモス


          水遣りの 草木に空気と水受けて
                    七色の虹浮かびます


          種蒔いた 夢の葉芽生えて育ち行く
                    四つ葉の愛に幸せ乗せて


          夏の日の 一夜の想い出恋花火
                    一気に昇り美しく咲け


          夏心 燃える想いに身をゆだね
                    胸の鼓動に安らぎ眠る                 



night-funsui










梅雨短歌



梅雨空に パステルカラーの傘開け
    せめて明るく ココロ元気に・・


曇り空 寂しさいっぱい抱え込み
    今にも泣き出す わが身と同じ


雨あしが強くなるなる 傘も無く
    濡れてしまえ 流してしまえ


過去の夢 今の夢よりこれからの
    夢に種蒔き 育てましょ


夏近く ココロも軽く晴れの日の
    陽射しの如く 一筋の愛


流れ雲 届けてわたしの恋心
    ゆっくりでもいい大切な恋












************** fall ************************


空に見えるは秋の色 風に触れるは秋の音

女の装いあったか色に 髪に絡んだ木の葉にさえも

秋味感じて人恋し・・乙女の心センチメンタル




   晴れた秋の空高く

   心も体も軽くなる

   汗と無縁の素肌に触れる

   風も陽射しも優しくて


   秋が好き この季節には

   ほんのり感じる寂しさも

   ちょっぴり胸刺す切なさも

   センチメンタルはロマンチックな歌になる

   今宵も夢を語りましょう

   秋の夜長の独り歌

   真夜中過ぎの独り歌








【か・れ・葉】


枯葉散る  

散らす風向き北から南

赤や黄色の葉の色は

ほのかに香る真夜中の恋

葉を飛ばす、

秋の終わりの風強く

冬の足音向かい来る

寒気にも

郷の香りと優しさが

伝わる澄んだ瞳の奥で。










   秋深き 真夜中独りで涙する

           夜風でぬぐう 寒空の夢


   哀一夜 ありのままのわたしでも

           飾り笑顔じゃ寂しさつのる


   秋景色 深まる赤に魅せられて

           落ち葉踏みしめ 冬の音聴く


   ゆらゆらと 揺られて眠る恋列車

           夢で逢いましょ 温もりの旅









 【独り芝居】

鏡を覗くと知らない自分が居る

そこにはなりたい自分が映ってる

存在はどちらが本当なのかわからないけど

実感のある肉体より映された真逆の自分が

何だか好ましくて心が揺らぐ

鏡の向こうに物語を創って

幸せに浸る心地よい時間が癖になる

今に無い空間を楽しんで

静かに目を閉じる・・




秋宵短歌



朝に秋 水撒くこの身の髪に手に
    吹く風涼しく感じる季節

昼に秋 焼け付く暑さも短めに
    歩く姿も颯爽となり

夕に秋 部屋にこもる暑さ無く
    暗くなるのが早まり早まり

夜に秋 空を見上げて☆を呼ぶ
    キラキラ光るは火の☆といふ

満月に 心透かされ君の名を
    呼びて寂しき独り月夜

十五夜の 月の光に惑わされ
    今宵も君に愛の歌

秋月の 周りを取り巻く星空に
    時折涙の流れ星

秋感じ センチメンタルな夜も更けて
    眠りにつけるか午前2時







************** winter ************************



 【イレギュラーな心】


夜風に揺れて 酔い揺れて

思う方向に進めないイレギュラーな心

真夜中に 悔やんで濡れて想い人

あたたかな空気をさえぎるように

冬風が身体を冷やす

優しい気持ちが緩やかに冷めてゆく

余裕のない恋は空を泣かせ地をぬらす

不規則な鼓動が大きくなる

けれど飛びたい 反れても落ちても

萎えたハートに魅力なんて無いから

負けず 曲げず 生きて 活きて

あなたまで・・ あなたまで・・














寒い寒いって震えてりゃ

心の中まで寒くなる

ダメだダメだって否定してりゃ

自分自身をダメにする

疲れたなんてため息つけば

明日まで疲れが残るもの

寒けりゃ両手に力を入れて

ダメでも腐らず希望を持って

疲れは眠りで取り去って

明日は今日より元気になろう

哀しかったら泣いてもいい

存分に流してすっきりさせて

今日の自分を笑顔で許そう

明日は元気に・・

今日より元気に・・










立ち止まらなかったらそのまま過ぎていた場所

素通りしたら気づくことのなかったあなたの色々

聞かなかったら知りえなかったあなた自身のこと

頑張ってに力が無かったらわたしは只の訪問者のまま

言わなかったら前進のなかった『逢いたい』の一言

逢わなかったら見ることの出来なかったあなたの笑顔

勇気が無かったら触れられなかったあなたの優しさ

全てにお互いの引力があったのだと思いたいです

最初に感じたあなたの存在の力を信じたいです・・

あなたがそこに居てくれたことに感謝したいです

あなたを想うと何だかホッとして元気になれます








【矛盾なココロ】


捨てるものが多いのか、

捨てられないものが少ないのか 

凍える夜の向こうにあなたのぬくもりがある

冬になりそな風が吹く 冷たい風が身にしみる

ウラハラな心は恋のせい?

あなたを想うと風が吹く

冷たいのにあったかい あったかいはずが肌を刺す

恋って 女を狂わせる 恋って わたしを惑わせる

逢えるまでのトキメキは 別れるまでの寂しさに変わる

答えのない問いかけは・・今日はしないでおこう







【静かな幻】


真夜中は静寂の闇

静けさが寒さを連れてくる

その凍える中にひとつの灯りを

ほろ酔いで綴る恋のうた

ほんわか気分の視線の先に

あなたの姿がぼんやり見える

多分まぼろし・・けれど喜び

微熱のままベッドに沈む










【光の魔法】


   街はどこもクリスマスのイルミネーション

   浪漫チックを魅せる時 恋人たちの夢気分pink-heart-kabe

   愛の語りも心に響く 待ち姿綺麗に染まる

   ブルーライトでクールに決めて 魅せる夜

   ツリーライトの下で抱きしめてホットな夢

   午前零時の「愛してる」に孤独を脱ぎ捨て

   空気も心も二人で居るならあったまるから 









【空からの・・】


 冬の風よりも厳しく

 12月の雨より冷たく

 雪のようにはかなく

 この涙・・誰のため?

 あなたの全てに涙する

 心の中で涙する

 空からの雫に隠されて

 誰にも悟られないように

 密かに流そう 頬つたう前に

 空を見上げて風にさらす

 あなたに笑顔で居られるように

 空からの雫・・と、流す勇気







 【君の心】


長いようであっけない

それでもきっと実のある時間だった

自信の持てない僕の若さと

きっと大丈夫だという過信

僕は、僕の気持ちしか考えて無かった

僕は、勝手に君を大人に見ていたんだね

まだ十代の頃、君の優しさに甘えて

二十歳過ぎても君の我慢が当然だと思い・・

あれから20年・・僕は今頃になって

君の心に気づいた鈍感な男だ

あのイブの夜の・・君の心を

思い浮かべては懐かしむ。今君が・・

幸せであってほしいと願いながら

Merry Christmas











mariaA Happy New Year

あなたと過ごしたいひととき

新たな年に新たな夢を見たいなぁ

声も届かず文字も届かず

空を見上げてそっとつぶやく

愛は届いてるの?心は繋がってるの?

でもね・・アイタイなぁって気持ちが

ずっと消えないから涙は心で留まってるizumi-kabe



  だからきっと逢えた時にココロオドル

  初夢はあなたよ 今は夢で逢えればいい

  空を飛ぶ鳥のように 夢の時空の中を

  あなたまで・・あなたまで飛べますように








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